チート過ぎてチート(語彙力)な異世界転移
第45話 操りし者
「処罰するとしようかの…真犯人を」
女帝は俺の方を見ながらそう言った。そして、
「それでは断罪しに行きましょうか」
俺も女帝を見ながらそう答えた。すると、
『マスター、対象がこちらへ向かっています』
(わかった)
「どうやらこちらから出向く必要は無くなったみたいですよ」
「そのようじゃな」
そんな会話をしていると静かに部屋の扉が開かれた。そして、そちらの方向を見ると
「あら、やっとお目覚めになったのですね。お母様」
「久しぶりじゃのぉ、アイリスよ」
そこに居たのは美しい容姿を持ったこの国の王女であるアイリス姫だった。
「そこに転がっているのはお父様ですか?」
「その通りだ、それにしてもアンタが裏から全てを操っていたとはな」
「よく分かりましたねタイキさん。貴方がこれほどの強さを持っているのは少し意外でした。しかし、その回答は半分正解で半分不正解です」
「それも知ってるよ」
不敵な笑みを浮かべながら話す王女に対して俺は答えた。そして女帝もそれに反応する。
「そろそろ正体を表して欲しいのぉ」
「まさかそこまで気づかれているとは…やはり《鬼才の女帝》の名は伊達ではないようですね。もう隠す必要は無くなったのでこれをを解きましょう」
王女に変身している者がそう言うと、身体から黒い煙が出てきた。やがてその煙が晴れるとそこには青白い肌をして頭から角が生えた男になった。
「まさかお主の正体が魔族じゃったとはな…。本当のアイリスはどうしたのじゃ?返答次第ではお主を抹殺する」
「なかなか上手い演技だったろ?俺の変身能力は本人が生きてないと出来ない不便な能力でな…。残念ながら生きてるよ、場所は教えねぇけどな」
「生きてはいるのか…ならば半殺しで許そうかのぉ」
「出来ることならやってみろ!人間風情が!」
そう言うとその魔族は大きく笑って女帝に飛びかかった。
「危ない!」
俺は女帝を守ろうと飛び出した。しかし、
「っ!?何故攻撃が通らない!?」
俺が防ぐ前に女帝は結界に守られていた。
「王とは戦の最前線で指揮をとるものじゃ。ならばそれ相応の実力も必要である。《鬼才の女帝》、この名がついた所以はなにも政治だけでは無い。宮廷魔術師よりもずっとレベルの高い魔法、これぞ妾がこの名で呼ばれる真の理由じゃ!」
女帝がそう言うととんでもない魔力がその場に吹き荒れた。
(はぁ!?ちょっとこの人めっちゃ強くね!?)
『人族の中では恐らくトップレベルで強いでしょう』
女帝を鑑定してみると
【ステータス】
【名前】ヒューメリア・セオドリス・ライグ
【種族】人族
【職業】王妃
【レベル】680
【HP】295600/295600
【MP】679500/679500
【物理攻撃】3800
【物理防御】3800
【魔力】69734000
【魔法攻撃】6973400
【魔法防御】6973400
【スキル】
六属性魔法(火、水、風、土、光、闇)Lv93、召喚魔法Lv96、魔力支配Lv98
【固有スキル】
帝の威厳Lv100
【称号】
ライグ王国王妃 鬼才の女帝 成り上がりし者
(…この人って守られる必要あんのか?)
『これは怒らせたら死ぬタイプの人ですね』
うわぁ…マナまでそんなこと言い出したよ…。これはあの魔族死んだな。
そんなことを考えていると、
「アクアブラスト!」
女帝の周りに四つの青い魔法陣が浮かび上がり音を置き去りにするほどの速さで水のレーザーが魔族の四肢をかっさらっていった。
「ぐぁぁぁぁぁあ!」
あれ?水魔法ってあんな殺傷力高いっけ?
「まさか一撃で四肢が持っていかれるとは鍛え方が足らんのぉ。そろそろ娘の場所を教えて欲しいものじゃが…」
「…ここまで来たらどうでもいいですよ、あの娘は魔界にいます。ただし詳しい場所は覚えていません。今頃は私が召喚したガーゴイルにでも食われているのではないでしょうか」
「貴様なんてことを!魔界に入れるのは悪魔しかおらんというのに…」
「ならば私の出番でしょうか?」
女帝がそうやって嘆いていると、突然聞き覚えのある美声がした。
「いつの間に居たんだよ…
…ハデス」
「誇り高き主様の眷属ですから」
涼しい顔で答えたのは優秀な俺の眷属である神悪魔だった…
女帝は俺の方を見ながらそう言った。そして、
「それでは断罪しに行きましょうか」
俺も女帝を見ながらそう答えた。すると、
『マスター、対象がこちらへ向かっています』
(わかった)
「どうやらこちらから出向く必要は無くなったみたいですよ」
「そのようじゃな」
そんな会話をしていると静かに部屋の扉が開かれた。そして、そちらの方向を見ると
「あら、やっとお目覚めになったのですね。お母様」
「久しぶりじゃのぉ、アイリスよ」
そこに居たのは美しい容姿を持ったこの国の王女であるアイリス姫だった。
「そこに転がっているのはお父様ですか?」
「その通りだ、それにしてもアンタが裏から全てを操っていたとはな」
「よく分かりましたねタイキさん。貴方がこれほどの強さを持っているのは少し意外でした。しかし、その回答は半分正解で半分不正解です」
「それも知ってるよ」
不敵な笑みを浮かべながら話す王女に対して俺は答えた。そして女帝もそれに反応する。
「そろそろ正体を表して欲しいのぉ」
「まさかそこまで気づかれているとは…やはり《鬼才の女帝》の名は伊達ではないようですね。もう隠す必要は無くなったのでこれをを解きましょう」
王女に変身している者がそう言うと、身体から黒い煙が出てきた。やがてその煙が晴れるとそこには青白い肌をして頭から角が生えた男になった。
「まさかお主の正体が魔族じゃったとはな…。本当のアイリスはどうしたのじゃ?返答次第ではお主を抹殺する」
「なかなか上手い演技だったろ?俺の変身能力は本人が生きてないと出来ない不便な能力でな…。残念ながら生きてるよ、場所は教えねぇけどな」
「生きてはいるのか…ならば半殺しで許そうかのぉ」
「出来ることならやってみろ!人間風情が!」
そう言うとその魔族は大きく笑って女帝に飛びかかった。
「危ない!」
俺は女帝を守ろうと飛び出した。しかし、
「っ!?何故攻撃が通らない!?」
俺が防ぐ前に女帝は結界に守られていた。
「王とは戦の最前線で指揮をとるものじゃ。ならばそれ相応の実力も必要である。《鬼才の女帝》、この名がついた所以はなにも政治だけでは無い。宮廷魔術師よりもずっとレベルの高い魔法、これぞ妾がこの名で呼ばれる真の理由じゃ!」
女帝がそう言うととんでもない魔力がその場に吹き荒れた。
(はぁ!?ちょっとこの人めっちゃ強くね!?)
『人族の中では恐らくトップレベルで強いでしょう』
女帝を鑑定してみると
【ステータス】
【名前】ヒューメリア・セオドリス・ライグ
【種族】人族
【職業】王妃
【レベル】680
【HP】295600/295600
【MP】679500/679500
【物理攻撃】3800
【物理防御】3800
【魔力】69734000
【魔法攻撃】6973400
【魔法防御】6973400
【スキル】
六属性魔法(火、水、風、土、光、闇)Lv93、召喚魔法Lv96、魔力支配Lv98
【固有スキル】
帝の威厳Lv100
【称号】
ライグ王国王妃 鬼才の女帝 成り上がりし者
(…この人って守られる必要あんのか?)
『これは怒らせたら死ぬタイプの人ですね』
うわぁ…マナまでそんなこと言い出したよ…。これはあの魔族死んだな。
そんなことを考えていると、
「アクアブラスト!」
女帝の周りに四つの青い魔法陣が浮かび上がり音を置き去りにするほどの速さで水のレーザーが魔族の四肢をかっさらっていった。
「ぐぁぁぁぁぁあ!」
あれ?水魔法ってあんな殺傷力高いっけ?
「まさか一撃で四肢が持っていかれるとは鍛え方が足らんのぉ。そろそろ娘の場所を教えて欲しいものじゃが…」
「…ここまで来たらどうでもいいですよ、あの娘は魔界にいます。ただし詳しい場所は覚えていません。今頃は私が召喚したガーゴイルにでも食われているのではないでしょうか」
「貴様なんてことを!魔界に入れるのは悪魔しかおらんというのに…」
「ならば私の出番でしょうか?」
女帝がそうやって嘆いていると、突然聞き覚えのある美声がした。
「いつの間に居たんだよ…
…ハデス」
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コメント
ノベルバユーザー89126
魔界には悪魔しか入れないってことは王女様は悪魔なんですね.......
傭兵ヨウヘイ
神界で300年もすごした主人公より知的で神でもないただの人間なのにすごくかっこいい女王ですね!
主人公の容姿にも反応せず叡智をもってる主人公より頭がまわる!
この小説を読む度に人間の可能性について考えさせられます^^*
新!おバカな死神
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