第19話深淵の神々

俺は今《深淵の神々ゴッド・オブ・アビス》というダンジョンにいる。

(そう言えばハデス達としばらく会ってないな…。召喚するか)

「召喚サモンハデス、ルカ、フェル」

「「「お久しぶりです！主様(ご主人様)(我が主)！」」」

「みんな久しぶり！早速だけどダンジョン攻略するから協力してくれ」

「それは良いのですがここはもしかして《深淵の神々ゴッド・オブ・アビス》ではありませんか！？」

「そうだけど？」

「そうだけど？じゃありませんよご主人様！」

「いくら我が主と言ってもさすがにここは不味いのでは？」

「まぁ大丈夫だろ」

「「「『はぁ…』」」」

「諦めたようにため息つくなよ…」

(てかちゃっかりマナもため息をつくな)

『いえ、さすがマスターですね(笑)と思っただけです』

(えぇ…)

「まぁそう気にするな。さっさと行くぞ」

「「「御意」」」

そうして俺達は《深淵の神々ゴッド・オブ・アビス》の攻略を始めた。

(マナ、このダンジョンについて教えてくれ)

『了解しました。このダンジョンは知っての通り世界最強で神すら攻略不能とされています。このダンジョンは1000階層あります。また、ここの魔物の強さは最弱でもハデス様達の倍以上強いです。』

(予想以上にえげつないな…)

『それを望んだのはマスターですからね？』

(確かにそうだけどな)

そして、マナと話していると早速魔物が来た。

(なんかめっちゃ真っ黒なゴブリンだな…ステータス見るか)

【ステータス】

【名前】
【種族】深淵ゴブリン
【職業】
【レベル】36942

【HP】42570000/42570000
【MP】62580000/62580000
【物理攻撃】18930000
【物理防御】18930000
【魔力】246700000
【魔法攻撃】246700000
【魔法防御】246700000

【スキル】
剣術Lv100 棒術Lv100 無属性魔法Lv100 剛力Lv100
【固有スキル】

【称号】
ゴブリンの最強種

「強っ！？」

「このゴブリンは我々より圧倒的に強いですよ…」

「さすが《深淵の神々ゴッド・オブ・アビス》ですね…」

「しかもこれで弱い方という…」

ハデス達の表情が一気に暗くなったがそんなことを言ってる間にゴブリンが一瞬でこちらに剣で切りかかってきた。

「っ！」

ハデスは完全に反応に遅れたがギリギリ横に飛んで避けた。そして、すぐに体制を立て直し剣を構える。しかし、それはすぐに必要なくなった。なぜなら俺が一瞬で反応できない速度でゴブリンの後ろに回り込み、手刀でゴブリンの首を跳ね飛ばしたからだ。

「やっぱお前らにはまだ早いか」

「さすが主様ですね…」

「俺が異常なだけだから気にするな。それよりもお前らは俺が作った空間に戻れ」

「「「御意…」」」

そして、ハデス達は俺の作った亜空間に戻った。

(それにしても武器が無いと手が汚れるな…)

『では武器を作れば良いかと思います』

(そうだな！武器作るか！)

こうして俺は武器を作ることにした。