地の底から這い上がる
師匠-前編
この書き方初めてだからよく分かんない
「あ、もうやってる。ってか、一方的だな。ルガーノ」
『はいはい』
「暗殺者」を発動し全力で魔王の元に向かった。
「あ、少しの間、帰らないと思うから、ちょっと待っててな」
「え、ちょっと、お兄ちゃ〜ん!」
『待たんか、馬鹿者!!』
俺がそこに付いた頃には、勇者達が魔王にボコボコにされている最中だった。
「おいおい。待て待て」
こいつが魔王か、結構強いな。でも、勇者達弱すぎじゃね?
「誰だ貴様?」
どうしよう。なんて名乗ろうかな? あ、そうだ。どうせ破壊するから、これで良いか。
「そうだな。破壊者だな」
「破壊者か。何をとは言わない。お前の雰囲気でわかる」
へー、本当に分かってるのか? ま、良いか。
「そうか。嬉しいよ。って事で、勇者達、ここを出るぞ」
「待て! お前が誰か分からないが、俺たちは魔王と戦っているんだ! 邪魔をするんじゃない」
「は? このまま行ってもお前達はあの魔王に負ける、いや、殺されるんだぞ。それを分かってて言ってるのか?」
こいつらバカだ。いや、こいつだけかバカは。他の勇者達を見たが、あそこの男はこいつと同じこと思ってる顔だ。
「……クソ! どうすればいい?」
お、分かってくれたか。
「そこから、逃げろ」
おりゃ!
「おい、お前。そこは氷で塞がってるんだぞ。どう逃げろって言うんだ!」
入口の氷を波動のようなもので壊してやった。案外脆いな。
「何をしている?」
「見てみろ。魔王」
お、驚いてる驚いてる。また脆い氷を作ろうとしてやがる。
「させると思うか?」
俺は、それを邪魔するために少し早く動き、ナイフで攻撃した。うまく邪魔することができ、勇者達はここから外に出て行った。
「お前の目的はなんだ ︎」
俺は、後ろを再度確認し、勇者達が俺と魔王の会話が聞こえないところまで行ったことを確認して、質問に答えた。
「勇者への復讐。いや、あの王国への復讐かな」
「と、言うことは、お前は俺の仲間って事で良いんだな?」
「は? 勘違いするなよ。お前が勇者達を殺したらお前とこの国を消すからな」
魔王は、ナツメの雰囲気に押され、頷くことしか出来なかった。
「じゃ、俺は行くから。また何処かで会おうか」
ナツメは部屋から出て行き、そこに残ったのは腰を抜かした魔王だけだった。
「助けてくれてありがとう」
「別に良いさ」
こいつら、気付いてないのか? あ、なんか会話してる。
「もしかして。菜津芽君?」
「……声も変えれば良かったか」
最初に気付いたのは、えっと、名前なんだっけ? あ、そうそう南だ。
「本当に、菜津芽なのか?」
「あぁ。「解除」」
少し悩んだが、「暗殺者」の魔法を解いた。
「菜津芽君。もし良かったらだけど、私たちと魔王を倒してくれない?」
俺はその言葉に、怒りを覚えた。だってそうだろう。あいつらが勇者になった時、誰一人俺の方を見向きもしなかったんだ。そんな奴らの仲間になんてなれるかよ。だが、ここはポーカーフェイスだ。
「ごめん。俺にも大切な仲間がいるし、一人行方不明だから、探しに行かないと行けないから、お前達の仲間にはなれない」
にゃぽを早く探しに行きたいな。モフモフしたい。
「そう。そうだよね」
「おいおい。南よ、なんでこんな奴を仲間にしようとしてるんだよ。あの弱っちい菜津芽に仲間になってもらったところで、足を引っ張るだけだろ」
え、こいつさっきの見てて、そんなこと言うのかよ。
「ちょっ! バカ! 何言ってんの、魔王から私たちを助けたのは、紛れもなく菜津芽君だよ!」
そうそう。南は分かってるね。
「あれは、ほかのお仲間に助けてもらってたんだろう? なぁ?」
「おい、大海!」
あ、駄目だこいつら、もう帰ろう。
「はぁ、俺はもう行く。じゃあな」
「おい! 逃げんのか!」
「逃げるんじゃねぇ。帰るんだよ」
「待て待て。一戦やっていこうぜ」
「お前、馬鹿か? ここまだ魔国だぞ」
「良いじゃねぇか。すぐに終わるしよ」
「……分かった。えっと、そこの……」
名前が分かんねぇ。あ、雪菜だったっけ?
「わ、私?」
「そ、開始の合図頼んだ」
「え、分かった。よーい、スタート!」
そう言った瞬間、俺は全力で走り出し、大海の横を通り過ぎる瞬間、気絶させた。
「さ、これで勝負ついたな。じゃあな」
それには、魔国の住人達も、唖然としていた。
「ま、待ってくれ!」
いち早く意識を取り戻したのは、強丞だった。
「菜津芽、頼む。俺たちの師匠になってくれないか?」
「あぁ、いいぞ」
「断ることは分かっt、え、いいのか?」
「あぁ」
どうせ倒すなら強くなってもらわないといけないしな。今のままじゃ、魔王も倒してくれなさそうだしな。
その後、俺の魔法で魔国を出て行った。ルガーノとみいなを置いて。
四人を連れてきたのは、小さな小屋のある森の奥だ。
「これから、数日間でお前達を四天王を倒せるぐらいには、強くなってもらう。慈悲は無い。覚悟しろよ」
「はい!」
手を勢いよく挙げたのは雪菜だ。
「はい。雪菜」
「この小屋はどこから出したんですか?」
「魔法でポンと出しました」
「私にも出来ますか?」
「練習次第」
「うし!」
この小屋はダンジョンから出る時に見つけた小屋で中に誰も住んでなかったから、持ってきたものだ。無限収納に入るかどうか実験したら入ったから、そのまま持ってきちゃったんだよね。
「はい。ということで、今日から少し頑張れよ」
「「「は、はい」」」
大海は未だに起きてこない。
「あ、もうやってる。ってか、一方的だな。ルガーノ」
『はいはい』
「暗殺者」を発動し全力で魔王の元に向かった。
「あ、少しの間、帰らないと思うから、ちょっと待っててな」
「え、ちょっと、お兄ちゃ〜ん!」
『待たんか、馬鹿者!!』
俺がそこに付いた頃には、勇者達が魔王にボコボコにされている最中だった。
「おいおい。待て待て」
こいつが魔王か、結構強いな。でも、勇者達弱すぎじゃね?
「誰だ貴様?」
どうしよう。なんて名乗ろうかな? あ、そうだ。どうせ破壊するから、これで良いか。
「そうだな。破壊者だな」
「破壊者か。何をとは言わない。お前の雰囲気でわかる」
へー、本当に分かってるのか? ま、良いか。
「そうか。嬉しいよ。って事で、勇者達、ここを出るぞ」
「待て! お前が誰か分からないが、俺たちは魔王と戦っているんだ! 邪魔をするんじゃない」
「は? このまま行ってもお前達はあの魔王に負ける、いや、殺されるんだぞ。それを分かってて言ってるのか?」
こいつらバカだ。いや、こいつだけかバカは。他の勇者達を見たが、あそこの男はこいつと同じこと思ってる顔だ。
「……クソ! どうすればいい?」
お、分かってくれたか。
「そこから、逃げろ」
おりゃ!
「おい、お前。そこは氷で塞がってるんだぞ。どう逃げろって言うんだ!」
入口の氷を波動のようなもので壊してやった。案外脆いな。
「何をしている?」
「見てみろ。魔王」
お、驚いてる驚いてる。また脆い氷を作ろうとしてやがる。
「させると思うか?」
俺は、それを邪魔するために少し早く動き、ナイフで攻撃した。うまく邪魔することができ、勇者達はここから外に出て行った。
「お前の目的はなんだ ︎」
俺は、後ろを再度確認し、勇者達が俺と魔王の会話が聞こえないところまで行ったことを確認して、質問に答えた。
「勇者への復讐。いや、あの王国への復讐かな」
「と、言うことは、お前は俺の仲間って事で良いんだな?」
「は? 勘違いするなよ。お前が勇者達を殺したらお前とこの国を消すからな」
魔王は、ナツメの雰囲気に押され、頷くことしか出来なかった。
「じゃ、俺は行くから。また何処かで会おうか」
ナツメは部屋から出て行き、そこに残ったのは腰を抜かした魔王だけだった。
「助けてくれてありがとう」
「別に良いさ」
こいつら、気付いてないのか? あ、なんか会話してる。
「もしかして。菜津芽君?」
「……声も変えれば良かったか」
最初に気付いたのは、えっと、名前なんだっけ? あ、そうそう南だ。
「本当に、菜津芽なのか?」
「あぁ。「解除」」
少し悩んだが、「暗殺者」の魔法を解いた。
「菜津芽君。もし良かったらだけど、私たちと魔王を倒してくれない?」
俺はその言葉に、怒りを覚えた。だってそうだろう。あいつらが勇者になった時、誰一人俺の方を見向きもしなかったんだ。そんな奴らの仲間になんてなれるかよ。だが、ここはポーカーフェイスだ。
「ごめん。俺にも大切な仲間がいるし、一人行方不明だから、探しに行かないと行けないから、お前達の仲間にはなれない」
にゃぽを早く探しに行きたいな。モフモフしたい。
「そう。そうだよね」
「おいおい。南よ、なんでこんな奴を仲間にしようとしてるんだよ。あの弱っちい菜津芽に仲間になってもらったところで、足を引っ張るだけだろ」
え、こいつさっきの見てて、そんなこと言うのかよ。
「ちょっ! バカ! 何言ってんの、魔王から私たちを助けたのは、紛れもなく菜津芽君だよ!」
そうそう。南は分かってるね。
「あれは、ほかのお仲間に助けてもらってたんだろう? なぁ?」
「おい、大海!」
あ、駄目だこいつら、もう帰ろう。
「はぁ、俺はもう行く。じゃあな」
「おい! 逃げんのか!」
「逃げるんじゃねぇ。帰るんだよ」
「待て待て。一戦やっていこうぜ」
「お前、馬鹿か? ここまだ魔国だぞ」
「良いじゃねぇか。すぐに終わるしよ」
「……分かった。えっと、そこの……」
名前が分かんねぇ。あ、雪菜だったっけ?
「わ、私?」
「そ、開始の合図頼んだ」
「え、分かった。よーい、スタート!」
そう言った瞬間、俺は全力で走り出し、大海の横を通り過ぎる瞬間、気絶させた。
「さ、これで勝負ついたな。じゃあな」
それには、魔国の住人達も、唖然としていた。
「ま、待ってくれ!」
いち早く意識を取り戻したのは、強丞だった。
「菜津芽、頼む。俺たちの師匠になってくれないか?」
「あぁ、いいぞ」
「断ることは分かっt、え、いいのか?」
「あぁ」
どうせ倒すなら強くなってもらわないといけないしな。今のままじゃ、魔王も倒してくれなさそうだしな。
その後、俺の魔法で魔国を出て行った。ルガーノとみいなを置いて。
四人を連れてきたのは、小さな小屋のある森の奥だ。
「これから、数日間でお前達を四天王を倒せるぐらいには、強くなってもらう。慈悲は無い。覚悟しろよ」
「はい!」
手を勢いよく挙げたのは雪菜だ。
「はい。雪菜」
「この小屋はどこから出したんですか?」
「魔法でポンと出しました」
「私にも出来ますか?」
「練習次第」
「うし!」
この小屋はダンジョンから出る時に見つけた小屋で中に誰も住んでなかったから、持ってきたものだ。無限収納に入るかどうか実験したら入ったから、そのまま持ってきちゃったんだよね。
「はい。ということで、今日から少し頑張れよ」
「「「は、はい」」」
大海は未だに起きてこない。
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