無職が伝説の召喚士になるまで
第20話 家ゲット
「では話をしましょうか」
やばい。完全にペースを掴まれてしまったよ。しかもいつもは口調が軽かったのに今回は口調が明らかに重たいよ。どうしよう。
「なんじゃ?」
「わざわざそんな口調で話さずいつも通りでいいですよ」
「いつも通りの口調はどういう事じゃ?」
「その語尾にじゃを付けたりしている事ですよ。貴方は公務に関係ない時は普通の少女の話し方をしますよね?それともこれを公務と思っているのか、ペースを掴まれてしまったからせめての威厳でその口調なんですかね?あっ、図星ですね。これでは女王が務まりませんよ?私に話で勝てる訳ないので。まぁーどうするかは任せますが」
この人は本当に何者なの?完全に私の考えている事がバレているし私が普通の口調なのは王城の中で相当気を許した人にしかしない。なのにそれもバレている。ラミーさんは魔法が使えるだけの無能で古代龍を倒した人が能力は無いが話術等に長けていると思っていたのにラミーさんもやばい。どうしよう。
「バレバレだなぁー。なんで分かったの?」
「私は情報を集めるのが得意なので。あっ、私のことはラミーと呼んで下さい」
「素晴らしい情報収集能力だね。ぜひぜひこの国の諜報部隊に欲しいよ。ラミーさんだね。なら私はユーライトと呼んで欲しいな」
「分かりましたユーライトさん。では本題に入りましょうか。ユーライトさんはラーくんを利用するつもりある?」
ん?どういう事だ?利用するとはどういう事だ?あれ程の情報収集能力があれば私達がラーくんさん?を大事にしたいって事が絶対に分かる筈なのに
「何故わざわざ分かっているのに聞くの?って顔をしていますね。そうですねユーライトさん達がラーくんをどれだけ大事にしたいかは知っていますよ。しかし本人の口から言って欲しいんですよね。人族は平気で裏切る種族ですから」
「そう言うことか。うん!私達は命に、いやこの国の存続に誓っても彼を裏切らないと誓いますよ。こういうとラミーさんに失礼かも知れませんが彼は国を捨ててでも欲しい人材なんですよ」
「裏切らないと言うことは分かりました。しかし今の言い方はラーくんを使い潰すように聞こえますがそれは言葉のあやですか?」
「そうそう。そんな事をするつもり無いよ!でもラミーさんに1つ忠告をしときますね。彼は正直に言って性格に少し難がありますが能力は最強です。それこそ戦争を一瞬でひっくり返すことが可能な程。今はシロップルと帝国しか知りませんがこれが世界中に広まると彼を巡って世界中で大戦争になる可能性があります。それを回避する方法は既にどこかの国に属し圧倒的な力を持ち戦争を起こさせない。もしくは彼自身が建国し最強の国を作るかです。私は今のうちに関係を持っていればどちらの選択をしてもシロップルは有利になる可能性が高いです。なので裏切るつもりもありませんし、もしシロップル女王国に属しても使い潰すつもりもありませんよ」
「分かりました。ユーライトさんが言った事を信じます。しかし冒頭に言ったように私達には国なんか一瞬で消せる能力を持っている事を覚えていて下さいね?」
「肝に銘じておくよ。話はこれで終わり?」
「いえ、これはお願いですね。いいですか?」
やったー!これはラミーさんといい関係が持てるチャンスだ!ラミーさんといい関係が持てたら彼も私に気を許してくれる可能性があるぞ!
「勿論いいよ!ラミーさんともいい関係を持ちたいからね!」
「そうですか。ありがとうございます。ではユーライトさんを信用したのでお願いします。ラーくんと仲良くしてやってください」
「えっ?それだけ?勿論いいけど」
「ありがとうございます。ラーくんがなんで人の事が大っ嫌いな理由分かりますか?」
「分からない」
「では1部教えておきますね。ラーくんは人の事が大好きでした。人が喜ぶ事なら兎に角努力をして結果を残しました。人が危なくなったら自分を犠牲にしてでも助けました。そんな子供が何故人の事が大っ嫌いになったのでしょう?」
「虐めにあったとか?」
「それに近いですね。でも、正解はある日を境に彼の存在を全否定されたんですよ。努力していた事も無駄な足掻きと言われ人を助けたら触れられた事に対して逆ギレされ暴力を振られました。それが子供だけだったらただの虐めでしょう。しかし大人も行ったのです。実の親まで。そして仕舞いには人族によって殺されかけたのです。子供を魔物が沢山いる崖に落としたのです。そして彼は誓いました。絶対に復習をする。1人で全てをひっくり返せる力を手に入れると。どうですか?」
「そんな過去があったのか。知らなかった。しかし疑問なのだがあそこまでの能力があるなら相当凄い職業じゃないの?なのに大人が可能性のある子にそんな事するとは思えないけど」
「詳しくは言えませんがラーくんがよく、「職業を気にしているから強くなれない弱者のままなんだよ」とか言ってますよね。それでユーライトならだいたい分かると思うのですが」
「まさか職業に恵まれなかったのか!それなら今聞いたことも辻褄が合う。ラミー達は本当に何者なの?」
「そのうち正体が分かるでしょう。そして1つ言うとしたらラーくんは人族ですよ」
「ならラミーは神様なのか?」
「そんな訳ありませんよ。まぁーこれで話は終わりですね。ラーくん達が帰るのを待ちましょうか」
「そうだね」
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
ラミーと女王が話している頃俺達はイングリットっと言う奴について行き新しいお家を見に来ていた。王城から出てなんと2分で着いた。まさかのお隣だった。しかも見た限り150坪近くあり三階建て特大の庭付きの大豪邸だった。俺は流石に驚き、
「おいじいさん。この家中々でかくないか?ここまでの大きさは管理に困るんだが」
「私はイングリットですよ。因みにこの家は王都で王城の次に大きい家です。本来は王族や公爵などが住むのですが今空いていまして」
少し説明を聞いて見たがこの王都は中心に王城があり、北に貴族街、東に商店街、南に平民が住む住宅街、西に工業地帯があり、中心に来るにつれて土地代等が高い為いいお店や貴族街で言うと上級貴族、住宅街で言うと大商人等が住んでいて逆に離れて行くほど治安等が悪くなり住宅街はスラム、商店街は闇市場等があるそうだ。そして俺の新しい家は王城の北にあり、王城の隣にあるのだ。すなわち俺の新しい家は王都で王城の次に価値が高い家だったのだ。
「なぁー、じいさん。俺らここに住んでいいのか?説明聞く限り貴族街で結構いい所なんだろ?俺貴族嫌いって言ったよな?無理矢理貴族にさせるのか?」
「貴族になって貰うつもりはありませんよ。貴方が貴族になると言ったらすぐになれると思いますがなりたくないと言っているのに強制する事は絶対に無いので安心してください」
「そうか。それは良かった。そしてこれはどうやって管理するんだ?俺らで管理とか無理だぞ」
「それは王城に勤めているメイドに来て貰って管理をしてもらいます」
「それは却下だ。俺らは秘密が多いい。出来れば奴隷のような人がいい」
「それもそうですね。では行きましょうか。私の知り合いに良心的な奴隷商人がいるので」
「そうか。セバス!スティーファとサティーラをよろしくな!少し奴隷買ってくる」
「行ってらっしゃい!」
俺とじいさんは商店街にいき、小太りの奴隷館に着いた。
「何だ小太りの奴隷館かこいつが良心的なのか?ぼったくられたんだが」
「ギャビネットの知り合いなのですね!最初にぼった来るのは客を見極める為にしているんですよ」
「そうなのか。それは知らんかった」
俺達は店の中に入るとやはり小太りがいて営業スマイルでいらっしゃいませ。と言おうとしたがイングリットを見つけると普通の笑顔になった。本当に友達だった。
「どうしたんだイングリット?奴隷でも買いに来たのか?」
「いやいや彼の奴隷を買いに来たんだよ!」「やっほー小太り」
「おやおや2日ぶり位ですかね?スティーファとサティーラはどうですか?」
「んー?普通に楽しんでるぞ。それで家事が出来るのが欲しい」
「獣人とかでなくていいですか?何人位の予定ですか?」
「あー、別に人でもいい。そして10人位欲しい」
「10人ですか。では家事が出来る者を15人程連れて来ます」
「なぁー、じいさん金は俺が出すのか?」
「いえいえこちらが出しますよ。正直褒美で物凄いお金が飛ぶかと思っていたのですが家だったので予算がとても余っているのですよ。なので奴隷位なんて事ないですよ」
「連れて来ましたよ。1人エルフ族がいますが他は全員人です。容姿端麗の方を揃えましたよ」
確かに容姿端麗で今回はだいたい全員15歳以上だろう。正直に言うと体目的では無いのでどうでもいい。俺は10人取り敢えず選んで、
「このエルフ族は個人的に欲しいんだけどいいか?」
「いいですよ。ではキャビネットこの11人ください」
「分かりました。では会計はイングリットか。ではお客様は儀式しといてくれる?」
俺は11人儀式するのめんどくさいなぁーと思いながら1人1人魔力を流し込みこんでいきエルフ族に魔力を流し込み終わり全員儀式を終えると、
《7種族達成ボーナス【創造・量産】を獲得しました》
おっ!久しぶり聞いたな。
やばい。完全にペースを掴まれてしまったよ。しかもいつもは口調が軽かったのに今回は口調が明らかに重たいよ。どうしよう。
「なんじゃ?」
「わざわざそんな口調で話さずいつも通りでいいですよ」
「いつも通りの口調はどういう事じゃ?」
「その語尾にじゃを付けたりしている事ですよ。貴方は公務に関係ない時は普通の少女の話し方をしますよね?それともこれを公務と思っているのか、ペースを掴まれてしまったからせめての威厳でその口調なんですかね?あっ、図星ですね。これでは女王が務まりませんよ?私に話で勝てる訳ないので。まぁーどうするかは任せますが」
この人は本当に何者なの?完全に私の考えている事がバレているし私が普通の口調なのは王城の中で相当気を許した人にしかしない。なのにそれもバレている。ラミーさんは魔法が使えるだけの無能で古代龍を倒した人が能力は無いが話術等に長けていると思っていたのにラミーさんもやばい。どうしよう。
「バレバレだなぁー。なんで分かったの?」
「私は情報を集めるのが得意なので。あっ、私のことはラミーと呼んで下さい」
「素晴らしい情報収集能力だね。ぜひぜひこの国の諜報部隊に欲しいよ。ラミーさんだね。なら私はユーライトと呼んで欲しいな」
「分かりましたユーライトさん。では本題に入りましょうか。ユーライトさんはラーくんを利用するつもりある?」
ん?どういう事だ?利用するとはどういう事だ?あれ程の情報収集能力があれば私達がラーくんさん?を大事にしたいって事が絶対に分かる筈なのに
「何故わざわざ分かっているのに聞くの?って顔をしていますね。そうですねユーライトさん達がラーくんをどれだけ大事にしたいかは知っていますよ。しかし本人の口から言って欲しいんですよね。人族は平気で裏切る種族ですから」
「そう言うことか。うん!私達は命に、いやこの国の存続に誓っても彼を裏切らないと誓いますよ。こういうとラミーさんに失礼かも知れませんが彼は国を捨ててでも欲しい人材なんですよ」
「裏切らないと言うことは分かりました。しかし今の言い方はラーくんを使い潰すように聞こえますがそれは言葉のあやですか?」
「そうそう。そんな事をするつもり無いよ!でもラミーさんに1つ忠告をしときますね。彼は正直に言って性格に少し難がありますが能力は最強です。それこそ戦争を一瞬でひっくり返すことが可能な程。今はシロップルと帝国しか知りませんがこれが世界中に広まると彼を巡って世界中で大戦争になる可能性があります。それを回避する方法は既にどこかの国に属し圧倒的な力を持ち戦争を起こさせない。もしくは彼自身が建国し最強の国を作るかです。私は今のうちに関係を持っていればどちらの選択をしてもシロップルは有利になる可能性が高いです。なので裏切るつもりもありませんし、もしシロップル女王国に属しても使い潰すつもりもありませんよ」
「分かりました。ユーライトさんが言った事を信じます。しかし冒頭に言ったように私達には国なんか一瞬で消せる能力を持っている事を覚えていて下さいね?」
「肝に銘じておくよ。話はこれで終わり?」
「いえ、これはお願いですね。いいですか?」
やったー!これはラミーさんといい関係が持てるチャンスだ!ラミーさんといい関係が持てたら彼も私に気を許してくれる可能性があるぞ!
「勿論いいよ!ラミーさんともいい関係を持ちたいからね!」
「そうですか。ありがとうございます。ではユーライトさんを信用したのでお願いします。ラーくんと仲良くしてやってください」
「えっ?それだけ?勿論いいけど」
「ありがとうございます。ラーくんがなんで人の事が大っ嫌いな理由分かりますか?」
「分からない」
「では1部教えておきますね。ラーくんは人の事が大好きでした。人が喜ぶ事なら兎に角努力をして結果を残しました。人が危なくなったら自分を犠牲にしてでも助けました。そんな子供が何故人の事が大っ嫌いになったのでしょう?」
「虐めにあったとか?」
「それに近いですね。でも、正解はある日を境に彼の存在を全否定されたんですよ。努力していた事も無駄な足掻きと言われ人を助けたら触れられた事に対して逆ギレされ暴力を振られました。それが子供だけだったらただの虐めでしょう。しかし大人も行ったのです。実の親まで。そして仕舞いには人族によって殺されかけたのです。子供を魔物が沢山いる崖に落としたのです。そして彼は誓いました。絶対に復習をする。1人で全てをひっくり返せる力を手に入れると。どうですか?」
「そんな過去があったのか。知らなかった。しかし疑問なのだがあそこまでの能力があるなら相当凄い職業じゃないの?なのに大人が可能性のある子にそんな事するとは思えないけど」
「詳しくは言えませんがラーくんがよく、「職業を気にしているから強くなれない弱者のままなんだよ」とか言ってますよね。それでユーライトならだいたい分かると思うのですが」
「まさか職業に恵まれなかったのか!それなら今聞いたことも辻褄が合う。ラミー達は本当に何者なの?」
「そのうち正体が分かるでしょう。そして1つ言うとしたらラーくんは人族ですよ」
「ならラミーは神様なのか?」
「そんな訳ありませんよ。まぁーこれで話は終わりですね。ラーくん達が帰るのを待ちましょうか」
「そうだね」
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
ラミーと女王が話している頃俺達はイングリットっと言う奴について行き新しいお家を見に来ていた。王城から出てなんと2分で着いた。まさかのお隣だった。しかも見た限り150坪近くあり三階建て特大の庭付きの大豪邸だった。俺は流石に驚き、
「おいじいさん。この家中々でかくないか?ここまでの大きさは管理に困るんだが」
「私はイングリットですよ。因みにこの家は王都で王城の次に大きい家です。本来は王族や公爵などが住むのですが今空いていまして」
少し説明を聞いて見たがこの王都は中心に王城があり、北に貴族街、東に商店街、南に平民が住む住宅街、西に工業地帯があり、中心に来るにつれて土地代等が高い為いいお店や貴族街で言うと上級貴族、住宅街で言うと大商人等が住んでいて逆に離れて行くほど治安等が悪くなり住宅街はスラム、商店街は闇市場等があるそうだ。そして俺の新しい家は王城の北にあり、王城の隣にあるのだ。すなわち俺の新しい家は王都で王城の次に価値が高い家だったのだ。
「なぁー、じいさん。俺らここに住んでいいのか?説明聞く限り貴族街で結構いい所なんだろ?俺貴族嫌いって言ったよな?無理矢理貴族にさせるのか?」
「貴族になって貰うつもりはありませんよ。貴方が貴族になると言ったらすぐになれると思いますがなりたくないと言っているのに強制する事は絶対に無いので安心してください」
「そうか。それは良かった。そしてこれはどうやって管理するんだ?俺らで管理とか無理だぞ」
「それは王城に勤めているメイドに来て貰って管理をしてもらいます」
「それは却下だ。俺らは秘密が多いい。出来れば奴隷のような人がいい」
「それもそうですね。では行きましょうか。私の知り合いに良心的な奴隷商人がいるので」
「そうか。セバス!スティーファとサティーラをよろしくな!少し奴隷買ってくる」
「行ってらっしゃい!」
俺とじいさんは商店街にいき、小太りの奴隷館に着いた。
「何だ小太りの奴隷館かこいつが良心的なのか?ぼったくられたんだが」
「ギャビネットの知り合いなのですね!最初にぼった来るのは客を見極める為にしているんですよ」
「そうなのか。それは知らんかった」
俺達は店の中に入るとやはり小太りがいて営業スマイルでいらっしゃいませ。と言おうとしたがイングリットを見つけると普通の笑顔になった。本当に友達だった。
「どうしたんだイングリット?奴隷でも買いに来たのか?」
「いやいや彼の奴隷を買いに来たんだよ!」「やっほー小太り」
「おやおや2日ぶり位ですかね?スティーファとサティーラはどうですか?」
「んー?普通に楽しんでるぞ。それで家事が出来るのが欲しい」
「獣人とかでなくていいですか?何人位の予定ですか?」
「あー、別に人でもいい。そして10人位欲しい」
「10人ですか。では家事が出来る者を15人程連れて来ます」
「なぁー、じいさん金は俺が出すのか?」
「いえいえこちらが出しますよ。正直褒美で物凄いお金が飛ぶかと思っていたのですが家だったので予算がとても余っているのですよ。なので奴隷位なんて事ないですよ」
「連れて来ましたよ。1人エルフ族がいますが他は全員人です。容姿端麗の方を揃えましたよ」
確かに容姿端麗で今回はだいたい全員15歳以上だろう。正直に言うと体目的では無いのでどうでもいい。俺は10人取り敢えず選んで、
「このエルフ族は個人的に欲しいんだけどいいか?」
「いいですよ。ではキャビネットこの11人ください」
「分かりました。では会計はイングリットか。ではお客様は儀式しといてくれる?」
俺は11人儀式するのめんどくさいなぁーと思いながら1人1人魔力を流し込みこんでいきエルフ族に魔力を流し込み終わり全員儀式を終えると、
《7種族達成ボーナス【創造・量産】を獲得しました》
おっ!久しぶり聞いたな。
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