無職が伝説の召喚士になるまで
第3話 覚醒
ライキは、この後1人でトカゲを8匹倒していた。
「楽になってんのは、レベルが上がってんだろうな。レベル知りてぇーわ」
レベルが上がると能力が上がる。レベルを確認するのは職業の儀式で使った鑑定石を使わないといけない。鑑定石は、大変貴重な為一般人は職業の儀式以外で使う事はまずない。
「流石に腹減ってきたな」
ライキは、この2日全くご飯を食べてない。水は湧き水などがあった為どうにかなったが、食べ物は何も無いので何も食べてなかったのだ。そして、モンスターなどを食べなかったのはモンスターを食べると死ぬかもしれないからだ。モンスターには、魔素と言うのが沢山入っている。魔素は、魔法などでも使うのだが、モンスターは沢山ある為、体の中で暴れ体を破壊すると言われている。強いモンスター程魔素が多いいと言われている。
「あのトカゲぜってぇー魔素多いいよな。でも、餓死するのはやだし。まぁー、生きる確率の方が低いが、確実に死ぬわけでないからいいか」
俺は、トカゲを手でちぎって火魔法で焼いて食った。
「う、美味い!めっちゃうめーぞ!こんな美味いの初めて食った!」
ライキは、夢中になってトカゲを2匹食って気絶した。気絶した理由は、魔素が暴走したからだ。ライキは、気絶ではあるが初めてちゃんとした休憩をとれた。
そのまま気絶してから1日近く経った。
「俺どんくらい気絶してたんだ?ってかめちゃくちゃ力が溢れて来るんだが、これなら1人でこの渓谷を脱出出来そうだな」
そう。この渓谷では、もう召喚しない事にしていた。理由は、召喚獣をもう殺したく無いからだ。召喚獣は仲間で、しかも俺を庇って死んでしまった。だから、俺自身が強くなってから、召喚すると決めたのだ。その為、この渓谷では召喚しない事にした。
「それにしてもなんで、こう、中から力が溢れて来るような感じがするんだ?」
と、違和感を抱いていると、またトカゲが現れた。
「グルルルルルル」
「また、トカゲか、お前以外いないのかよ」
俺は、ヒットアンドアウェイするために、取り敢えず殴った。
ドゴーーーーン!!!
「はっ?」
トカゲは、一発で絶命した。
「もしかして、モンスターを食って強くなった?もしそれが本当なら、俺は強くなる為に何でもしてやる!」
そう言って、死んだトカゲを食べてまた気絶した。
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
一方その頃町には、国の役人が来ていた。何故国の役人がわざわざ来るのかと言うと、職業の儀式でどのような職業が出たのか調べる為である。統計を取り、今年はこの職業が多いい少ないなどを調べる為である。もう1つは、優秀な人材をスカウトする為である。才能があっても設備が整っていなかったら、ある程度の所までしか伸びない人が多い、その為王都の整った設備で出来るだけ才能を伸ばす為だ。
「これはこれは国の役人様ようこそいらっしゃいました。町長のガイトです」
「私はラルウだ。早速だが結果を教えて欲しい」
「はい。今年は大魔道士がいました!」
「おお!それは素晴らしいな!是非とも国に招きたい。それで何人いて、何の職業か教えてくれ」
「はい。今年は5人で、大魔道士、剣闘士、調教師、農夫、無職です」
「剣闘士もいるのか、中々素晴らしいな。あと調教師もレア職業だから、当たりだな。ところで無職ってなんだ?今までそんな事報告された事ないが?」
「厳密に言うと、無職では無いのですが、字が読めなくて…」
「ん?どういう事だ?見してみろ!」
「は、はい」
ガイトは、記録用紙をラルウに見した。
「本当にこう書いてあったのか?」
「はい。読めなかった為、無職と言うことにしました」
「い、異世界文字だと!」
「異世界文字ってなんですか?」
「えっ?お前知らないのか!500年前魔王から世界を助けた勇者様が使っていた文字を!これがその文字だ。おい!誰か異世界文字読める奴いないのか?」
「ラルウ先輩!僕読めますよー!」
「お!リュウ!お前読めるのか!」
「任せてくだせー!先輩!では、早速。れじぇんどさもなー?」
「分かったか?」
「えっと。確か、れじぇんどが伝説のって意味で、さもなーが確か召喚士だった気がします!なので、伝説の召喚士では?」
「そうか。召喚士自体数年に1度出るか出ないか位のレア職業で、しかも伝説の召喚士か、これは国に連れて行かないとな!」
「ぜってぇー連れていくべきです!先輩!」
「ガイト。その召喚士の子はどこにいる?」
「それが、魔境の渓谷に自分で落ちたそうなのです」
「それは、本当なのか?」
「はい。しかし私は剣闘士の子が落としたと思うのです。私は、剣闘士の子が無理やり連れて行くのを見て、その次の日渓谷に落ちたと聞きました」
「何故、止めなかった。しかも誰一人探そうとしていない」
「そ、それは…」
「無職は、必要無いと、思っていたからか?」
「い、いえ、そんなことは…」
「そうか。分かった」
「許して下さるんですか!」
「墓穴を掘ったな。誰が許すと、言ったか?」
「あっ、」
「残念だったな。無職かと思って殺したやつが、勇者様と、同じで、伝説の召喚士と言う、大層な職業で。これは上にも報告するからな?では、さらば」
「まっ、待ってください!」
ラルウ達は、帰って行った。
「楽になってんのは、レベルが上がってんだろうな。レベル知りてぇーわ」
レベルが上がると能力が上がる。レベルを確認するのは職業の儀式で使った鑑定石を使わないといけない。鑑定石は、大変貴重な為一般人は職業の儀式以外で使う事はまずない。
「流石に腹減ってきたな」
ライキは、この2日全くご飯を食べてない。水は湧き水などがあった為どうにかなったが、食べ物は何も無いので何も食べてなかったのだ。そして、モンスターなどを食べなかったのはモンスターを食べると死ぬかもしれないからだ。モンスターには、魔素と言うのが沢山入っている。魔素は、魔法などでも使うのだが、モンスターは沢山ある為、体の中で暴れ体を破壊すると言われている。強いモンスター程魔素が多いいと言われている。
「あのトカゲぜってぇー魔素多いいよな。でも、餓死するのはやだし。まぁー、生きる確率の方が低いが、確実に死ぬわけでないからいいか」
俺は、トカゲを手でちぎって火魔法で焼いて食った。
「う、美味い!めっちゃうめーぞ!こんな美味いの初めて食った!」
ライキは、夢中になってトカゲを2匹食って気絶した。気絶した理由は、魔素が暴走したからだ。ライキは、気絶ではあるが初めてちゃんとした休憩をとれた。
そのまま気絶してから1日近く経った。
「俺どんくらい気絶してたんだ?ってかめちゃくちゃ力が溢れて来るんだが、これなら1人でこの渓谷を脱出出来そうだな」
そう。この渓谷では、もう召喚しない事にしていた。理由は、召喚獣をもう殺したく無いからだ。召喚獣は仲間で、しかも俺を庇って死んでしまった。だから、俺自身が強くなってから、召喚すると決めたのだ。その為、この渓谷では召喚しない事にした。
「それにしてもなんで、こう、中から力が溢れて来るような感じがするんだ?」
と、違和感を抱いていると、またトカゲが現れた。
「グルルルルルル」
「また、トカゲか、お前以外いないのかよ」
俺は、ヒットアンドアウェイするために、取り敢えず殴った。
ドゴーーーーン!!!
「はっ?」
トカゲは、一発で絶命した。
「もしかして、モンスターを食って強くなった?もしそれが本当なら、俺は強くなる為に何でもしてやる!」
そう言って、死んだトカゲを食べてまた気絶した。
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一方その頃町には、国の役人が来ていた。何故国の役人がわざわざ来るのかと言うと、職業の儀式でどのような職業が出たのか調べる為である。統計を取り、今年はこの職業が多いい少ないなどを調べる為である。もう1つは、優秀な人材をスカウトする為である。才能があっても設備が整っていなかったら、ある程度の所までしか伸びない人が多い、その為王都の整った設備で出来るだけ才能を伸ばす為だ。
「これはこれは国の役人様ようこそいらっしゃいました。町長のガイトです」
「私はラルウだ。早速だが結果を教えて欲しい」
「はい。今年は大魔道士がいました!」
「おお!それは素晴らしいな!是非とも国に招きたい。それで何人いて、何の職業か教えてくれ」
「はい。今年は5人で、大魔道士、剣闘士、調教師、農夫、無職です」
「剣闘士もいるのか、中々素晴らしいな。あと調教師もレア職業だから、当たりだな。ところで無職ってなんだ?今までそんな事報告された事ないが?」
「厳密に言うと、無職では無いのですが、字が読めなくて…」
「ん?どういう事だ?見してみろ!」
「は、はい」
ガイトは、記録用紙をラルウに見した。
「本当にこう書いてあったのか?」
「はい。読めなかった為、無職と言うことにしました」
「い、異世界文字だと!」
「異世界文字ってなんですか?」
「えっ?お前知らないのか!500年前魔王から世界を助けた勇者様が使っていた文字を!これがその文字だ。おい!誰か異世界文字読める奴いないのか?」
「ラルウ先輩!僕読めますよー!」
「お!リュウ!お前読めるのか!」
「任せてくだせー!先輩!では、早速。れじぇんどさもなー?」
「分かったか?」
「えっと。確か、れじぇんどが伝説のって意味で、さもなーが確か召喚士だった気がします!なので、伝説の召喚士では?」
「そうか。召喚士自体数年に1度出るか出ないか位のレア職業で、しかも伝説の召喚士か、これは国に連れて行かないとな!」
「ぜってぇー連れていくべきです!先輩!」
「ガイト。その召喚士の子はどこにいる?」
「それが、魔境の渓谷に自分で落ちたそうなのです」
「それは、本当なのか?」
「はい。しかし私は剣闘士の子が落としたと思うのです。私は、剣闘士の子が無理やり連れて行くのを見て、その次の日渓谷に落ちたと聞きました」
「何故、止めなかった。しかも誰一人探そうとしていない」
「そ、それは…」
「無職は、必要無いと、思っていたからか?」
「い、いえ、そんなことは…」
「そうか。分かった」
「許して下さるんですか!」
「墓穴を掘ったな。誰が許すと、言ったか?」
「あっ、」
「残念だったな。無職かと思って殺したやつが、勇者様と、同じで、伝説の召喚士と言う、大層な職業で。これは上にも報告するからな?では、さらば」
「まっ、待ってください!」
ラルウ達は、帰って行った。
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