愛される王女の物語

ててて

親も親なら子も子ってね

バァンッ

「おはよう、シルフィオーネ。よく眠れたかしら」

朝からそうそうお出ましなのは、ピンクの髪にピンクの目をして、お腹のお肉が気になるラベンナ様。

私ににんじんを投げてくる。

「はい、優しい優しい#私__わたくし__#がわざわざ貴方のためにご飯を持ってきてあげたわ。」

今日はまだ朝ごはんが貰えるだけ、いい日だ。

「拾って食べなさい」

にんじんを拾い、水で洗う。持っていたナイフで皮を向き、スティック状に切ると生でポリポリと食べ始めた。

それを見てラベンナ様は満足そうだ。

「くすくす…まるで家畜だわ」

流石に、にんじんに毒はないよね…

ラベンナ様は私のクローゼットを開ける。まぁ、素晴らしくらいにワンピース1着しか入っていない。

「貴方、これだけなのぉ?嘘でしょっ、女の子として終わってるわねぇ~。わたくしはここからここまでいーっぱいドレスが入ってるのよっ!」



「まぁ、貴方みたいな不細工にドレスなんて無駄よねっ。こんなボロボロの服の方がよっぽどお似合いだわ」



「あーあ、可哀想。本当に貴方可哀想。こんな美人な私の妹だなんて…私でくすんで見えないでしょうに…。声だってブッサイクだものね…まだ黙っていた方が安心だわ!」

毎日毎日似たような事をして、飽きないのでしょうか、義姉様。
そろそろ、泣こうかな…

「…ちょっと、貴方いつも泣くか下を向くかするじゃない。何よ、生意気ねっお母様に言いつけてやるんだからっ!」

そう言ってラベンナ様は部屋から凄い勢いで出ていった。

あぁ、やってしまった。

もっと面倒臭い方が来てしまう…





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コメント

  • ノベルバユーザー313935

    こういう話大好き…
    シルフィオーネ頑張れ…

    3
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