精霊術士の英雄譚

夢見る少年

第40話 水の精霊

エリアルが進化した次の日、僕はエリアルと話していた。


「ぱぱーーー!!!おはよーーー!!!」


「おはよう。エリアル」


「うん!!!」


「中級精霊に進化して変わった事あるか?」


「うん!!!ぱぱとおはなしできるようになったーーー!!!」


「それは、良かったな。他に無いのか?」


「うん!!!なんかエリアルねーつよくなったーーー!!!」


「おー!それは、すごいな!今度見してね」


「いまからでもいいよーーー!!!」


「んー?今使ったら、ここら辺壊滅するかもしれないから、また今度な」


「わかったーーー!!!」


「エリアルは、いい子だな」


「うんーーー!!!エリアルいいこー!!!」


「そうだな。よし、亜人族に向けて出発するか。レイは、準備出来てる?」


「私は準備出来てるよ」


「ウェスタは?」


「いいよ〜」


「よし、なら、亜人族へ、レッツゴー!」


「ぱぱーーー!!!さきにいっててー!」


「どうしたんだ?」


「おともだちよんでくるーーー!!!」


「そうか。なら、待っとくぞ?」


「だいじょうぶー!エリアルねー!ぱぱのばしょわかるからーーー!!!」


「ウェスタ。精霊って主人の場所は、分かるのか?」


「うん〜わかるよ〜」


「そうか。なら、行っていいぞ!そして、僕達は歩いて先行っておくね」


「うんー!またあとでーーー!!!」


「いってらっしゃい。エリアル」


「ばいばいー!ぱぱーーー!!!」


「ばいばい!よし、僕達も出発しようか」


「そうですね。でもエリアルちゃんのお友達って気になりますね」


「風邪魔法を使う魔物とかかな?」


「ウェスタはね〜せいれいさんだとおもう〜」


「確かにそうかも知れませんね。エリアルちゃんも精霊なので」


「確かにエリアルは、友達が沢山出来そうな気がするしな」


「精霊さんだったら新しく契約するんですか?」


「んー?出来たら、契約したいけど決定権は、精霊にあるからな。エリアルの友達なら、契約出来そうな気もするけどまぁー、わからないな。それにまだ精霊って決まったわけでは、無いからな」


「そうですね。あ、質問ですけど、ショウさんっていずれは、全属性の精霊さんと契約されるおつもりなのですか?」


「全属性って何があるんだ?」


「えっ?知らないんですか?魔法の基礎知識ですよ!」


「すまない。俺は、事情があってあんまり魔法とか詳しく知らないんだ。教えてくれないか?」


「わ、分かりました。魔法は、火、水、土、風、光、闇の6属性あり、火、水、土、風は、修行すれば、誰でも使えることから、基本属性と、言われて、光と、闇は、素質が無いと出来ないため、レア属性と、言われています。そして、光と闇は、対になっているので、どちらにも素質がある事は無いと、言われています。取り敢えずこんな所でしょうか?」


「質問だけど基本属性は、誰でも使えるのに、なんで、魔法を使えない人がいるの?」


「それは、魔力の差です。魔法は、魔力が無いと使えないんです。なので、いくら、レア属性の素質があったとしても魔力が、少なければ、魔法を使えない。と、言う事です」


「そんな理由があったんだ。僕は、精霊に力を貸して貰うだけだけど、全属性使えるようになりたいな」


「応援します。頑張ってください」


「そーいえば、亜人族の領ってあとどれ位で着く?」


「このペースで行けばあと30分ぐらいですかね?」


「えっ?もう着くの?全然街みたいなの見えないんだけど」


「高度な結界を張っているんですよ。この結界は亜人族にしかみえない様になっています」


「人族よりも随分進んでいるな」


「亜人族は、人数が、少ない分技術で、対抗してきましたから」


「そうなんだ。俺追い出されないかな?」


「亜人族は、仲間意識が、物凄く高いです。絶対にそんな事はしません」


「ぱぱーーー!!!ただいまーーー!!!」


「あっ、エリアルが、帰って来たね」


「ぱぱーーー!!!ともだちつれてきたよーーー!!!」


「こんにちは、ショウさん。私は、水の中級精霊精霊です」


「えっ?エリアルのお友達は、水の中級精霊なの?」


「そーだよーーー!!!ねー!」


「はい。そうです。もし、良かったら、私と契約してくれませんか?」


「えっ?いいんですか?」


「勿論です。エリアルは、可愛い妹みたいですし、精霊術士と、契約出来るのは、わくわくします」


「随分と、落ち着いていますね。水の精霊の特徴なんですか?」


「半分正解です。水の精霊は、全体的に、わんぱくな、風の精霊を面倒見るのが好きなんです。なので、落ち着いていると、言うよりかは、面倒見が、いい。が正解ですね。そして、私がこんなに話すのが上手なのは、もう少しで上級精霊に進化するからですよ」


「えっ?上級精霊に進化するんですか?」


「はい。あと、1ヶ月経たないぐらいだと思います」


「そうなんですね。とても楽しみです。では、契約して貰ってもいいですか?」


「はい。喜んで」


《水の中級精霊との契約が完了致しました》


僕は水の中級精霊と、契約ができ、基本属性の3属性の、精霊と、契約出来た。

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