異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

切り裂き魔VSダーラス

今切り裂きま魔とダーラスの戦いが始まろうとしていた。


「光よ雨となって降り注げ‼︎シャイニングレイン‼︎」


 ダーラスが詠唱すると切り裂き魔の真上から光の雨が降り注いだ。


「コンナコウゲキデワタシヲタオセルトデモオモッタカ?」


切り裂き魔は後ろにバックステップし、その時に小さなナイフを投げてきた。それをダーラスは持っていた杖でガードした。


「そんな簡単にあなたを倒せると思ってないわよ〜。それに楽しませてもらわなきゃこちらが困るわ」


 ダーラスが楽しもうとしている時、チリンは後ろでまだ糸をほどいていた。


「秋月まだかかるのかしら?」


ダーラスは戦闘中はチリンにまで手が回らないので早くして欲しかったのだがチリンは


「すみません。全然ほどけません‼︎」


 何故か強めにチリンが言った。


「全く。守りながらってのは少しキツイんだからできれば早くしなさい。私格闘戦は苦手なのよ」


 ダーラスはチリンに言って早く済まして欲しいと思っていたが、チリンはなかなかほどけないでいた。


「ムダダ。ワタシガイチドツケタイトハモヤスカワタシガキヲウシナウカクライデシカホドケナイヨ」


 切り裂き魔は親切に教えてくれた。ダーラスは少し舐められているのかなと感じた。


「あなた私のこと舐めているのかしら?今可愛がってあげるから待ちなさい‼︎」


 ダーラスは次の呪文の詠唱を始めた。


「ソンナバンバンマホウヲウタセルトデモワタシガオモッテイルノカ?ソチラノホウガワタシヲナメテイルダロウ」


 切り裂き魔はダーラスに腰に装備していたナイフをダーラスに投げた。ダーラスは避けるために一度詠唱を中断した。


「まぁ普通はそうよね。上級呪文は使えないわね。高速詠唱ができれば楽な話なのだけれど。贅沢は言っていられないわね。地味に痛めつけて倒してあげる」


 ダーラスは簡単な詠唱を始めた。さっきとは違い魔法を詠唱している雰囲気が少し違っていた。


「ウタセルワケナイトイッテルダロ‼︎」


 また切り裂き魔がナイフを投げようとした時、ダーラスの魔法は発動していた。


「炎よ我が前に現れ盾となれファイヤーウォール‼︎」


 ダーラスの前に炎の盾が現れた。切り裂き魔が投げたナイフは炎の盾の前で止まった。


「コザカシイマネヲシオッテコレナラドウダ‼︎」


 切り裂き魔は腰からまたナイフを出し10本くらいダーラスに向けて時間差で投げた。


「無駄よ。この盾はそんな簡単に消えたりしないわ」


 ダーラスの言った通り、切り裂き魔の投げたナイフは全て盾の前で落ちた。


「ナラバジカニセメル‼︎」


 そう言って切り裂き魔はダーラスの前まで高速で移動し、手にナイフを持ってダーラスに向けた。


「コノキンキョリナラバヨケラレマイ‼︎」


 切り裂き魔がナイフを刺そうとした瞬間ダーラスはニヤリと笑い


「私がこんなことよめないとでも思った?バカね対策くらいあるわよ!」


 ダーラスは杖を出すと、杖の上部分が外れ刃物が出てきた。切り裂き魔はそれをかわすことはできなかったが、何とか致命傷に入れないように避けて、ナイフを握っていた腕に刃物が刺さった。そして刺さった腕から杖の刃物を逆の腕で折り、後退した


「この体勢でうまく致命傷を避けるとはあなたやるわね。犯りがいがあるわ〜」


ダーラスは久々に楽しくやれて興奮していた。切り裂き魔の方は腕をやられたので次の対策を考えていた。


「ウデヤラレタ。ダカラコンカイミノガス。サラバ」


 切り裂き魔は撤退することにした。



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