精霊術士の英雄譚

夢見る少年

第22話 秘密

「ローザさん。明日から、パーティに、参加で良いでますか?」


「いいぞ!で、俺は、前衛でいいか?魔法は、使えないぞ」


「はい。利奈が、サポーター兼後衛で、僕が中衛で、ローザさんに、前を任せたいです」


「了解!ショウ達は、どんな武器を使うんだ?」


「僕は、双剣と杖の予定で、利奈が、短剣の予定です」


「予定ってなんだ?」


「今その武器を制作して貰っているんです」


「オーダーメイドをしているのか?」


「はい。そうです」


「金は、大丈夫なのか?オーダーメイドは、大体倍位金かかるぞ」


「無料なので大丈夫です」


「オーダーメイドを無料!!お前もしかして他の鍛冶師と、直接契約したのか?」


「ローザさんが、初めてなので、他の人と直接契約してませんよ」


「なら、何があった?」


「まぁー色々ありまして」


「色々では、すまんぞ」


「なら、僕達の部屋に来ますか?そこなら安心して話せるので」


「あーいいぞ」


「なら、着いて来てください」


「おう!」


と、いい教会に行った。


「お前教会に、住んでいるのか?」


「はい。でも、もう少ししたら、出ていきますよ」


「そうなのか。ショウは、入っていいかもしれんが、俺も入っていいのか?」


「良いですよ」


「なら、お邪魔します」


と、言い、部屋に入ると利奈は、もう帰っており、


「翔おかえりー、あっローザさん、ようこそゆっくりしてって下さい」


「この大きさに2人で住んでいるのか?」


「はい」


「お前ら、何者だ?」


「えっ?ただの冒険者です」


「な訳あるか!」


「それより話をしましょうよ。でも絶対に、口外しないと、約束してください。でないと話せません」


「分かった。絶対に、口外しない」


「なら、話します。僕は、この国の王女の命が危ない所を助けました。そして僕は、国王から、何度もスカウトされていますが断っています。そして、双剣などのオーダーメイドは、その件の褒美で貰えることになりました」


「そうなのか。疑問だが、何故王国のスカウトを、断っているんだ?」


「率直に言うと、僕は、誰かに従えるのが、嫌いだから、です」


「でも、従うだけで将来安泰だろ?」


「確かにそうだと思いますけど、僕の目標は、SSSランク冒険者です。なので国王のスカウトを受けていません」


「そうか。分かった。そしてここからは、俺の憶測なのだが、まだ隠してることが、ありそうだか」


「はい。あります。しかし、今は言うことは、出来ません」


「それは、俺が信用出来ないって事か?」


「そういう訳では、無いです。その事は、国王にも、話してないので、教える必要があったら教えます」


「なら、しょうがないな」


「はい。すみません」


「いいぞ!気にするな。では、俺は、帰るからまた明日な!」


と、いい出ていった。
そして、次の日王都の外で狩りをしていたが、全てローザさんだけで倒していて僕達は、必要無かった。


「ローザさん物凄く強いんですね」


「まぁーなそれよりお前ら、やらなくていいのか?」


「大丈夫です。そろそろ帰りましょうか」


「そーだな」


と、帰っていると、


「ショウ、準備出来たぞ」


「今から向かっていいですか?」


「いいぞ、来い」





コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品