チート過ぎてチート(語彙力)な異世界転移
第43話 王妃
俺は本日二度目の戦闘を始めた。
(まずは相手兵の真ん中に突っ込んでみるか)
今回は大きな魔法などを使わず最初に敵兵の真ん中へ突っ込んだ。しかし、俺はそこであることに気づいた。
(こいつらほんとに戦う気あるのか?)
そう、敵兵の指揮が圧倒的に低いのだ。よく見れば兵士は皆痩せこけて装備もボロボロだ。
『ライグ王国はかなりの重税を取っています。度重なる侵略戦争とそれに伴った徴兵によってボロボロなのでしょう』
(なるほどな。どうやら潰さなきゃいけねぇのは王族だけっぽいな)
『マスター、それは少し違います』
(どういうことだ?)
『現ライグ王は完全な独裁政治で好き勝手やっていますが、その前は現ライグ王妃にあたる方が政治をしており、フェリス王国よりも豊かと言われていました。』
(だったら何故今あのクズが政権を握ってんだ?)
『現ライグ王が実権を握るために王妃に呪いをかけて奪い取ったからです』
(その王妃は今どこに?)
『ライグ王国の王城の地下に眠らされております』
(…やるべき事が見えたな。とりあえず、目の前の大軍には国に帰ってもらおうか。)
俺は〈超越覇時空神〉を使って目の前の大軍をライグ王国の各自の家へと転移させた。それも、大量の食糧と共に。
そして、俺はライグ王国の王妃の元へと転移した。転移すると、窓も無くロウソク一本しか明かりのない部屋にベッドが一つあり、その上には王妃と思われる美しい女性が汚れた服を着て寝ていた。
(もしかしてあれが王妃か?)
『そうです。この地下空間で〈就眠の呪い〉をかけられ一年以上眠らされているようですね』
(一年以上!?他の人が解呪とか出来なかったのか?)
『まず王以外はここに立ち入ることができません。その上神聖魔法が使えないと解呪出来ないのでマスターのような方出ないと不可能です』
こんな所に一年以上眠らされてるとかほんとに大変だな…。それも今日で終わりだけどな。
(マナ、一応聞くが解呪は可能か?)
『神聖魔法の〈セイクリッドディスペル〉ならば可能です』
(わかった)
そして、俺は眠っている王妃の横に立ち解呪することにした。
「〈セイクリッドディスペル〉!」
すると、王妃の体は柔らかい光に包まれた。やがて、光が収まると王妃に相応しい綺麗な服に包まれ、王妃はゆっくりと目を覚ました。
「ここは…妾は今まで何を…?」
「お目覚めですか王妃様」
「お主何者じゃ!そしてここはどこなのじゃ!」
「私は冒険者のタイキと申します。ここはライグ王国の王城の地下です。呪いをかけられて眠らされたあなたを助けに参りました」
王妃様はかなり動揺していたのでゆっくりと丁寧に現在状況を話した。
「…ということで俺は今ここにいます。」
「なるほどのぉ…お主にはかなり迷惑を掛けてしまったようじゃな。ほんとうにすまぬ。そして兵を助けてくれたことも感謝する。」
「私はやりたいようにやっただけです。気にしないでください」
「お主は人格も素晴らしいんじゃな」
しばらく俺と話したあと、王妃はとても凛々しい顔で立ち上がりこう言った。
「ここからは妾の仕事じゃ」
(まずは相手兵の真ん中に突っ込んでみるか)
今回は大きな魔法などを使わず最初に敵兵の真ん中へ突っ込んだ。しかし、俺はそこであることに気づいた。
(こいつらほんとに戦う気あるのか?)
そう、敵兵の指揮が圧倒的に低いのだ。よく見れば兵士は皆痩せこけて装備もボロボロだ。
『ライグ王国はかなりの重税を取っています。度重なる侵略戦争とそれに伴った徴兵によってボロボロなのでしょう』
(なるほどな。どうやら潰さなきゃいけねぇのは王族だけっぽいな)
『マスター、それは少し違います』
(どういうことだ?)
『現ライグ王は完全な独裁政治で好き勝手やっていますが、その前は現ライグ王妃にあたる方が政治をしており、フェリス王国よりも豊かと言われていました。』
(だったら何故今あのクズが政権を握ってんだ?)
『現ライグ王が実権を握るために王妃に呪いをかけて奪い取ったからです』
(その王妃は今どこに?)
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(…やるべき事が見えたな。とりあえず、目の前の大軍には国に帰ってもらおうか。)
俺は〈超越覇時空神〉を使って目の前の大軍をライグ王国の各自の家へと転移させた。それも、大量の食糧と共に。
そして、俺はライグ王国の王妃の元へと転移した。転移すると、窓も無くロウソク一本しか明かりのない部屋にベッドが一つあり、その上には王妃と思われる美しい女性が汚れた服を着て寝ていた。
(もしかしてあれが王妃か?)
『そうです。この地下空間で〈就眠の呪い〉をかけられ一年以上眠らされているようですね』
(一年以上!?他の人が解呪とか出来なかったのか?)
『まず王以外はここに立ち入ることができません。その上神聖魔法が使えないと解呪出来ないのでマスターのような方出ないと不可能です』
こんな所に一年以上眠らされてるとかほんとに大変だな…。それも今日で終わりだけどな。
(マナ、一応聞くが解呪は可能か?)
『神聖魔法の〈セイクリッドディスペル〉ならば可能です』
(わかった)
そして、俺は眠っている王妃の横に立ち解呪することにした。
「〈セイクリッドディスペル〉!」
すると、王妃の体は柔らかい光に包まれた。やがて、光が収まると王妃に相応しい綺麗な服に包まれ、王妃はゆっくりと目を覚ました。
「ここは…妾は今まで何を…?」
「お目覚めですか王妃様」
「お主何者じゃ!そしてここはどこなのじゃ!」
「私は冒険者のタイキと申します。ここはライグ王国の王城の地下です。呪いをかけられて眠らされたあなたを助けに参りました」
王妃様はかなり動揺していたのでゆっくりと丁寧に現在状況を話した。
「…ということで俺は今ここにいます。」
「なるほどのぉ…お主にはかなり迷惑を掛けてしまったようじゃな。ほんとうにすまぬ。そして兵を助けてくれたことも感謝する。」
「私はやりたいようにやっただけです。気にしないでください」
「お主は人格も素晴らしいんじゃな」
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コメント
ましゃや
続きめっちゃ楽しみ