地の底から這い上がる
四人の勇者のダンジョン攻略“後”
これで一旦勇者視点終了
俺たちは三階層に来ている。
「お前ら大丈夫か?」
「はい!」
「ゴブリン達は武器を持ってるから気をつけろよ。この階層のゴブリンはみんな棍棒持ちだ。それを考えて戦えよ」
「分かりました!」
俺たちが話し終えた時、ゴブリンの気配がした。
「あ、アーリーさん」
「どうした?」
「もしかして、ゴブリンが近づいて来てますか?」
「お、よく分かったな」
「はい。なんとなく」
「その感覚を忘れるなよ。その内それはお前の命を救うことになるだろうからな」
「はい!」
少し歩くと、ゴブリンが地面からニョキっと出てきた。
「お、珍しいな。あれがダンジョンから魔物が生まれる瞬間だ」
「……なんと言うか、気持ち悪いです」
南が嫌悪感を抱いていたが、雪菜とミラー術長までもが、うわーって顔をしていた。
「まぁ、初めてはそうなるな。さ、お前ら安全に戦えよ」
「「「「はい!」」」」
「グギャギャ!!」
「本当に、人型だ」
「大海、行けるか?」
「あぁ、大丈夫だ」
「よし。俺たちが突っ込む、南と雪菜は後ろから支援を頼む!!」
「了解!」「分かったよ」
そして、強丞と大海は剣と槍を軽く構えゴブリンに向けて走り出した。
「溺れなさい!「ウォーターボール」強くなれ!「身体強化」」
雪菜が攻撃魔法と支援魔法を発動した。ウォーターボールは、ゴブリン四体を直撃し、ゴブリンは足を止めていた。足元には、水溜りができていた。そして、身体強化で強丞と大海は、さっきよりも速くゴブリンに近づいていた。そして、ほんのり紫色の光が二人の身体を包み込んでいた。
「っふ!!」「はっ!!」
二人が攻撃を仕掛けるとゴブリン達はバラバラに避けた。だが、それぞれがバラバラに避けたため、避けた先に避けたゴブリンがいたりと、ちゃんと避けられることは出来なかった。
「「グギギ!!」」
二人の攻撃は、ゴブリン二体を倒した。
二人はそこで気を許していた。ゴブリンの一体が二人の死角から攻撃を仕掛けていた。
「なっ ︎」
「危ない!」
強丞が殴られそうになった時、ズボッとゴブリンの方から音がし、ゴブリンは倒れた。
「戦いの最中にそんなことしちゃダメでしょ!」
「すまん。助かった南」
「次やったらお仕置きよ」
南は雪菜と反対側から弓矢を放ち強丞を倒した。
「ラストだな」
「グギッ!!」
最後の一体は大海が槍で刺し殺した。そして、ゴブリン達は魔石を残して消えていった。
「ふー、何とかなったな」
「だな」
「お前ら、よくやったな!」
「ありがとうございます!!」
「南、そこにある魔石を拾って持って来てくれ」
「分かりました!」
南は反対側から戻ってくるついでに魔石を拾ってきた。
「これ、中が凄いですね」
「南、ちょっと見せろ」
「はい」
南は四人にそれぞれに魔石を渡した。
「……綺麗」
雪菜は魔石を手に取り思わずそんな言葉が口から出ていた。
魔石は半透明の石だった。石の中には何かがうねうねと渦巻いていた。
「マーリーさん。魔石の中にあるこれって何ですか?」
「あぁ、それは魔力だよ」
「これが、魔力?」
「そ、ゴブリンが今まで使わずに体内で溜めていた魔力だ」
「醜い外見とは程遠い位綺麗でしょ?」
「はい、ミラー術長の言う通りですね」
「もっと、長年生きている魔物だったらもっと綺麗よ。ま、相手に魔力を使わせずに倒した場合だけどね」
「そっか、戦いの最中に魔力を使わせたら、その分魔石に残る魔力がどんどん無くなるんだ」
「そう言う事」
「よし、今日はこの辺にして帰るぞ」
四人の勇者は三階層から四階層に行く手前にある横の部屋から転移して地上に戻った。
週一だと展開が遅いよな。ちょっと悩んでる
俺たちは三階層に来ている。
「お前ら大丈夫か?」
「はい!」
「ゴブリン達は武器を持ってるから気をつけろよ。この階層のゴブリンはみんな棍棒持ちだ。それを考えて戦えよ」
「分かりました!」
俺たちが話し終えた時、ゴブリンの気配がした。
「あ、アーリーさん」
「どうした?」
「もしかして、ゴブリンが近づいて来てますか?」
「お、よく分かったな」
「はい。なんとなく」
「その感覚を忘れるなよ。その内それはお前の命を救うことになるだろうからな」
「はい!」
少し歩くと、ゴブリンが地面からニョキっと出てきた。
「お、珍しいな。あれがダンジョンから魔物が生まれる瞬間だ」
「……なんと言うか、気持ち悪いです」
南が嫌悪感を抱いていたが、雪菜とミラー術長までもが、うわーって顔をしていた。
「まぁ、初めてはそうなるな。さ、お前ら安全に戦えよ」
「「「「はい!」」」」
「グギャギャ!!」
「本当に、人型だ」
「大海、行けるか?」
「あぁ、大丈夫だ」
「よし。俺たちが突っ込む、南と雪菜は後ろから支援を頼む!!」
「了解!」「分かったよ」
そして、強丞と大海は剣と槍を軽く構えゴブリンに向けて走り出した。
「溺れなさい!「ウォーターボール」強くなれ!「身体強化」」
雪菜が攻撃魔法と支援魔法を発動した。ウォーターボールは、ゴブリン四体を直撃し、ゴブリンは足を止めていた。足元には、水溜りができていた。そして、身体強化で強丞と大海は、さっきよりも速くゴブリンに近づいていた。そして、ほんのり紫色の光が二人の身体を包み込んでいた。
「っふ!!」「はっ!!」
二人が攻撃を仕掛けるとゴブリン達はバラバラに避けた。だが、それぞれがバラバラに避けたため、避けた先に避けたゴブリンがいたりと、ちゃんと避けられることは出来なかった。
「「グギギ!!」」
二人の攻撃は、ゴブリン二体を倒した。
二人はそこで気を許していた。ゴブリンの一体が二人の死角から攻撃を仕掛けていた。
「なっ ︎」
「危ない!」
強丞が殴られそうになった時、ズボッとゴブリンの方から音がし、ゴブリンは倒れた。
「戦いの最中にそんなことしちゃダメでしょ!」
「すまん。助かった南」
「次やったらお仕置きよ」
南は雪菜と反対側から弓矢を放ち強丞を倒した。
「ラストだな」
「グギッ!!」
最後の一体は大海が槍で刺し殺した。そして、ゴブリン達は魔石を残して消えていった。
「ふー、何とかなったな」
「だな」
「お前ら、よくやったな!」
「ありがとうございます!!」
「南、そこにある魔石を拾って持って来てくれ」
「分かりました!」
南は反対側から戻ってくるついでに魔石を拾ってきた。
「これ、中が凄いですね」
「南、ちょっと見せろ」
「はい」
南は四人にそれぞれに魔石を渡した。
「……綺麗」
雪菜は魔石を手に取り思わずそんな言葉が口から出ていた。
魔石は半透明の石だった。石の中には何かがうねうねと渦巻いていた。
「マーリーさん。魔石の中にあるこれって何ですか?」
「あぁ、それは魔力だよ」
「これが、魔力?」
「そ、ゴブリンが今まで使わずに体内で溜めていた魔力だ」
「醜い外見とは程遠い位綺麗でしょ?」
「はい、ミラー術長の言う通りですね」
「もっと、長年生きている魔物だったらもっと綺麗よ。ま、相手に魔力を使わせずに倒した場合だけどね」
「そっか、戦いの最中に魔力を使わせたら、その分魔石に残る魔力がどんどん無くなるんだ」
「そう言う事」
「よし、今日はこの辺にして帰るぞ」
四人の勇者は三階層から四階層に行く手前にある横の部屋から転移して地上に戻った。
週一だと展開が遅いよな。ちょっと悩んでる
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