チート過ぎてチート(語彙力)な異世界転移
第18話 脱出
 俺達は今この国の初心者用ダンジョンに来ている。ダンジョンというのはランダムに自然発生するらしい。ダンジョンによって大きさや魔物の強さが変わっている。そして、ダンジョンには様々なお宝が眠っていてその内容は武器や防具、魔道具など様々だ。さらに、ダンジョンの大きさや魔物の強さに比例して宝のレア度が高くなるみたいだ。
 俺達が今いる初心者用ダンジョンはそれほど大きくなく魔物も対して強くはないので闘いに慣れるにはうってつけの場所だ。俺達はそのダンジョンの10階層あるうちの8階層にいる。
 そして、今俺達には問題が発生していた。
 「ここの魔物は弱すぎて訓練にならない…」
 そう、攻略が簡単すぎるのだ。ただでさえ俺は人間辞めてるレベルの強さなのに勇者の中でもトップクラスの強さのやつが2人もいるのだ。ゴブリンやコボルトも訓練で使ってた刀を振っただけで真っ二つになるのでつまらない。最初は生き物を殺すのに不快感を感じたりしたが今はみんな慣れたみたいだ。
 「まぁすぐにこのダンジョンから出ることになるけどな」
 「そろそろ来るの?」
 「気配を感じるぞ〜」
 国王との密談に参加していた黒いフードを被った男が俺達の前に現れた。
 「国王の命令で貴様には死んでもらう」
 俺はここでこいつに転移石で別のダンジョンに飛ばされる予定だ。それも世界最強のダンジョンと言われる《深淵の神々》という場所に。ここは全ての神が超本気で作ったダンジョンらしく、1度入れば神だろうと二度と出てこれないといわれている。
 
 「凜達にバレてるけどいいのか?」
 「闇魔法で記憶を少しいじれば良いだけさ」
 そんなことを言いながら転移石を俺に投げてきた。避けたり割ったりして防ぐのは簡単だがこれを利用して俺達3人は国から脱出することにした。そして…
 「じゃあなお前ら…」
 「えっ?大樹何言って…」
 「お前何して…」
 俺以外の2人を地球に転移させて俺は《深淵の神々》に転移した。
 たぶん何言ってるかわかんないだろうから説明する。もともと俺は国王が俺を《深淵の神々》に飛ばしてそのまま魔物の餌にさせるつもりなのを知っていた。だがそのままだと残った2人が国の奴隷になるのは目に見えていた。だからそれを防ぐために転移石の誤作動を装い、時空神で3人一緒に転移して国から抜け出す計画を2人に話した。だが、それでも2人を危険に晒すことになるのは変わらない。そこで俺は転移石の力を利用して2人を地球に送った。
 転移石は実際に行って登録した場所と座標を計算した場所ならどんな所でも行ける石だ。俺は時空神で転移石に干渉し、叡智神で座標計算をして2人を地球に送った。それなら最初から3人で地球に転移すればいいと思うだろ?だが時空神では地球に直接転移出来ないうえに俺は地球に戻りたくなかった。
 2人にこれを話せば無理にでも着いてくるのが目に見えていたのでこんな形を取った。
 (あいつら怒ってるだろうなぁ)
 『きっとそうでしょうね。マスターはほんとにこれでよろしかったのですか?』
 (あいつらが無事ならそれでいいよ)
 『そうですか…』
 そんなことをマナと話しながら俺も《深淵の神々》に転移した。
 
 後に再会するとも知らずに…
 俺達が今いる初心者用ダンジョンはそれほど大きくなく魔物も対して強くはないので闘いに慣れるにはうってつけの場所だ。俺達はそのダンジョンの10階層あるうちの8階層にいる。
 そして、今俺達には問題が発生していた。
 「ここの魔物は弱すぎて訓練にならない…」
 そう、攻略が簡単すぎるのだ。ただでさえ俺は人間辞めてるレベルの強さなのに勇者の中でもトップクラスの強さのやつが2人もいるのだ。ゴブリンやコボルトも訓練で使ってた刀を振っただけで真っ二つになるのでつまらない。最初は生き物を殺すのに不快感を感じたりしたが今はみんな慣れたみたいだ。
 「まぁすぐにこのダンジョンから出ることになるけどな」
 「そろそろ来るの?」
 「気配を感じるぞ〜」
 国王との密談に参加していた黒いフードを被った男が俺達の前に現れた。
 「国王の命令で貴様には死んでもらう」
 俺はここでこいつに転移石で別のダンジョンに飛ばされる予定だ。それも世界最強のダンジョンと言われる《深淵の神々》という場所に。ここは全ての神が超本気で作ったダンジョンらしく、1度入れば神だろうと二度と出てこれないといわれている。
 
 「凜達にバレてるけどいいのか?」
 「闇魔法で記憶を少しいじれば良いだけさ」
 そんなことを言いながら転移石を俺に投げてきた。避けたり割ったりして防ぐのは簡単だがこれを利用して俺達3人は国から脱出することにした。そして…
 「じゃあなお前ら…」
 「えっ?大樹何言って…」
 「お前何して…」
 俺以外の2人を地球に転移させて俺は《深淵の神々》に転移した。
 たぶん何言ってるかわかんないだろうから説明する。もともと俺は国王が俺を《深淵の神々》に飛ばしてそのまま魔物の餌にさせるつもりなのを知っていた。だがそのままだと残った2人が国の奴隷になるのは目に見えていた。だからそれを防ぐために転移石の誤作動を装い、時空神で3人一緒に転移して国から抜け出す計画を2人に話した。だが、それでも2人を危険に晒すことになるのは変わらない。そこで俺は転移石の力を利用して2人を地球に送った。
 転移石は実際に行って登録した場所と座標を計算した場所ならどんな所でも行ける石だ。俺は時空神で転移石に干渉し、叡智神で座標計算をして2人を地球に送った。それなら最初から3人で地球に転移すればいいと思うだろ?だが時空神では地球に直接転移出来ないうえに俺は地球に戻りたくなかった。
 2人にこれを話せば無理にでも着いてくるのが目に見えていたのでこんな形を取った。
 (あいつら怒ってるだろうなぁ)
 『きっとそうでしょうね。マスターはほんとにこれでよろしかったのですか?』
 (あいつらが無事ならそれでいいよ)
 『そうですか…』
 そんなことをマナと話しながら俺も《深淵の神々》に転移した。
 
 後に再会するとも知らずに…
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