精霊術士の英雄譚

夢見る少年

第21話 直接契約

ウェスタが、進化したあと、沢山話をしていた。


「ウェスタって、いつ進化したの?」


「えっとねぇ〜きのうのよる〜」


「そうなんだ。進化したばっかりなんだね。なら、これからは、思わなくても、声でいいの?」


「いいよ〜!でも〜ウェスタが〜しんようしたひといがいは〜きこえないから〜ちゅういしてねえ〜」


「利奈は、信用しているの?」


「しているよ〜でも〜ショウいがいで〜しんようしているひとリナだけぇ〜」


「そうなんだね。だから、利奈とも会話出来たんだ」


「そうだよ〜」


「ウェスタって中級精霊に上がったでしょ。なら、能力も上がったの?」


「ウェスタものすご〜くつよくなったよ〜」


「そうなんだ。なら、今日その力見してね」


「ウェスタほんきだすよ〜」


「ねぇーねぇー、利奈からも質問していい?」


「いいよぉ〜」


「ウェスタって女の子?男の子?」


「おんなのこ〜!」


「そうなんだ。なら、ウェスタちゃんだね」


「うん〜!ウェスタちゃん〜!」


「翔、女の子で良かったね」


「えっ?何で?」


「だってウェスタって女神何でしょ?」


「あっ確かにそうだね。良かった。よし、そろそろ準備して出発するか!」


「そうだね。ウェスタちゃんも行くよ!」


「ウェスタもいく〜」


と、言いながら部屋から出て、王都を歩いていると、


「おい!そこの少年!」


「あっはい。僕の事ですか?」


「そうだぜ!あっ別に絡んでいる訳では無いぞ」


「あっはい。なら、どのようなご要件ですか?」


「いや、単純にお前が着ている装備、俺が打ったから、感想聞きたくてな」


「えっ?貴方ローザさん何ですか?」


「あぁー俺がローザだぜ!」


「あっ会えて嬉しいです。私は、ショウと言います」


「えっ?ショウってお前【魔法王子】か?」


「あー、確かにそう言われています。それより会えて嬉しいです。この装備2つとも一目惚れしたので、是非ローザさんにあってみたいと思っていたんです!!」


「【魔法王子】に、そんなこと言われるなんて、俺も伸びたなぁー、ショウ、俺の奢りでいいからカフェで話でもしよーぜ!」


「えっ?いいんですか?利奈、今日は、ローザさんと、話をしてもいい?」


「いいよ〜なら、利奈は、買い物とかして、部屋に帰っておくね」


「うん。ごめんね」


「いいよ〜昨日疲れたから休みたかったし、バイバイ」


「バイバイ」


「いいパーティメンバーだな」


「利奈は、とってもいい人なんですよ」


「よし、カフェにいこーぜ!」


「はい!」


と言いながら、カフェに、入った。


「ショウは、これが、初めての防具か?」


「はい。そうです。でも、これからもローザさんの防具を買おうとしてました」


「それは、嬉しいな。俺は、いい作品打っているはずなんだが、全然売れなくて、困っていた時にお前がいたから、つい、声を掛けちまったんだ」


「そうなんですね。でも、僕もローザさんに、会えて嬉しいです」


「ショウって、これからも俺の作品を買うんだよな?」


「はい。そうです」


「なら、俺と直接契約しないか?」


「えっ?いいんですか?」


「それは、こっちのセリフだぜ!今王都で1番注目されているお前とおれは、釣り合わねぇーもん」


「そんなことないと思うんですが」


「そんなことあるんだよ。実際にあと少ししたら、いろんな鍛冶師に、直接契約しないか?って言われると思うぞ」


「そうなんですか。知りませんでした。僕は、ローザさんと契約したいです」


「これで双方合意出来たな。書類などは、あとにして、取り敢えず、これからよろしくショウ」


「こちらこそよろしくお願いします。ローザさん」


「おう!」


「さっそくお願いがあるのですが、いいですか?」


「おう!いいぞ」


「僕達のパーティに、入ってくれませんか?」


「いいぞ!」


「えっ?いいんですか?」


「こっちにも得があるからな」


「えっ?得があるんですか?」


「あー!鍛冶師は、Lv30になると、上級鍛冶師って職業にランクアップできるんだ!」


「そうなんですね。なら、お願いします!」


「おう!任せろ!」


と、話し、僕は、新しいパーティメンバーと、鍛冶師との直接契約に、成功したのだった。



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