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冒険者が女主人公でも良いじゃない。

十徒

初めてのロイとの食事

「どれも中途半端な量だったから混ぜちゃった。
あんまり見た目は良くないけど味はそれなりのはず」
そういいながらテーブルに出来上がったチャーハンと、二人分の取り皿を置く。
するとロイは自分の体を細い片腕で座っていたベッドから降ろした。
いや、結果を言えばベッドから落ちたが正しい。
慌ててロイに駆け寄り抱える。
「一人で降りちゃ危ないよ。怪我してない?大丈夫?」
目を丸くしてからうなずくロイ。
「大丈夫なら良かった。移動は私に任せてくれればいいから」
今度はどこか申し訳なさそうにうなずくロイ。
「そんなに気使わなくてもそれくらいなんでもないから大丈夫だよ、気にしないで」
そういうとおなかの鳴る音が部屋に響いた。
同時に、ロイの顔が赤く染まった。
「ハハハッ、今日一日何も食べてないものね。早くご飯にしようか」
そう言って私はロイを前から抱え、
いつも使っている背もたれのある椅子にロイを乗せる。
ベッドの側から丸椅子を取り出し私も腰かける。
それからテーブルに持ってきてあるチャーハンを取り皿に取り分ける。
私が取り分ける様子をロイは興味津々に、今にも食べだしそうな目で見ていた。
それに気づき軽く笑みを向けると、少し顔を下げてしまった。
二人分を取り分け終え食べ始める。
「それじゃ食べようか、いただきまーす」
「い、いただきます」
さっきお腹が鳴ったのがよほど恥ずかしかったのか、
遠慮するかのように一口目を食べる。
しかし遠慮したような食べ方はその一口目だけだった。
ロイの華奢な体からは考えられないほどのスピードで、
チャーハンが飲み込まれていく。
あっという間に盛った分のチャーハンを食べてしまい、
物足りなそうな顔をしている。
「もっと食べる?」
ロイは大きく頷く。
これだけ美味しそうに食べてもらえると、照れが軽く顔に出そうだ。
そんなことを考えながらロイの皿にチャーハンを盛り終える。
流石に一杯目程の勢いはなかった。






どこまで細かく書くか悩んでたあげく
投稿頻度が犠牲になるっていう(本当ごめんなさい)

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