自分が書いた小説の登場人物に転生します!!

けんはる

〈山猫の宿〉

「ここだ、入るぞ」
中に入ると女性がこちらに気付き
「いらっしゃいってシャラムじゃない?どうしたの?」 
「あぁ客を案内してきたんだ」
シャラムはマオンを紹介した
「そうなんだ、いらっしゃい、私はメリーよ」
「私はクロネ マオンよ、マオンでいいわ」
メリーは赤のロングヘアーの綺麗な女性だ
「わかったわ、マオンちゃん、泊まりで良いのかしら?」
「えぇ」
「じゃあ、付いてきて」
「俺は戻るぞ」
「うん、お客さんを連れてきてくれてありがとね」
「案内してくれてありがとう」
シャラムは後ろ向きで、手をヒラヒラと振り
出ていった
「宿泊の手続きをするから付いてきて」
「わかった」
メリーの後に付いていくと
メリーはカウンターの中に入り
「じゃあ、ここに名前と年齢を書いてくれる?」
紙と羽ペンを受け取り書き始めた
「うちは一泊、銅貨3枚で朝と夜の食事付きよ、延泊も大丈夫よ」
マオンは書き終えると紙を渡した
「わかった、とりあえず3泊で、これって使える?」
マオンは銅貨9枚をカウンターに置き、証明証を見せた
「3泊ね、使えるわよ、食事のときに飲物を一杯サービスになるわ」
「じゃあ、お願い」
「わかったわ」
メリーは受け取った紙に書き込んだ
「にしても、12歳って本当なの?」
「本当よ、どうして?」
「12歳にしては落ち着いてるなぁと思って」
「そうかしら?」
「そうよ、それに女の子一人で旅をしてるなんて危ないわよ」
「大丈夫、こう見えても強いから」
「そうなの?なら良いけど」
「じゃあ、そろそろ部屋の鍵良いかしら?」
「あぁ、忘れてたわ、ごめんなさい」
メリーは3と書かれた札の付いた銅の鍵を手渡した
「部屋は階段上がって、右の一番奥よ」
「ありがとう」
マオンは鍵を受け取り、部屋へと向かった

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