職業なしが世界最強

大狼さん

第8話、第一の街<スーラン>

「よし準備ができたな、出発する前に、もう一度確認するがこれから俺達はこの先の街に向けて出発する。それからこれから先、俺の眷属で生活での注意事項があるが先ずは出来るだけ争いごとはしたくないが相手の方から仕掛けてきた場合は仕方なくだが
相手を鎮圧をする事。しかし、それが難しい場合は手荒でもいいが殺すな、もう二つ目だが自己犠牲はするな、これは俺も当てはまるが自分の命を大切にしろ、命を粗末にするやつは許さないからな、以上だ何か質問はあるか?」
「はいはーい、カナトは恋人はいるんですか?」
「いや、恋人は・・・おい、待て何でここにユキナがいるんだ?」
(いつの間にかユキナが参加していたようだそれに関係ないことを質問をしているし、なにをやっているんだか)
「えー、だって楽しそうなことしてるからじゃん、だからここにいるんだよ。それで恋人はいるの?」
「だからその質問は関係ないだろ!!」
「えっと、私も気になります!!」
「そのー、私も少しだけ」
「お前ら」
「早く聞かせてよ~」
「「私も聞きたいです!!」」
「・・・【ファイアーバインド】」
「「「えっ」」」
「お前らは少し自己主張が激しいな、そうだなぁ少し教育お仕置きが必要だなまずは手始めに・・・あっ、そのバインド俺の魔力で覆っているから熱くないから安心してくれ」
「あのー、そうゆう問題じゃ。待って、カナトなんで私に近づいてくるの?待ってお願いこっちに来ないで!!お願いします、助けてください!!だ、誰かたすk・・・ア”ッ----」ファイアボール



「これでユキナの教育お仕置きは終わりだ、次はステラとルーナだけど、君達はもうわかったよな?俺の足元に転がっているドMの変体みたいになりたくないなら・・・わ・かっ・て・い・る・な」
「「は、はい!!」」
「それと、恋人はいないから」
「アハハ、カナトってつんでr」ドグシャ
「アー、アシガスベチャッタ、ナニカフンダカモシレナイケド、キミタチハナニモミテイナイ・・・イイネ」
「「アッ、ハイワカリマシタ」」
「ならいい、それからもうすぐこの森から出発するから最後の準備をしておけよ。後、水浴びもしておけよ街に行くからには少しでもきれいにしておきたいからな」
「「は、はい、わかりました」」
「いやー、もうここからこの森から出て行くのか、長ったような短ったような」
「チッマダイキテイタカ・・・そうだな、それで本当は何しにここに来たんだ?」
「ア、アハハ、カナトには何でもお見通しか、それはだねぇ・・・」ゴソゴソ
ユキナは袋の中を漁っていると袋から服やらアクセサリー?などを取り出した
「はい、これ。ここの森から出る前にこの服を渡しておこうかなって思ってね。あっちについたら君達のかっこじゃ不審がられるからね。まずはこのワンピースはステラちゃんに・・・後これはルーナちゃん・・それとこの首輪はジルに・・えーと、後は・・・」



「はー、これで全部か?この量【アイテムボックス】に入るか?」
《問題ないです》
(ユキナが持って来た物の中にはとても大きな物があるに入るのか、大分俺のスキル壊れてきたなここに来た時ならこんなに入らな方だろうに)
「てかこんなにいいのか?何かすごそうな物がありそうだけど・・」
「いいのいいの、こんなにたくさんあっても困るだけだし、それに私こんなに使えないからさ、君達に使って欲しいなあ、って思ってね。だからここまで用意したんだからちゃんと受け取ってもらわないと困るよ」
【鑑定:神】を使って調べてみるとユキナが持ってきたもの中には伝説級のものがあることが分かった。しかし、中にはいかにも呪われていそうなものがあったりするのだが・・なるほど
「お前、ただ押し付けたかっただけじゃないのか?その証拠に、呪われているものがあるじゃないか、仮に押し付けじゃないのだったらこんなの入れなんじゃないか?」
「い、いやもしかしたら呪われているって言っても弱い呪いかもしれないし、間違えて入れちゃったやつかもしれないじゃん。だからわざととは言い切れないんじゃないかなー、と私として思うのですけど」ガクガク
「ふーん、なら試しにこの見るからに呪われていそうなこの剣の試し斬りさせてもらおうかな、えっと名前が[ペインズナイフ]って言うらしいね」
「いや、ちょっと待ってください!!お願いします、だ、誰か助けて!!待ってそれを私に近づけないで、ア”-----ッ」




「はー、ひどい目にあった。ひどいよこんなか弱い女の子に呪いの武器の試し斬りにするなんて、私じゃなかったら死んでたよ」
「つくずく思うんだがタフだよな、蛇のときとかあれだけ魔法を打ったのになぜか死ななかったんだよな」
「ふふん、そうでしょう。私こと見直した?魔法耐性は高いから魔法なんて効かないんだから」
「・・・・・・・【ファイアーボール】」
「待って待って!!今の状態は無理だから。今の状態だと死んじゃうから!!」
「はー、まあお前のことだから命にかかわる呪いの武器とかはないだろうけど」
「」ドキッ
「それに、あったとしてもわかるけどな」
「」ドキッドキッ
「・・・・・・・・・あるんだな」
「・・・はい」
「その武器出しとけよ」
「・・・・・・・はい」
そしてなにごともなく?準備も終わり、ユキナからのプレゼント?をステラ達に渡し着替えさせたもちろん自分も着替えた。ユキナから貰った何かの皮の服と柔らかいが衝撃を加えると強固になる金属で出来た軽装備の鎧に着替え終えるとてみるとかなり動きやすかった、因みにここに来る前の学校の制服はアイテムボックスの中に入っている、もしかしたら使う機会があるのかもしれないから一応とっておこうと思ったからだ。しばらく動きの確認をしているとステラたちが戻って来た。
どうやら俺と同じ装備みたいだったが祐逸ゆういつ違うとすれば下の方がスカートなところだった。
「お帰り、確かこう言うときは「似合っている」って言ったらいいんだったけか?」
「カナトさん、そういう事言わなければよかったのに・・・」
「女心を解ってない」
「・・・すまない」



(・・・何故だろう全体像が気になる。いや、別にナルシストではないが、この装備を着ている自分が気になる。多分男のロマンって奴だろうが・・・見てみるか?いや、しかし見るにしてもどうやって見るかだが)
《ステータスにステラ、もしくはルーナの視点から映ったマスターを映し出すことが可能です》
「・・・お願いします」
しばらく待っているとステータスを見るような物が浮き上がり人影が映し出されだんだん鮮明になってくるとそこにはとても自分とは思えないような男が映し出された。
「はっ?」
(いやまて!!こんなイケメン知らないぞ!!こんなの俺じゃない!!)
《・・・》
しかし、いくら否定しようとも画面に映っている彼は自分と同じ行動しているため信じるしかなかった。
(何でこんなことに・・・いや、イケメンはいいことなんだろうけど今までこんなこと無かったからどうすれば・・・割り切るしかないか。クソ、多分一度転生したから容姿が変わったんだろうけどなんだよこれ赤目に白い髪が一房、完全に中二病じゃないか!!)
「はー」
「あのー、カナトさんどうしたんですか?大きなため息吐いて何か悩み事でもあるんですか?」
「ルーナか。いや、この先の人生に絶望していただけだ」トオイメ
「?そう言えばもう準備できましたけど行くんですよね」
「そうだけど何かあったか?」
「いえ、ユキナさんが準備が出来たら来て、と言ってましたけど」
「分かった行ってくる」



「それで、ユキナが呼んだ理由は何となく分かるけど、どうした?」
「あーきたきた。ここに呼んだ理由はさっきカナトが言った通りに呪い装備はかたずけたから安心して持って行っていいよ、ってこと。本当は持って行ってほしかったけどカナトが言うんだからしょうがないけどね」
「・・・何でそこまで持って行って欲しいんだ」
「うーん、そうだなぁ。もうそろそろしまうところがなくなるっていうのも理由だけど、カナトが有効な使い方をしてくれないかなって思ったり。もしかしたら持っていく過程で呪いが解けたりしないかなって言うのが大半だったりするんだよね」
「はー、お前狡猾だから何が本心かわからなくなってきた」
「ふふん、私には誉め言葉ですよ」
「わかったよ、呪いの装備持って行ってやるよ」
「ほんとですか!!」
「そのかわり持っていくのは五つまでもっていってやる。それとあいつらの命がかかわるようなものはやめてくれ」
「うん、わかったよ持って行ってくれるだけうれしいよ」
「貸しひとつだからな」
「はいはいわかりましたよっと」



「おーい、ユキナの準備が出来たから集まれ!!」
「「はーい」」
「わふ」
「皆、準備できたみたいだね。それじゃあ転移をさせたいところなんだけど、その前にお守りを付けてね」
そう言って手渡されたのは鈍色の腕輪だった
「この腕輪は武器にもなるし攻撃も防いでくれるからずっとつけているといいかもしれないからね」
「それじゃあ皆が腕輪を付けたことだし転移を始めるよ、この円の中に入って」
円の中に入ると少しめまいがした
「それじゃあまたね。【転移】」
まばゆい光の中に飲み込まれ、光が収まると草原に立っていた。
「あれ、お姉ちゃんここはどこ?」
「うーん、私に聞かれても…」
ステラが助けを求める目線を向けてきた
《マスター、周辺のスキャンが終わりました。目的地の街は500メートル先です》
「そうだな、この先の500メートル先に目的地の街があるみたいだ」
「本当ですね、微かにそのようなものが見えます。…それと魔物がこちらに近づいていますがどうしますか?」
「ここはやっぱり倒してみようかな、ここら辺の魔物の強さが知りたいし。それにお金もいるだろうし」
「森の魔物の素材は出さないんですか?かなり高く売れそうですけど」
「いや、いきなりそんな強い?魔物の素材出されたらきっと問題になるだろ、だから追々素材を出していこうと思う」
「確かにそうですね。…話をしていたら来ましたね」
「そうだなとりあえず名前だけでも【鑑定:神】」



種族 ホーンラビット

レベル 2

HP/13/13
POW/12
DEF/9
MP/0/0
______________________
スキル
突進Ⅰ  
_____________________________________



「弱いな」
「そうですか?この子達強そうに見えますけど…」
「ホーンラビットって美味しいですよ?」
「…ルーナ腹減ったのか?」
「…はい、おなかすきました」
「じゃあさっさと倒して街に行って飯にしよう」
「「はい!!」」




「やっと門のところについたな、しかしながら壁が大きいな」
目的地の街は高い壁に囲まれていてまるで巨人が出てくる某漫画の壁のようだった
「そうですね確かに大きいですね、どのくらいの高さなのでしょう」
「おなかすきました」
「分かったから、入ったら飯にしよう」
門に入ろうとしたら門の前にいた衛兵のおじさんに止められてしまった
「そこの兄ちゃん、街に入るなら身分証か通行料がないと入れないぞ」
「そうですか。今、身分証がないので通行料を払って入る方でお願いします」
「?今の時代では珍しいな大体の奴は持っているが、もしかして田舎の方から来たのか?」
「それは…」
《ここは話の流れに任せる方が自然な流れになるので流れに任せる事を提案します》
(確かに自然な流れの方で怪しまれない方がだろうな…分かったそれで行こうか)
「確かに田舎の方でしたね、何もなくて一発都会の方でお金を稼いで親に楽をさせようと…」
「そうか、お前も大変だったんだな。それで後ろの嬢ちゃん達とはどうゆう関係だい?」
「そうですね、やっぱり兄妹のような関係ですね。まあ、兄妹って言っても本当の兄妹ってわけじゃなくて一緒に育ったってくらいですけどね」
「なるほどな…ボソッ(やっぱり何かあったりするのか?」
「どうゆう事です?」
「いやー、あるだろ?ほら、なんていうか『男女』の関係、とかさ」
「い、いやーそんなことありませんよただの兄妹みいたいな関係だけですって」
「そうか、まあ何か進歩したら教えてくれ、酒ぐらいおごってやるよ」
「あはは、分かりました何かあったら教えますよ」
「その時はよろしく頼むよ。後、俺の名前はガザンだ」
「カナトです」
「珍しい名前だな、けどいい名前だな」
「ありがとうございます」
衛兵のガザンに通行料の銀貨一枚を渡し門の中に入ると街は冒険者や商人などでかなり賑わっていたそれに出店から美味しい匂いがいろいろなところから漂ってきた
「まずは飯食ってからギルドに行こうか」
「そうですね、一々通行料を払うのはもったいないですからね、いいと思いますよ」
「私もいいと思うよ、お姉ちゃんの言う通りお金もったいないし」
「そうか、ありがとうステラ、ル-ナ。それじゃあ飯にするか」
昼飯を食べるため適当に屋台がある方でぶらついているとある屋台からおいしそうな匂いがしてきた。においの元をたどってみるとお兄さんが肉を焼いてる屋台だった。
「なあ、あそこの屋台の肉食べてみないか?」
「そうですね、いいと思いますよ。美味しい匂いがしますし食べてみたいです」
「私もいいよ、お腹減ってるからもう何でもいい」
「分かった、買ってくるから少し待っててな」
「その肉の串6本くれないか」
「おう‼もうすぐ焼けるから少し待ってくれ……ほら肉串6本お代は銅貨6枚だ」
【アイテムボックス】から銅貨を6枚取り出し肉串を交換して貰った
「毎度どうも、また食いに来てくれよな」
肉串を持って二人が待っている場所に戻ろうとすると少女が男三人に囲まれていた
「や、やめてください!!は、離してください!!」
「おいおいそんなこと言うなよ姉ちゃん、これから楽しいことしようぜ」
「そうだよ、気分下がること言うなよ、お互い気持ちよくなるためだからさ」
「てか男三人にかなうはずないだろ」
「それもそうだな!」
「「「ギャハハハハハ」」」
「だ、誰か、助けてください」
(どうやら暴行されそうになってるな、女の子がかわいそうだから助けるか)
「お前ら、そろそろやめないてくれないかな、そこの女の子が怯えているからさ。」
「あ?誰だテメェ?このC級の冒険者グラン様に歯向かってること解っているんだよな。もし、ここで有り金全部渡したら許してやるが、もし断ったらでもしたらタダじゃ置かねぇからな」
「いや、そんなのまだここに来たばかりでわかるわけないじゃん」
「テメェぶっ殺す!!」
グランはいきなり剣を抜くとカナトに襲い掛かって来た、しかしグランが振り抜いた剣はポッキリと折れてしまった。
「「「は?」」」
「剣、折れちゃったね。それとも武器を持ってなくても襲ってくる?」
「チッ、覚えてろよ」
剣が折れて戦意を喪失したグランは捨て台詞を吐きさっさと逃げてしまった。
「あ、あの、助けてくれてありがとうございます!!このご恩は必ず返します」
そう言うと助けた女の子はかけて行ってしまった。
「名前とか聞かなくても俺ってわかるのかな?まあ、異世界だからそんな技術もあるかもしれいな」
その後は何事もなく2人のところに戻っていった








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