異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

帝国に集まる戦力

柳が牢屋のあった部屋から出て次に向かったのはゼネラルの家だった。ゼネラルの家は帝国の城から出て、城下町の端っこにあった。帝国は城がある場所から下に下ると城下町が真ん中にあり東に行くと住宅街。そして西に行くとアワルディア帝国にしか存在しないお金持ちが楽しむような遊技が多くある場所だった。
 遊技のある場所には奴隷市場、奴隷を戦わせるコロシアムなどがあった。柳が目的地のゼネラルの家は城下町の端っこなのでそこへと向かった。
 ゼネラルの家の前に着くと、柳はドアの前でノックした。


「ゼネラル〜。いるか?俺だ柳だ」


 カチャっとドアを開けて柳が出てきた。


「来たのか。入れ」


 柳がゼネラルの家に入り柳がドアをカチャっとしめた。


「牢屋は危険だからな。城内はダーランマが至るところまで城の中を魔法で監視しているからな。言葉までは聞こえないとは思うけど素ぶりがあればすぐに罰せられるかもしれない。そういうわけでさっきの渡した紙の登場だよ」


 ゼネラルそう柳に言い、柳は牢屋のある部屋でもらった紙を出した。


「これのことか?全くいつ用意したんだか」


「決まっている。お前の呼び出しがあったからな。お前のことは俺も完全に帝国に心から仕えているとは思っていなかったからな。こういう話を持ちかけて来るのをずっと待ってたんだよ」


 ゼネラルも本当は心の底からアワルディア帝国には仕えていなかった。ゼネラルは牢屋に捕らえられているアガリッタの町の人たちをいつか救うことを考えていた。だが今の実力ではダーランマに逆らうこともできず、逆らえば殺されるかダーランマの思った通りに動く人形にされてしまう。だからつかえているふりをしていた。


「やっぱりチリンちゃんの別の部屋にいたあの大勢の人たちはゼネラルの大事な人たちだったのか」


「ああ。アワルディア帝国が治めていた近くにある小さな町でアガリッタの町ってところがあるんだがそこの町民たちだよ」


 ゼネラルは牢屋に捕らえられている人を柳に説明した。


「お前の提案にのってもいいぞ。この前捕らえらた女を救出してガイアラン皇国に届けたいんだろ」


「ああ。頼む手伝ってくれ。俺1人じゃチリンちゃんは助けられない。テムルナのやつも誘いたいんだがどこにいるか知らないかゼネラル?」


 柳はテムルナのことをゼネラルに聞くと、ゼネラルは申し訳なさそうに


「すまない。テムルナのやつはアワリオの実験台にされている。だからあいつを誘うのは無理だ」


「ならばしょうがないか、、、。やつの望みだったものな強くなるのは。まぁなぜ実験と言われているかは知らないが。そしてなぜお前が謝るんだよ」


 ゼネラルはあまり言いたくはなかったが


「やつをアワリオのもとへと連れて行ったのは俺だ。あいつを止めようと説得したが止められなかった。だからすまない」


「お前は謝る必要はないさ。やつが望んだ事だ。実験されるにしろ何かされるにしろあいつもきっとわかっていたさ。じゃあこの作戦は俺とゼネラルの2人でやるしかなさそうだな」


 ゼネラルは「そうだな」と言い、2人は救出するための作戦を練ることにした。






 一方その頃、帝国に向かっていた切り裂き魔たちが帝国に到着しようとしていた。


「やっと帝国につきそうだな。ドント、リーダーもうちょっとで帝国に着くよ!」


 ベルナは2人に言った。

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