職業なしが世界最強

大狼さん

第3話、死闘

「それでは、皆様今日はお休みになさってください。部屋の準備は、出来ているのでメイドについて行ってください。明日から訓練が始まるので、早くお休みになると良いでしょう。訓練の詳細はメイドに聞いてください。」
王女に言われた通りに従って、部屋でくつろいでいるとドアからノックが聞こえた
「奏斗、いる?」
「いるけど、どうしたの?」
「青葉だけど、話がしたいんだけど、今大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。今開けるね」
ドアを開けると青葉さんと春明くんがいた。
「うわ、春明くんもいたんだね」
「悪いな、俺も話があるんだよ」
「そっか、いいよはいって」
「それで、話って何?」
「話なんだけど。この国なんか怖いだよね。なんか胸騒ぎがするっていうか、モヤモヤするの」
「青葉もか、俺も変な感じがするんだよな、なんかきな臭いだよなぁ」
「僕も、思うよ。王女の顔が歪んだ気がするんだ」
「お前もか、俺も思ったんだがこっちの方はよく見えなっかたからな」
少しこの世界のことを話し、終わりにしようすると。
「なあ、この国どう思う?俺は黒っぽいけどな」
「僕もかな、初日だからまだわからないけど、怪しいとは思うよ」
「私は、まだわからないけど、怪しいんじゃないかな」
「そっか、じゃあなんかわかったら、また集まって話をしょう」
「わかった」
「じゃ、また明日な」
「奏斗くん、また明日ね」
「青葉さん、春明くん、また明日ね」
こうして今日が終わった




次の日の朝

窓からの朝日で目を覚ました。
「そっか、異世界に来ちゃったんだった」
異世界に来たことを実感して身体を起こす。
(昨日のステータスの文字化けなんだったんだろう、二回目見たとき無かったし、本当になんだったんだろう)
と考えて訓練の集合場所の中庭に向かって行った
クラスの皆が中庭に集まると銀色の鎧を着た男の人と高級そうなローブを着た女の人がきた
「これから君たちを訓練の近接攻撃を担当をする聖国騎士団長カインだ。これからよろしく頼む」
「魔法、錬金術の担当、聖国騎士福団長のシェリーよ。よろしくお願いね」
「これから近接と魔法が使えるものと分かれて訓練をするから分かれてくれ。どっちも使える者は交互に訓練をする」
「あの、僕どっちも使えないんですけど。」
「そうか、君が例の子か。わかった君はこっちに来なさい。私が君のことを強くして見せよう」
「すみません、ありがとうございます」
「私だって君みたいに職業なしだったがここまで強くなれたんだ君も私みたいになれるはずだ」
「そうだったんですね、僕と同じ職業なしだったんですね。しかし、なぜカインさんみたいに強くなれるんですか」
「まずは、敬語をやめてくれ。カインでいいよ」
「わかった、ならカインはどうしてそんな強くな職業なしで強くなれるんだ?」
「私が強くなった理由はまず、職業について詳しい話しをすることになる。この世界は職業によってスキルが手に入ると考えていいだろう。職業が希少なものなら希少な固有スキルを持っている、職業なしが弱い理由がそれだ、しかし、職業なしが強くなれる理由は、訓練をすれば職業ありと同じことができるようになることだ。つまり職業なしはオールラウンダーだ、しかし、職業ありとなしでは成長効率が違う、職業なしは遅くなるが頑張ればありとあらゆることができるようになる。他には、この世界にはダンジョンがあって、そのダンジョンの中には強力な武器、防具、アーティファクトがある、ダンジョンの武器、防具、アーティファクトは人には作れないが、あれば強くなれるはずだ。しかし、そのダンジョンが浅く難易度が低い所だと弱い物しか手に入らない。逆に深く難易度が高い所だと強力な物が手に入る。強力な物がほしいなら難易度が高い所がいいだろう。それとダンジョンの最下層にはダンジョンコアという名の魔石がある、それを壊すとパーティー全員が特別なスキルが手に入る可能性がある、これは深く難易度が高い所の方が手に入る可能性が高い、しかし手に入るといっても使い勝手が悪い物がある。だから常に強力スキルな手に入るとは考えるな、鑑定があれば別だが、強力な物が手に入ったら運がよかったと考えると良いだろう。しかし、最下層にはダンジョンの主がいる、主の強さはダンジョンの難易度で変わる高ければ高いほど主の強くなる。主が強ければ素材の品質が高い素材を落とす、その素材を使った武器、防具などは強力になる、だからダンジョンコアよりこっちの方が価値が高いかもしれない、売ればゴールドになるゴールドに困った時には売ればいいだろう。他はダンジョンには属性があり属性にあった魔物が出てくる、難易度が高い所だと階層ごとに属性が変わることだ。変わる前に階層の主がいる事が多い、ダンジョンに挑むなら万全の準備をして挑む方がいいだろう」
「そうか、強くなるには努力しかないのか。他には何かあるのか?」
「そうだな、魔物にはランクがあって、FからSSSまで確認されている。それと武器、防具、アーティファクトにもランクがあって、低級、中級、高級、希少級、古代級、伝説級、幻世級がある、低級と中級級はよく街に出回っているが高級、希少級、古代級は滅多に出回ってないな」
急に疑問に思った事をカインに聞く
「そういえばカイン、職業手に入ったのか?」
「そういえば言ってなかったな【ステータス】」







<ステータス>

名前:カイン

レベル 87

種族 ヒューマン
職業 聖騎士/白魔導士
HP/731/731
POW/375
DEF/451
MP/560/560
______________________
スキル

剣術Ⅴ 拳脚術Ⅱ 槍術Ⅰ 投擲Ⅱ 棒術Ⅰ 防御Ⅰ 騎乗Ⅲ 指揮Ⅲ
タフネスⅡ 回復魔法Ⅲ 付与魔法Ⅲ 手加減 調薬 物理耐性Ⅱ 魔法耐性Ⅰ
気配遮断Ⅰ 気配察知Ⅲ
___________________________________
固有スキル
迷宮脱出 持久力強化 夜目 古代語翻訳 自己回復 水生成
背水の陣 自爆 光源生成 分け与える者 
______________________

称号
[騎士団長][教師][聖人][慕われる者][迷宮キラー][叡智求める者]




迷宮脱出ーーーダンジョンから脱出出来る、クールタイム3日後再使用可
背水の陣ーーーHPが10%以下になるとDEF、POW50%上昇
持久力強化ーーーHPが20%上昇、疲労耐性
夜目ーーー夜の視界が明るくなる
自爆ーーーHPが0になると火炎魔法【トライ・エクスプロージョン】×2が発動
光源生成ーーーMP1を消費して光源を生成する
分け与える者ーーー任意の対象にステータス、スキルを譲渡する、クールタイム1日後再使用可
古代語翻訳ーーー古代語が解読できるようになる
自己回復ーーー1分間に1%のHPを回復する
水生成ーーー1L、MP5で生成する
迷宮キラーーーーダンジョン内のモンスターに10%与えるダメージ上昇
気配遮断ーーー気配を遮断する。気配察知のレベルが高いと察知される
気配察知ーーー気配を察知する。気配遮断のレベルが高いと遮断される


「職業なしが職業つくんですね、それとこの固有スキルって迷宮で取ったやつなのか?」
「ああ、30個ダンジョンのコアを破壊したけど、10個スキルしか手に入らなかったよ」
「確率的には3/1位ですね。使いにくいスキルがかなりあるな、自爆特攻のスキルもありますね」
「確かにあるが、情報秘匿には持って来いのスキルだな」
カインとの話がはずんでいると
「ちょっと、カイン団長いつまでもなにやってるんですか」
「すまない、今すぐ行くよ。じゃあカナトまた訓練の時に会おう」
「ああ、カインじゃあ訓練の時に」
そう言ってカインとは別れた
(訓練次第では職業につける事が出来る事が今日の収穫だな。これからの方針が決まったのもでかいな。カインとの話が本当ならスキルを手に入れるためにダンジョンコアを破壊するのも手かな)
カインとの話を頭の中で整理をしていると青葉が話しかけてきた
「奏斗、カインさんと何の話をしてたの?」
「青葉さん、ちょっとこの世界のはなしをしt」
「青葉」
「え?」
「青葉って呼んで」
「え、でm」
「呼んで」
「でm」
「呼んで」
「d」
「よ・ん・で」
「・・・はい」
(なんか今日の青葉さん積極的ダナー)
「うん、よろしい。で、何の話をしてたの」
「うん、ちょっとこの世界の話をしてたんだ」
「そうだったんだ、どんな話しだったのか教えてよ」
「そうだね、えっと職業とダンジョンとかの話しだったよ」
青葉さんと話していると光輝が割り込んできた
「青葉さん、そんな無能と話をしていないでこっちで訓練をしよう」
「でも、今奏斗と話をしているんだけど」
すると、わずかに青葉から近くにいないと分からない位だが殺気が漏れたのを感じた
(まずい、この状況どうにかしないと光輝が殺される!)
「待って、青葉さん」
「あぁ!?」
「いや、その、また部屋の中で話をすればいいんじゃないかな、だから行ってもいいような、、、」
「あ、そうだったね。わかった行って来るよ、また部屋で話しようね」
(危ない!危ないよ青葉さんいつの間に殺気が出るようになったの!)
と、いつの間にか殺気が出るようになったの驚いた
「うん、わかったから行っておいでよ」
「うん、行ってくるね」
(はー、青葉さん犬みたいでかわいいな」
「////もう」
「チッ」
あれ、何で青葉さん顔が赤いの?しかも光輝が機嫌悪いし、何で?
「じゃあ、僕はカインとの訓練があるからまたね」
この空間から離れる為に急いでカインの所に向かう事にした。
「光輝くんは何で機嫌悪かったんだろう?ま、いいや、カインいるかな」
「やあ、カナト来たんだね、これから訓練をするけど準備は、いいかい?」
「ああ、大丈夫だ」
そして、今日からカインとの訓練が始まった





森の中

「どうだい、私の訓練は辛いだろう。これから毎日これをするけど覚悟はできているかい?」
「ああ、辛いけど覚悟は出来てるよこれからもよろしく頼むよ、カイン」
「そうか!そうか!私の訓練についてこれるのか。気にいったよ、今日からカナトくんは私の弟子1号だな。」
「ありがとうございます」
カインの弟子1号となってから早10日たったある日カインが
「そろそろステータス見てもいいんじゃないかな」
「そうか、そろそろ見てみるか」





≪ステータス≫

名前:黒浜 奏斗クロハマ カナト

レベル 1

種族 ヒューマン
職業 

HP/60/60
POW/17
DEF/23
MP/14/14
______________________
スキル

言語理解 世界適応 隠蔽Ⅰ 鑑定Ⅰ アイテムボックス 剣技術Ⅲ 防御Ⅰ 
タフネスⅠ 物理耐性Ⅰ 魔法耐性Ⅰ 気配遮断Ⅰ 気配察知Ⅰ

_____________________________________
称号
[マキコマレシモノ][異世界に来たもの][基本の形]


基本の形ーーー師匠が基本をマスターしたと思った者に送られる称号 ステータス補正小


「凄い、ステータスが僅かだけど上がっている」
「うんうん、よかったやはり私の目は狂ってはいなかったようだ。私の訓練の相性が良かったらしい、これで次の訓練に間に合う。」
「次の訓練ってなんだ?」
次の訓練が気になったからカインに聞いた
「そういえば言ってなかったね、明日の訓練はこの森の近くのダンジョンでするんだよ。だから弟子1号として特訓の成果を出して貰おうと思ってね」
「そうか、ダンジョンに行くのか、そのダンジョンってカイン攻略したことあるのか?」
(まあたぶん攻略したことはあると思うけど)
「いや、そのダンジョンはまだ誰も攻略できてないんだよ」
「そんな、カインでも攻略したことがないなんて。何で攻略できないんだ?」
「そうだね、色々あるけど一番は最下層までの道がとてつもなく長いんだ、ポーションとかの消耗品がなくなるのが抑えられないのも原因だね」
「長いって、どのくらい長いんだ?」
「分からない、分からない程広く長いんだ、まるで底なし沼みたいに。だからカナトも気を引き締めて行った方がいいかもしれない」
「ああ、わかった気を引き締めるよ」
カインが訓練のダンジョンを攻略したことがないと知り気を引き締めた
(カインが攻略したことがないってことは何があるかわからない油断ができないな)
そして夜が明けた






「今日の訓練はダンジョンで行なう、みんな準備をするように」
皆はダンジョンに向かうために準備を始めた、すると春明が話しかけてきた。
「今日はダンジョンに行くんだよな、奏斗は行っても大丈夫なのか?あまり無理をするなよ、ここは元の世界とは違うんだ、命の危険があるんだからな。お前が死んじまったら悲しむやつがいるからな」
「うん、大丈夫だよカインさんと特訓させてもらったし。それに生きて帰りたいからね」
「そうか、じゃ訓練がんばるか」
「そうだね、がんばろう」
春明との会話を終えてダンジョンに足を進めることにした





「へー、このダンジョンって遺跡みたい」
森のダンジョンは見るからに廃れた遺跡のような外見だった
「今回の訓練はこのダンジョンの30階層まで行くことだ。まだこのダンジョンは攻略されたことが無い、だから気を引き締めろ。さもないと命にかかわる罠にかかる可能性があるから注意しろ、私からは以上だ」
代表者からの注意事項を聞き、僕たちはダンジョンに出発した。ダンジョンに入ってしばらくすると魔物と出会った




種族 ゴブリン

レベル 3

HP/10/10
POW/11
DEF/9
MP/9/9
______________________
スキル

剣術Ⅰ 防御Ⅰ 
_____________________________________




最初に会ったのは10匹のゴブリンだった、すると光輝が指揮をしていた
「皆、戦闘準備だ近接攻撃出来る者は前に遠距離攻撃は後ろで援護に回ってくれ」
「「「了解」」」
そして、光輝の指揮によってゴブリンが殲滅された。
この様な調子で魔物を倒しながら10階層まで進んだ。すると目の前に大きい扉があった
「この先は区画の主がいる所だ、気負引き締めろ」
この先には区画の主がいる所と聞いて、皆は緊張していたが光輝が
「皆、この先には区画の主がいるが僕たちは皆の力を合わせる事で区画の主を倒せると思っている。だからこそ皆で協力して区画の主を倒そう」
そう光輝が言うと皆が
「ああ、そうだな俺達はきっと区画の主を倒せるに決まっている」
「そうよね、きっと倒せるよね」
など声が上がって最初の雰囲気とは違っていた。そして扉を開けて先に進むとそこには大きな獣らしきも魔物がのがいた。





種族 ゴブリンビースト

レベル 16

HP/140/140
POW/40
DEF/60
MP/30/30
______________________
スキル

危機回避Ⅲ かみつきⅤ 火魔法Ⅱ 火耐性Ⅲ 威圧Ⅱ 眷属召喚Ⅱ 
_____________________________________
称号
[区画の主]



区画の主ーーー区画の主に選ばれたものに送られる 基本ステータス上昇




魔物の名前はゴブリンビーストだった、そして区画の主にふさわしき強さを持っている魔物だった
「皆、絶対に倒すぞ」
「「「おー」」」
そしてゴブリンビーストとの対決が始まった
先制攻撃はゴブリンビーストの火魔法の【ファイアーバレット】だった
「皆、敵の魔法が来るぞ回避しろ」
光輝の号令によって皆は魔法を危なげなく回避した
「魔法を使える者は詠唱するんだ、近接攻撃出来る者は時間を稼ぐんだ」
そして詠唱が終わり無事に魔物を討伐する事ができた。宝箱のドロップ品を回収すると次の階層に降り、
20階層の区画の主も倒し30階層にたどり着いた。ちなみに20階層の区画の主はゴーレムだった
「これで最後の階層だ。皆、気を抜くなよ」
最後の訓練を終えるために扉を開けて30階層の主と対峙した




種族 レッドワイバーン

レベル 36

HP/2376/2376
POW/343
DEF/527
MP/160/160
______________________
スキル

危機回避Ⅴ かみつきⅤ 火魔法Ⅴ 火耐性Ⅳ 風魔法Ⅵ
風耐性Ⅲ 威圧Ⅳ バーサーク 
___________________________________
固有スキル

飛行 ブレス 
_____________________________________

称号
[区画の主]



バーサークーーーHPが1割以下になるとバーサーク状態になる
ブレスーーー魔法の効果を発揮するブレスを吐くことが出来る



「噓だろ、こんな所になぜレッドワイバーンがここに!?」と誰かが言った、けど誰も聞いてはいなかった。皆が恐怖によって動けなけ無くなっていると光輝が
「皆、この魔物がいる事が想定外の事だが皆と一緒なら乗り越えられると信じている、だからみんな頑張ろう!」
光輝の声を聞きみんなは恐怖で動け無かったからだが動くようになった
「よし、みんなレッドワイバーンを倒すぞ!」
そしてレッドワイバーンとの死闘が始まった

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