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冒険者が女主人公でも良いじゃない。

十徒

初めてのロイとの仕事

朝起きると左腕に感じる髪の感覚。
寝ぼけた感覚でもなんとなく私のじゃないとわかる。
ゆっくりと体を起こそうとすると左腕に抵抗を感じる。
左腕に目をやると私の服をつかむロイの右手があった。
目まぐるしく過ぎた昨日はどこか夢のように思えて、
ロイを見て改めて現実だと実感する。
そうしてるうちに寝ぼけた頭も覚醒してきた。
とりあえずロイもいるし朝食を作ろうと、
まだ寝ているロイの頭をそっと枕に置き、
朝食を作りにキッチンに行く。
適当にあるものでトーストとベーコンエッグを作る。

ロイがキッチンの音で起きたのか朝食を作り終えたくらいに、
ベッドの方から物音がする。
キッチンからベッドの様子を除くと、
ロイが不器用に体を起こそうとしていた。
朝食をテーブルの上に並べてから、
ベッドの側に寄りロイに話しかける。
「おはよう、ロイ。昨日は色々あったけど、
よく眠れた?」
私の問いに小さくうなずくロイ。
「それならよかった。朝ごはんできてるよ。
飲み物牛乳とコーヒーとココアならどれがいい?」
「ココアがいいです」
とロイは小さく答えた。
私みたいに朝は弱いのか、どことなく浮かないように見える。
そんなロイを抱えて朝食のある昨日と同じ席に移す。
「それじゃたべよっか。いただきます」
「いただきます」

当然と言えば当然だが、なんとなくギクシャクする。
怯えというか遠慮というか、そういう感情を抱かれている気がする。
もちろん私も気を張っている面もあって少し疲れはある。
しかし、ロイからはそれとは違う何かがあるような気がする。






とんでもなく投稿間隔空きました、期待していただいてる方がいたらすみません。
前回の描写で「顔を赤くして」みたいな描写があったけど、その後にランタンに火着けてるから、顔赤いの見えないじゃん、と我ながら今更だけど思った。
(訳:校閲が欲しいです)

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