僕は理不尽女神によって異世界というところへ無理やり転送され困ってます。

ノベルバユーザー299298

理不尽ってこういうことだと思う。
     
つい先ほど適当女神によって僕は知らないところへ置き去りにされてしまった………


<転送される前>
休日の日、僕、綴夜佐紀(つづらやさき)はいつものようにリビングで課題もせずだらけていた


[がっしゃぁぁぁぁぁん]

突然どこかの窓ガラスが割れた。

その現場へ二階へ行くとそこには女の人が倒れていた。
「あの………大丈夫ですか?」
声をかけてもピクリとも動かない……もしかして死んじゃった?
とそのとき目が見開いてその人は立ち上がった

「よっこらしょ……いてて」
まるで老人のように声をあげながら立ち上がると僕の方にその人は目を向けた。僕はそのとたん
「ど………泥棒!」
近くからほうきをもってきてその人を追っ払おうとした。
「ちょ!き、きみ待った待った!私は泥棒なんかじゃ!」
その女の人は慌てていたのか足を滑らせた、だが不思議なことが起こったその女の人は空中に浮いている
「へ?」
「ったくぅ、私がもし女神じゃなかったらしたに落ちて死んでてきみ犯罪者になるところだったよ?」

は?今この女の人なんて?

「今、何て言った?」
「ん?女神だけど?それがどうかした?」
きょとんとする女神、ちゃんと細かく説明しろや
「それがどうかした?じゃないですよ!なんで女神なんてここにいるんですか!」
「仕方ないじゃない、神様から振り下ろされて落ちたのここだもん」
ムッっとなり女神さんはいった。
しかたないってなんだよ………
「神様から振り下ろされた?なにいってんスか?」
「細かいことはいいの、それより君、『異世界』いってみない?」

この女神、たぶん人間の顔立ちしてるけど耳がない特殊な生物なんだな…

「異世界?」
「うん、ライトノベルとかゲームとかで見たことや聞いたことはあるでしょ?」

「いや、両親どっちも先生なんでライトノベルやゲームとかかってもらったことないんでわかんないですね、はい」

「……………まじ?」
「まじ」

すこし黙る女神

「ま、まぁ、世の中にはいろんな悩みがある人間は多いわよね…あはは…まさかライトノベルやゲームを持ってない人間がいるなんて、なによあのじじぃは『最近の若いもんの流行りはゲームじゃ!若いもんは皆親におねだりして買って貰っておる』なんていって、嘘じゃない」
すこし小さな声で愚痴を言う女神さん、
「あの、全部こっちに聞こえてますけど」
「あらやだ私ったら!っで、異世界ってのはね」
といい机においてあった辞書で調べ始めた。
「えっと、日本語読めない……よ、要するに地球とは違う世界のことよ!ほら、ええっと………説明めんどくさいからいってちょうだい!」
突然女神さんは俺に謎のビームを撃ち僕を『異世界』というところへ送った。

以上、回想終わり

さて、これからどうしたもんか、
異世界っていっても見たことや聞いたことないからどう活動したらいいんだ。
そう考えてると
「よう、そこの若いの!ここではあまり見ない顔だな?もしかして新入りか?新入りならギルドで祝ってやるよ」
後ろからドスの聞いた声が聞こえた。
ふりかえるとそこには長身のおっさんがいた。
「祝い?」
「そうさ、ここに始めてきた冒険者や若僧はギルドへいって『新しい仲間』として歓迎会が開かれる。たまに連日行われることがあるがな、俺の名はジンマ、ジンマでいい、オメーさんは?」
ジンマさんは俺の前を歩きギルドまでつれていってくれた。
「僕の名前はサキと言います。えっと冒険者ってなんです?」
「ん?サキは冒険者知らねーのか?よほど田舎にすんでたんだな、冒険者というのはな、最初はよわっちいけどいろんな経験をして強くなる職業なんだよ、まぁ、無限の可能性をもった職業だな、ちなみに俺は冒険者じゃなくて魔法格闘だ、魔法を拳に使いそのままモンスターに物理でダメージを与える職業だ、それを選んだ俺の同期はその使い方を間違いモンスターに丸飲みされた、さぁついたぞ!ここがギルドだ」
ジンマはギルドの扉を開けた。

すげーここがギルドか!
「サキ、すげーだろ?ここのギルドは、俺も最初にきたとき驚いたよ」
通常のギルドの内装はよくわかんないが、ここは高級ホテルのバイキングが食べられるところみたいな広さがあるギルドだった。
「やっば、ここがかの有名なギルドってところか!」
「あんまりうろつくなよ、サキ、こっちに来てみろ」
僕はジンマのあとをついていくと職業受付に着いた。
「ほらサキ、まずは職業を診断してもらって簡単なクエストへいってこい」
ジンマは僕に生徒手帳らしきものを渡した。
「これは?」
「ギルドカード、そのカードで自分が今どのくらいのレベルかとか覚えたい技などが書いてある、まだサキは診断してないからどんな職業になるかはわからないけどな」
ギルドカードか、てことは証明写真もとらなきゃいけないのかな?
「では指で自分の名前を上の欄に書いてください」
丁寧に教えてくれるスタッフ、僕は指で『ツヅラヤ サキ』と書いた。
「ツヅラヤサキさんですね?ではこの隣にある機械に入ってください」
隣を見るとすごくでかい箱の機械があった。
僕は恐る恐るその機械にはいるとスタッフは思い切り閉めた
「では目を閉じてくださいね、30秒で職業が決まりますから」
指示通り僕は目を閉じた。

30秒後、
「あなたはステータスが標準なので冒険者ですね」
職業は冒険者に決まった。
小さな剣に小さな盾、これが今日からお世話になるかもしれない武器だった。
「サキは冒険者か、いろんな可能性が予想できる職業だな」
椅子に座りお酒らしきものを豪快に飲むジンマ
「ここにきて日が浅いし相手がいないんだろ?パーティーメンバー募集の張り紙出してきな、パーティーメンバーが一人来るまで俺といっしょにクエストへいこうぜ」
とジンマはいいその日の夜、ジンマは僕のためにパーティーメンバー募集の張り紙を張ってくれた。
「ありがとね、ジンマ、俺、よくわかんないけど強い冒険者になるね」

ジンマにいろいろ訪ねたいことがあったけど今日は忙しかったのでギルドで休んだ。

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