異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

奴隷5人の反乱計画

「では邪魔なやつを排除したところで早速やつとご対面と行こうか」


 ハチオは空間からヨクを出した。


「いって!一体なんなんだ進まないと思ったら急に・・・。ミンゴいつの間に!?」


「よう。全く、大人しく待っていろと言ったろうに」


 ヨクは急に出てきたミンゴに驚愕していた。そしてあたりを見回すと他にも周りに2、3人いてさらに驚愕していた。


「ミンゴが現れと思ったらなんだ。他にも人がなんなんだこれ・・・。」


「驚くのも仕方ない。しかし先ずは説明の前に・・・。イチ頼むよ」


「了解だよ」と言ってイチはヨクの前まで来た。


「今からこのイチがあることをするが驚くことはないぞ。これは必要なことはだからな。では行くぞ。もし驚いてしまっても死ぬんじゃないぞ」


 そう言ってイチは攻撃の構えを取り、ヨクに向けて攻撃した。正確に言えばヨクの装着されていた腕輪を攻撃し、破壊した。


「これで終わりだ。さて後はミンゴに説明してもらうことだな。説明は我のすることではないのでな」


 イチは後ろに下がり、ヨクは何がおきたかわからなかったのでイチの言っていることが頭に入っておらず少しの間ボーっとしていた。


「ハチオすまない空間を作ってくれないか?」


「了解〜。」と言いながらハチオは空間を作り、ミンゴはヨクを誘導した。


「ヨク!ここから出たければ俺たちに協力しろ!今の状況を説明してやるからこの空間に入れ」


 ヨクは「はっ」と言ってミンゴの後についていき空間に入った。空間にミンゴ、ヨクが入ると穴が閉じミンゴは説明を始めた。


「オークション開催まで時間がないから手短に説明するぞ。まずお前の腕輪だがこれを装備しろ」


 ミンゴは破壊されたヨクの抑制の腕輪に似た腕輪をヨクに渡した。


「なんだこれ?破壊したと思ったらまた装備するのかよ?」


「それはただのコピーで管理人とかを騙すためのものだよ。機能は完全についていないからね。では装備したら話を続けるぞ」


 ヨクは渡された腕輪を装備し、ミンゴは話を続けた。


「我々は今日のオークション開催前に反乱を起こし、この管理場を乗っ取ろうと考えている。それに協力して欲しいのだ」


「?別にここから出られるのなら参加はするがなぜ俺なんだ?」


「直感だよ。イチ以外は私はみんな直感のままにメンバーを選んだ。イチだけは特別だよ。奴は人の王たる器を持っている。なぜ奴隷になったのかもわからないがね。ところで説明も終わったところで君の能力見せてもらおうか」


 「わかった」と言ってヨクは能力を使う態勢に入った。
 「終わったよ」と言って、ミンゴはヨクの能力に驚いていた。


「やはり私の感はよく当たる。ヨク!なんでお前奴隷になんかなったんだよ。まぁ私は嬉しいけどさ」


「俺の能力は自分に弱いものに対してしか効かないんだよ。だから私がもっとつよくなればこの能力を使いこなせるやつになる」


「本当に最高だよ、お前の能力、コントロールは!」

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