自分が書いた小説の登場人物に転生します!!

けんはる

旅立ち

光が収まった
「変わったのかな?って声が」
少女のような声に変わっていた
「女神様、姿を見たいんですけど」
目の前に姿見が現れた
「黒音 魔音になってる」
けんはるはその場でクルリと回った
「すごい」
「姿はそれでよろしかったですか?」
「はい、大丈夫です」
「それでは次はスキルの確認をお願いします」
「わかりました、どうすれば良いですか?」
「〈ステータス〉と唱えて下さい」
「わかりました、〈ステータス〉」
目の前に白い画面が現れた
「これが〈ステータス〉」
名前 黒音くろね 魔音まおん
レベル1
HP 650
MP 500
性別 女性
年齢 12歳
スキル
戦闘特化 10
治癒特化 10
武器生成 5
身体浄化
翻訳
全知の瞳
「女神様、いくつか質問良いですか?」
「何ですか?」
「まず始めにレベル1にしてはHPとMPが多くないですか?」
「それは特典のようなものと思ってください」
「わかりました、次なんですが
スキルの所に書いてないスキルがあるんですが、どんなスキルなんですか?」
「身体浄化は体を綺麗にするスキル
翻訳は名前の通り日本語に翻訳するスキル
全知の瞳は情報を見るスキルです」
「情報を見るスキルですか?鑑定みたいなものですか?」
「そう認識してもらっても構いません」
「わかりました、それと転生する世界はどんな世界ですか?」
「言っていませんでしたね、あなたが転生する世界は魔法が発達した世界で
そこにはありとあらゆる種族が共存し対立していてます」
「対立というと?」
「色々な事情があるのです、それは冒険をして
実際に見て聞くのがいいと思います」
「わかりました、魔王とかっていますか?」
「いますよ、魔族を束ねる王が」
「じゃあ魔族と戦うことってあるんですか?」
「ありませんよ、今の魔王は理性的なので人間とは和平を結んでいるので大丈夫です」
「よかった、じゃあモンスターはいるんですか?」
「いますよ、こちらは魔族と違って
襲ってくるので気をつけてください」
「わかりました、質問は以上です」
「それでは私からいくつかよろしいですか?」
「はい」
「まず戦闘特化に触れてもらっても良いですか?」
「わかりました」
戦闘特化に触れると文字が並んだ
戦闘特化
視覚強化・聴覚強化・身体強化・気配察知・見切り
「これは?」
「戦闘特化のスキルを使えば
その5つのスキルが発動します
そして
その中のスキルも使えます
次は治癒特化」
治癒特化に触れると文字が並んだ
治癒特化
治癒ヒール・範囲治癒〈エリアヒール〉・上級治癒ハイ・ヒール異常治癒ネオ・ヒール
「治癒特化はその4つの中から最も最適なものが使用されます」
「わかりました、本当にありがとうございます」
「それともうひとつ」
スキルの所に〈キャラクター〉が増えた
「このスキルは?」
「それはあなたの固有スキルです」
「固有スキル?どんなスキルなんですか?」
「あなたが書いた小説の登場人物になるスキルですよ
レベルが上がれば
なれる登場人物が増えますよ」
「本当ですか!?」
「本当ですよ」
「やった♪」
「最後にこちらをどうぞ」
けんはるの目の前に黒の肩掛け鞄が現れた
「これは?」
魔法鞄マジックバックです
容量は無限で時間停止機能に盗難防止機能もついていて
鞄の形も変えれます」
鞄はリュックサックやスーツケースに姿を変え
肩掛け鞄に戻った
「鞄の使い方は取り出したい物を思い浮かべながら手を入れると取り出せます
財布と思い浮かべながら手を入れてください」
言われた通りにすると
黒の財布が現れた
「中には金貨10枚が入っているので使ってください」
「はい、ありがとうございます
女神様」
「それではそろそろ送りましょう
何か希望はありますか?」
「じゃあ、冒険者ギルドがある小さな村の近くがいいです」
「わかりました、お元気で」
けんはるの体が白く輝いた
「はい、女神様も「」

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