碧き舞い花Ⅱ

御島いる

筆師の後書き

 物語として、神話として、彼女の存在は後世に紡がれていく。



 これは後書きだ。



 ははっ、ユフォン・ホイコントロだ。

 思えば本編が少しばかり進んでから、前書きを記したのがこの『碧き舞い花Ⅱ』だ。まさか後書きまで、本編の途中に記してしまことになるとはね。

 またしても、中書きではないかというお叱りは甘んじて受けるつもりだ。





 さて、セラが三権をその身に宿した。

 それですべて解決。だからあとがきだ。

 そうなるはずだ。確信している。





 ただ前述のとおり、本編の途中でこのあとがきを記している。つまりは、そう簡単にはいっていないということ。現段階では、終わっていないのだ。

 いまこれを書いている僕は、気が動転しそうなほどの衝撃を受けたあとだ。

 落ち着いて、それから、書いている。





 時軸に戻ったセラと僕を待ち受けていたもの……。

 そこから物語を再開しようと思う。





                          『舞い花と共に歩みし筆師 ユフォン・ホイコントロ』

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