東方幻想録

ノベルバユーザー299032

東方幻想録 第3話

時は遡って……
スペルカードルールを創設する以前の話。


博麗霊夢の親友と呼ばれる程。
仲の良くなった人。『霧雨魔理沙』と


初めて出会った時の話。


ーーーーーーーー


【人里】


霧雨魔理沙は、当時の人里でも人気の
あった店。『霧雨魔法店』の店主とその妻に
出来た子だった……


だが、店は忙しく。
親は店の仕事で手一杯……
誰も遊んでくれない……


寂しさにくれる毎日。


当時の魔理沙は、人里にある『寺子屋』に
通っていたごく普通の女の子だった。


ある日。母からおつかいを頼まれた日。


魔理沙は探検気分で路地裏を通り、
良く通っている親しい店に行く最中、


この日は、普段人里を出入りする事を
許されていない筈の妖怪が、
路地裏に潜んでいたのだ。


そんな事も知らない魔理沙は普通に
いつも通りに路地裏を歩く。


魔理沙の足音に気付いた妖怪は、
足音の方へ進んでいく……


そして、妖怪は魔理沙の前に立ち塞がる。
そしてこう言った。


「お前。人間だな。」
っと……
妖怪とは知らない魔理沙は、
「あぁ。そうだぜ?」
何故、人間だと聴いた筈なのに魔理沙は
妖怪だと気付かず、返答を返す。


「そうか……美味そうだ。」
妖怪は、魔理沙に襲いかかろうとした。


すると……


「待ちなさい。」
背後から、強気のあるような。
それでも少し幼びた声をコチラへ向かって
言う、少女が居た。


その声に反応した妖怪は後ろへ振り向く。


見れば、紅い巫女服に身を包む少女の
姿が目に写る……


「ま、まさか!博麗の巫女!」
妖怪達は、声を上げ、その声は
路地裏に響く……


「……貴方達妖怪が。何故人里にいるの?」
少し殺気を目立てさせ、そう問う。


「い、いや……何でも無いんだ。」
妖怪達は、焦りながらそう言った。


「…そう。でも、貴方達は妖怪にとっての
罪を犯した……だから、それ相応の罰を
与えないといけないわ。」
巫女服に身を包む少女は段々と
殺気を高めながら、そう言った。


「ひっ……ひぇ……」
妖怪達は、怯えていた。


「……紫。」
と。少女は魔理沙にとって、聞覚えのある
名前を呼ぶ。


すると、
「何かしら。」
”スキマ”と呼ばれる場所から、1人の女性が
現れた。


「……ん。」
っと、巫女服の少女は指を指す。


その仕草を見て「なるほど」と言いながら
巫女服の少女が指差した方へ近づく……


「さて。巫女の決めた事ですもの。
貴方達には、罰を与えますわ。
……来なさい。」
スキマから出てきた女性。紫は、
その妖怪達を強引にスキマへ連れて行った…


一事が終わると、博麗の巫女は
魔理沙にこう言った。


「大丈夫?怪我は無い?」
優しく微笑みながら、心配そうに
魔理沙へ問う。


「だ……大丈夫だぜ……」
魔理沙は、見惚れつつも、しっかりと
返事を返す。


「……そっか。よかった。」
そう言うと、立ち去ろうとした……
その時。


「なぁ。名前を教えてくれよ。」
魔理沙は、ニッコリと微笑みながら、
巫女服を着た少女に問う。


「……私は。博麗霊夢。貴方は?」
霊夢は、魔理沙の方へ振り返り、
そう問いた。


「私は、霧雨魔理沙だぜっ!
宜しくな!」
魔理沙は、ニッコリとはにかんだ。


「……えぇ。宜しくね。」
霊夢は、優しく微笑んだ……


ーー続く。



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