精霊術士の英雄譚

夢見る少年

第44話 王都到着 (後書き読んでください)

僕達は今、冒険者ギルドが、手配してくれた馬車に乗り、王都を目指していた。


「ショウって、スゲーな!あっという間にSSSランクとか。お前を直接契約出来て、俺は幸せもんだ!」


「僕もローザさんと契約出来て、とても嬉しいよ」


「まだ俺は、何も出来てねぇーから、頑張らねぇーとな」


「ローザさんのペースでいいよ!あっ、そう言えばレベルはどの位になったの?」


「今28だ。だから、あと2だな!」


「凄い!あとちょっとだね!!」


「お前に言われたら嫌味に聞こえるが、ありがと。いっその事レベル50まであげて最上級鍛冶師を目指そうかな?」


「うん!絶対にそれがいいよ!僕も出来る事は協力するから!」


「ありがとうな!ところで、俺とショウは、目標は、あるがリナは、何か目標無いのか?」


「あっ、確かに」


「んー?私は、特にないかな?」


「無いのか?持ったいねぇーな」


「うん!何か目標が、ある方が絶対楽しいよ!」


「んー?なら、ショウが、幸せに暮らせる様にする?」


「リナって、なにかしたいこと無いの?」


「豪邸で暮らす!だね!」


「なら、それがリナの目標だね!!」


「うん!皆目標達成に向けて頑張ろう!」


「「「おー!」」」


「ショウ様あと少しで、到着致します」


「ちょうどいいタイミングだったね」


「そーだね」


僕達が王都に到着すると、馬車はそのまま王城に向かった。そして、王城に着くと、僕はそのまま王室に連れて行かれた。


「久しぶりだな。ショウ」


「お久しぶりです」


「まだ怒っているのか?」


「まぁー、そうですね。そして、アレク伯爵の件があるので、結構怒ってますね」


「そうか。大変申し訳なかった」


「はい。で、本題は、なんですか?」


「お前はSSSランク冒険者になったから、襲爵の権利が、得られる。そして、リンを助けたこと公表し、侯爵にする。そして街の領主にする。悪い話とは思わんがどうだ。受けるか?」


「お断りします」


「な、何故だ?」


「貴方が信用出来ないのに、配下になるわけないでしょう?それとも武力行使で、配下にしますか?」


「配下にするつもりも無いし、敵対するつもりも無い」


「そうですか。でもお断りします」


「どうしてもか?」


「勿論です」


「形だけでも駄目か?」


「僕にどんなメリットが、あるんですか?」


「お前は勿論、リナ達の安全が、保証される様になる」


「具体的に?」


「国民や、貴族達にお前に危害を与えるなら、俺に敵対すると、思え!と公表してやる。実際に、役職がある上級貴族には、既に伝えており、賛同してもらっとる」


「分かりました。なら、形だけ受けさして貰います。ただし、私を利用しようとするなら、敵対します」


「ありがとう。感謝する。認定式は、明後日。襲爵式は、その日の夜にする」


「分かりました」


こうしてショウの貴族になる事が決まった。





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