地の底から這い上がる
パーティー
遅くなった
「なぁ、ナツメ。俺たちとパーティー組んでくれないか?」
お昼頃ギルドに着くとパーティーに誘われた。
「何でですか?」
「今俺たちの前衛が怪我をしてしまって、前衛が不足しててな、少しの間でいい。頼む!」
俺は少し考えていた。ギルドの信用が自分の中であまり高く無い。事務の職員に裏と繋がっている人がいると分かっているのだ。
「ん、ん〜〜?」
「なぁ、頼む!」
「わ、分かったよ」
俺は勢いに負けてパーティーを組んでしまった。
「ありがとう!! 俺は知っての通り、レンジだ。メイン武器は盾だ。で、こっちの弓使いが」
「シュルハだ。よろしく、ナツメ」
「あぁ、よろしく頼む」
「最後は俺だな。ボウマだ、この肉体だが、武器は魔法だ、よろしく頼む」
三人全員俺とは違った筋肉質な肉体をしている。ムッキムキだ。
「で、お前はなんの武器を使うんだ?」
「そうだった。俺は拳闘士だ、よろしくな」
こうして、俺は怪我で空いた穴を塞ぐことになった。
「それでよ、悪いんだが明日から頼めるか?」
「あぁ、もちろんいいぞ」
「じゃ、またなナツメ」
俺は一旦宿に戻った。
「おーい、にゃぽ」
「あ、ご主人様! おかえりなさい!」
「お帰り、ナツメちゃん」
「あ、ただいま、です」
「夕ご飯はもうできてるよ。それとも、お風呂にする?」
「では、お風呂を先に頂きます」
俺は一旦お風呂に入り、疲れをとった。
「はぁ、さっぱりした〜」
「ご主人様! 早く食べましょうよ」
にゃぽは俺の頭の上から食卓を腕で指し示した。
「分かってるよ」
「ほら、早くいらっしゃい」
サリーさんの作ったご飯を食べながらパーティーを組むことをにゃぽに伝えた。
「え ︎ その間私はどうなるんですか?」
「あー、サリーさん、少しの間にゃぽを預かってもらえないでしょうか?」
「えぇ、良いわよ」
「じゃ、少しの間にゃぽをお願いします」
「分かったわ。にゃぽちゃん、ちょっとの間だけよろしくね」
「……う、ご主人様〜」
にゃぽはうるうるした目でこっちを見つめてくる。
「だ、駄目だ、にゃぽが一緒に来ちゃったら、「魔獣だ」って襲って来ちゃうかもしれないでしょう?」
「そう、だけど」
「戻ってきたらいっぱい遊んでやるから少しの間だけ、我慢してくれないか?」
「……分かった。サリー、よろしく」
「えぇ、よろしくね。にゃぽちゃん」
その後俺は、明日の為の買い出しなどをして眠りについた。
「いやー、上手くいきそうですね」
「えぇ、ナツメは今消さないと行けないわ」
「計画通りことは進んでいますよ」
「ありがとうね、これはこの世界の為でもあるんですからね」
「そうですね。ま、明日が楽しみですね」
「あ、そうそう、これを渡さなきゃね」
「これは、スキルの石?」
「そうよ。これには転移のスキルが入っているわ。ダンジョンの最下層に転移させられるように設定してあるわ」
「これ、高かったんじゃないか?」
「そうね、一等地に豪邸が建つくらいかしら?」
「まじかよ。ってか、それをあいつに使う程なのか?」
「えぇ、何しろ魔王様が殺されるかもしれないのよ」
「そうか。分かった、必ずナツメを殺すよ」
「お願いね。レンジ」
ナツメは自分の身に起きる出来事を知ることは出来ない。
夜が明け、朝ギルドに向かった。
「えっと、レンジたちはどこにいるかな?」
俺は、昨日パーティーを組んだ、レンジたちを探して、ギルド内をきょろきょろ見渡していた。
「おーい、ナツメこっちだ」
声がする方に顔を向けえると、レンジたち三人が手を振っていた。
「今日はありがとうな。ナツメ」
「いや、大丈夫だよ、レンジ」
「今日はよろしく頼む」
「あぁ、頼りにしてるよシュルハ、ボウマ」
「おう、よろしく頼む」
簡単な自己紹介を終わらせ、洞窟型のダンジョンに向かった。
「ナツメって、このダンジョン何階層まで行った?」
「最高で、二十二階層だな」
「ソロでか?」
「そうだよ。ま、相棒もいてだけどな。レンジたちは?」
「俺たちは、三十四階層まで行ったな」
「おぉ、すごいな。一流じゃないか」
「そんなことない、上には上がいるんだ。それにこのダンジョンの最下層なんて誰も知らない、俺たちが行った階層も、全体で何割攻略されたか分らないんじゃ、自慢にもならないさ」
その後、ダンジョンの入り口にある転移の魔方陣で、レンジたちが行った三十四層に転移した。
「なぁ、ナツメ。俺たちとパーティー組んでくれないか?」
お昼頃ギルドに着くとパーティーに誘われた。
「何でですか?」
「今俺たちの前衛が怪我をしてしまって、前衛が不足しててな、少しの間でいい。頼む!」
俺は少し考えていた。ギルドの信用が自分の中であまり高く無い。事務の職員に裏と繋がっている人がいると分かっているのだ。
「ん、ん〜〜?」
「なぁ、頼む!」
「わ、分かったよ」
俺は勢いに負けてパーティーを組んでしまった。
「ありがとう!! 俺は知っての通り、レンジだ。メイン武器は盾だ。で、こっちの弓使いが」
「シュルハだ。よろしく、ナツメ」
「あぁ、よろしく頼む」
「最後は俺だな。ボウマだ、この肉体だが、武器は魔法だ、よろしく頼む」
三人全員俺とは違った筋肉質な肉体をしている。ムッキムキだ。
「で、お前はなんの武器を使うんだ?」
「そうだった。俺は拳闘士だ、よろしくな」
こうして、俺は怪我で空いた穴を塞ぐことになった。
「それでよ、悪いんだが明日から頼めるか?」
「あぁ、もちろんいいぞ」
「じゃ、またなナツメ」
俺は一旦宿に戻った。
「おーい、にゃぽ」
「あ、ご主人様! おかえりなさい!」
「お帰り、ナツメちゃん」
「あ、ただいま、です」
「夕ご飯はもうできてるよ。それとも、お風呂にする?」
「では、お風呂を先に頂きます」
俺は一旦お風呂に入り、疲れをとった。
「はぁ、さっぱりした〜」
「ご主人様! 早く食べましょうよ」
にゃぽは俺の頭の上から食卓を腕で指し示した。
「分かってるよ」
「ほら、早くいらっしゃい」
サリーさんの作ったご飯を食べながらパーティーを組むことをにゃぽに伝えた。
「え ︎ その間私はどうなるんですか?」
「あー、サリーさん、少しの間にゃぽを預かってもらえないでしょうか?」
「えぇ、良いわよ」
「じゃ、少しの間にゃぽをお願いします」
「分かったわ。にゃぽちゃん、ちょっとの間だけよろしくね」
「……う、ご主人様〜」
にゃぽはうるうるした目でこっちを見つめてくる。
「だ、駄目だ、にゃぽが一緒に来ちゃったら、「魔獣だ」って襲って来ちゃうかもしれないでしょう?」
「そう、だけど」
「戻ってきたらいっぱい遊んでやるから少しの間だけ、我慢してくれないか?」
「……分かった。サリー、よろしく」
「えぇ、よろしくね。にゃぽちゃん」
その後俺は、明日の為の買い出しなどをして眠りについた。
「いやー、上手くいきそうですね」
「えぇ、ナツメは今消さないと行けないわ」
「計画通りことは進んでいますよ」
「ありがとうね、これはこの世界の為でもあるんですからね」
「そうですね。ま、明日が楽しみですね」
「あ、そうそう、これを渡さなきゃね」
「これは、スキルの石?」
「そうよ。これには転移のスキルが入っているわ。ダンジョンの最下層に転移させられるように設定してあるわ」
「これ、高かったんじゃないか?」
「そうね、一等地に豪邸が建つくらいかしら?」
「まじかよ。ってか、それをあいつに使う程なのか?」
「えぇ、何しろ魔王様が殺されるかもしれないのよ」
「そうか。分かった、必ずナツメを殺すよ」
「お願いね。レンジ」
ナツメは自分の身に起きる出来事を知ることは出来ない。
夜が明け、朝ギルドに向かった。
「えっと、レンジたちはどこにいるかな?」
俺は、昨日パーティーを組んだ、レンジたちを探して、ギルド内をきょろきょろ見渡していた。
「おーい、ナツメこっちだ」
声がする方に顔を向けえると、レンジたち三人が手を振っていた。
「今日はありがとうな。ナツメ」
「いや、大丈夫だよ、レンジ」
「今日はよろしく頼む」
「あぁ、頼りにしてるよシュルハ、ボウマ」
「おう、よろしく頼む」
簡単な自己紹介を終わらせ、洞窟型のダンジョンに向かった。
「ナツメって、このダンジョン何階層まで行った?」
「最高で、二十二階層だな」
「ソロでか?」
「そうだよ。ま、相棒もいてだけどな。レンジたちは?」
「俺たちは、三十四階層まで行ったな」
「おぉ、すごいな。一流じゃないか」
「そんなことない、上には上がいるんだ。それにこのダンジョンの最下層なんて誰も知らない、俺たちが行った階層も、全体で何割攻略されたか分らないんじゃ、自慢にもならないさ」
その後、ダンジョンの入り口にある転移の魔方陣で、レンジたちが行った三十四層に転移した。
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