ホントウの勇者

さとう

閑話 花海連華・【花神ヌーヴェマリーエ】/愛の花・命尽きても心はそこに



 「ジュートくん、元気かな?」


 花海はなうみ連華れんかは、洗濯物を干しながらそんなことを呟いた


 彼女の中で無月銃斗は大切な弟、という立場にある。同じ境遇の仲間であり、ほっとけないカワイイ弟…彼女はそう思っていた。それと同時に銃斗が抱える物の重さを理解しながら、何も出来ない自分に悔しさを感じたりもしていた


 「レンカせんせ~!! ご本読んで~っ!!」
 「は~い、ちょっと待ってね~」


 子供達はかわいい
 自分が産んだ子供では無いが、とても愛しい
 どうしてこんな子供達を捨てることが出来るのか…彼女には理解出来なかった


 子供達に本を読み、勉強を教え、おやつを与え、外で遊び………こんな変わらない日常


 15歳の時にこの世界に召喚され、神の元でつらい修行。何人もの仲間が死んで、僅かな仲間と一緒に【時の大陸クローノス】を脱出…復讐のために生きてきた


 でも、花海はなうみ連華れんかには復讐だけの人生に耐えることが出来なかった


 強いモンスター、神からの追っ手……彼女の精神は限界に達し、逃げることを余儀なくされた


 仲間達とのキャンプ…見張りをしてるとき、彼女は全員を眠らせて逃げ出した。当てもなく彷徨い、必死に魔力の痕跡を隠し……23歳の頃にこの〔王都ブライトネーション〕にたどり着き……園長先生と出会った


 園長先生は快く彼女を受け入れてくれた。まるで自分の娘のように接してくれた




 園長先生の役に立つ、そして子供達の未来を守るために生きる……それが彼女の生きる新たな理由だった




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 それは、何の前触れもなかった




 「さて、そろそろ昼食の時間ですかね?」
 「そうねぇ、今日のメニューは……」


 いつものように昼食の準備をする。子供達は室内で遊び、今か今かとご飯を待っていた。そして…………


 「きゃあっ!?」
 「っ!?……地震かねぇ、珍しい」


 強大な揺れが王都を襲った


 揺れは長くつづき……収まった


 「みんな大丈夫?」
 「うん…」
 「恐かったよぉ……」
 「びっくりしたぁ」


 子供達は一塊になって大広間の中央にいた
 怪我人などはいない、ただの地震のようだった




 しかし




 「レンカ先生……あれ何?」


 「え……な、あれはっ!?」










 それは空中に無数に展開する、紺色の紋章・・・・・だった


 
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 その紋章は王都全体を覆い、周囲は混沌と化した


 紋章から現れたのは……モンスター


 それは様々な形だった。大きい物、小さい物、狼タイプ、巨人タイプ……まるで、この【白の大陸】に存在するモンスターがまとめて王都に現れたようだった




 ………そして、すぐに絶望は始まった




 歩いていた民間人を狼が食い殺し臓物がまき散らされる


 親子が巨人に踏みつぶされ大量の血液が空を舞う


 冒険者や傭兵はすぐに戦う…が、突然のことで準備も気構えも整っていない。犠牲が増えるだけだった


 それでも、すぐに王城から兵士が現れモンスターの討伐が始まる


 それに合わせて冒険者、傭兵達もなんとか戦闘に加わり戦いが始まる……が


 「くそっ!! 数が違いすぎる!!」
 「耐えろ!! ここでオレ達が引いたら王都は終わりだ!!」
 「でも、このままじゃ…」


 モンスターは今なお空中の紋章からはき出される……そんな時だった




 「諦めてはなりません!! 勇者達よ、戦うのです!!」




 その凜とした声が辺りを支配し、戦士達の視線が集まった


 そして、声の主が魔術を使う……光弾が大量のモンスターを消滅させる


 「おおお……」
 「聖女様……」
 「なんて強く、美しい……」


 【白の特級魔術師 ウィゼライト・クラック】


 その佇まいは見る物を圧倒し、モンスターでさえ怯んでいた。そして、ウィゼライト・クラックの声が拡声魔導具を通じて周囲一帯に響き渡る


 「さぁ、立ち上がりなさい!! 我らの強さを見せつけるのです!!」


 怒号が飛び交い、モンスター達の群れに戦士は飛び込んでいく


 誰もが聖女の言葉に従った


 聖女が、最初の魔術以外に一切の魔術を使わずに、魔力を温存してることに誰も気がつかなかった




 「クククッ……さぁ、奇跡の生け贄達よ……楽しませなさい、このウィゼライト・クラックの為に…」




 その呟きは風に乗って消えた




 1人の獣人が聞いているとも知らずに




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 「みんな、ここから動いちゃダメよ?」


 「せ、レンカ先生···怖い」
 「ううう、助けてぇ···」
 「お母さん···お母さん···」


 外は地獄絵図だった


 モンスターが溢れて辺りを壊し始めてる。建物に炎を吐き、棍棒で叩き潰し、周囲の慣れ親しんだ景色が変わっていく


 モンスターは近くにいた傭兵や冒険者が倒してくれている。この孤児院まで来ることはない···しかし




 「せっ、せんせぇっ‼」
 「みんな、動いちゃダメよ‼」




 窓の外に大きな巨人···Aレートモンスター〔ブライトコング〕が現れたのだ


 「ゴオオオオオオオ‼」


 雄叫びを上げて孤児院に向かって来る···このままでは建物を破壊されて子供達をエサにするだろう




 「···········」




 戦いたくはない


 彼女は逃げ出した人間だ。戦うのがイヤで···怖かった


 でも、子供達を守る為ならば?




 「·········そうね」




 驚くほど勇気が湧いてくる


 たとえ···自分の正体が知られても、彼女は笑って言うだろう


 守れてよかった······と




 「みんな······」




 花海はなうみ連華れんかはとびっきりの笑顔で告げた






 「先生が、きっと守るからね」






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 孤児院周辺にモンスターが集まりつつあった


 冒険者や傭兵は疲弊し、すでに何人かは重症で動くことすら出来ない


 重症者は数十人、戦闘可能なのは10人もいなかった


 「くそ···ここまでか」


 誰かがそんなことを言った


 孤児院には子供達がいる。そんなことは誰もが知っていた···それでも、諦めるしかなかった


 「ちくしょう···」
 「諦めるしか······ない」
 「重症者の守りを固めろ‼」


 孤児院を諦めて重症者の周りを囲む。今できるのはそれが精一杯だった


 1人の傭兵が、悔しげに孤児院を見た······その時だった








 孤児院から、桃色の光が溢れ出したのだ








 誰もが、モンスターですらその光を見つめる。そして見た


 Aレートモンスター、〔ブライトコング〕が吹き飛ばされたのを


 「な、なんだ······?」


 そして、孤児院入口から誰かが現れた




 「皆さん、下がって下さい‼」




 その手に握られているのは···桃色に輝き装飾が施された如雨露じょうろ




 【花神ヌーヴェマリーエ】の神器・『花慈しむ如雨露フラワベル・アロゾワール』である




 「『切裂く桜リーヴェ・ブロッサム』‼」




 彼女が如雨露を振るうと先端から飛沫が舞う


 その飛沫が蕾となり、空中に桜色の花弁が舞う。そして花弁は刃となり、周囲のモンスターを細切れにし一掃した


 「ハァ···ハァ···」


 彼女の身体に急激な喪失感が襲う···それは間違いなく「力」の代償。戦うことをやめ、平穏に身を染めた……神の力が身体を拒絶しているのだった


 「みなさん……怪我人を…孤児院に……」


 「あ、ああ。わかった」


 冒険者達が怪我人を孤児院に運んでいく、子供達は大勢の怪我人に怯え、泣き叫んだ


 「大丈夫。先生に任せなさい」


 柔らかな微笑みは子供達の幼い精神を癒やす…そして


「『治癒の水仙ナルシス・サレーナ』」


 彼女は再び如雨露を振るう


 すると、横たわる怪我人の周りに無数の花…水仙が咲き誇り、その花弁からキラキラした花粉が吐き出され、怪我人の傷に散布される


 「おお……」
 「これは…怪我が」
 「ゆっくりだが、治っていく……」


 治癒の花。初級魔術程度の回復だが、時間は稼げるだろう


 「うっ……はぁ、ハァ……」


 このままでは持たない…彼女は自分の身体が弱っていくのを確かに感じた
 そして、無数の視線が彼女を捕らえていた


 「あんた……〔神の器〕か?」


 レンカはビクッと身体を震わせる
 冒険者、傭兵そして……子供達の視線
 分かっていたが……こみ上げてくる物があった。しかし




 「キレー……先生って、お花のまじゅつしなの?」




 無邪気な言葉。それは……心を閉ざしていた少女・ラナの物だった


 「すっげー!! レンカ先生つよーい!!」
 「もっとお花出してよ、先生!!」
 「キレイ…ねぇ、この花1本もらっていい?」


 純粋な子供達の言葉がレンカの胸に刺さった…さらに


 「ありがとう……アンタのおかげで死なずに済んだ」
 「まさか〔神の器〕に助けられるとはな。人生分からんな」
 「ああ、まるで【聖女】だな!!」


 大人達も笑ってる……そしてさらに


 「レンカ……」
 「園長…先生……」


 園長先生…彼女を拾い、ともに子供達を育てたもう1人のお母さん


 「ケガはないかい……?」


 その言葉は、レンカの身を案ずる言葉だった


 「うっ…ううう~…ううっ…」


 涙が止まらなかった…園長先生の愛が、レンカの心に染み渡っていく








 そして、轟音が周囲に響いた




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 「なかなかしぶといわね……もう少しかしら?」


 「死なないように手加減して…あ、王族も始末しなきゃ」


 「そうすれば私が王女に…全ては私の物に……」


 「奇跡には犠牲が必要…私の奇跡で全てを救い、私がこの国…いや、この大陸の王女として君臨する…」


 「さて…外のモンスターに命令して、王都をさらに盛り上げましょ。あと、ここでエースを切りましょうか」


 ウィゼライト・クラックは外の【魔神獣・バッファボーン】に命じ、王都を覆っていた紋章を全て消した




 「さぁ…終曲と行きましょうか」




 上空に新たに3つの巨大な紋章が現れ、そこから3体のモンスターが現れる




 「フン。来たか……行くぞ!! 全軍出撃、蹂躙しろぉぉぉぉっ!!!」




 【魔神獣バッファボーン】のかけ声でモンスターが飛び出した


 その数………15万体


 【白の大陸】中のモンスターを集めて、バッファボーンの【時】魔術で異空間に保管しておいたのを一斉に解き放ったのだ


 モンスターには全てウィゼライト・クラックの〔魔導核〕が埋め込まれており、彼女の命令一つで自爆する。絶望に染まった王都に君臨し、奇跡を起こすことで民衆を救う。そして全滅した王族に変わりウィゼライト・クラックが女王として君臨する……いずれは【白の大陸】全てを手に入れるための第一歩が、この大量虐殺だった




 「ああ……なんて、なんてこと……」


 ウィゼライト・クラックは、自分に酔いしれていた








 その先にある視線に気付かずに




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 「あれは……なんで、まさか……」
 「………今度こそ……終わった」


 空中にある紋章から現れたのモンスターは……3体


 町に出現したモンスターはほぼ制圧された、まるでそれが引き金で現れたようだった


 「あれは…〔ブライトドラゴン〕…しかも、3匹!?」


 これには誰もが絶望した……しかし


 「レンカ先生…こわいよ」
 「私達…死んじゃうの?」


 子供達がいる……それだけでレンカは笑顔になれた


 「大丈夫、あんなヤツ、先生がやっつけてくるからね」


 身体に力を込めて立ち上がる
 今度こそ、自分は危ないかも知れない……それがどうした?


 「『守護の紫陽花ペアレント・オルテンシア』」


 外に出て如雨露を掲げる…すると、先端から飛沫が飛び孤児院全体に散布され、キレイな紫陽花が咲きほこる。花の結界だ




 「子供達を……お願いします」




 そう言い残してカレンは町の中心に走り出した


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 町の中心はひどい有様だった


 建物は砕け、死体が散乱している。殆どが冒険者や傭兵、この国の騎士団だった


 辺りは殆ど更地に近い…そこに3体のSレートモンスター、〔ブライトドラゴン〕がいた。どうやらドラゴンは殺した死体を丸呑みし、腹ごなしをしてるようだ


 「ひどい……」


 レンカは如雨露を構えて振り払う


 「『戒めの庭園グリーン・ガーデン』!!」


 すると、ドラゴンを捕縛するようにツタが伸び、体中に巻き付いて拘束する。ドラゴンは暴れるが、レンカのツタは切れることはない、しかし


 「う……はぁ……はぁ……」


 レンカの身体も限界が近い……一撃で決着を付けなければ神器は解除される恐れがあった


 「『死者の雛菊デッドエンド・マルグリッド』!!」


 ドラゴンを囲むように現れた漆黒の茎が、ドラゴンを包み込む…そして、茎の先端が鋭利なヤリとなりドラゴンに突き刺さる…そして


 「ガアォォォォン!?」


 黒い花が咲き、まるで爆弾のようにドラゴンが爆散した……1体撃破


 「ハァ…ハァ……あと、2たい……ゲホッ!?」


 吐血


 レンカの身体は……限界を超えた




 ドラゴンの拘束が解除され、孤児院の『守護の紫陽花ペアレント・オルテンシア』も解除される……レンカの心に絶望が広がった




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 闇の中で声が聞こえる───────




 「先生の髪…真っ黒でキレイだね~」
 「せんせい、今日のおやつなに~?」
 「先生、ここ教えて下さい」
 「せんせい」
 「先生!!」
 「レンカ先生!!」




 子供達の声が聞こえる───────


 気のせいか、意識がもうろうとしてる───────


 限界を超えて「力」を使い、終わった───────


 立ち上がれない、後は死ぬだけ───────


 『それでいいの?』


 声が聞こえる───────


 『ほら…見てご覧』


 そこには……怯えて泣く子供達と、必死に戦う冒険者


 2体の〔ブライトドラゴン〕は、ゆっくりと進む


 行き先は……王城と、町の中


 『これが本当に最後』


 アナタはまさか……


 『私達は、【銃神】の恨みで戦っていた…でも……』




 『アナタと一緒にいた10年、悪くなかったわ』




 【花神】……?




 何かが、レンカの身体の中を温かく満たした




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 レンカは目を覚まし立ち上がった…恐ろしいほど身体が軽かった


 「これがホントウに最後の力……」


 【花神ヌーヴェマリーエ】は、レンカに全てを託してくれた


 「みんな……園長先生」


 思い出すのは…愛する子供達と園長先生、そして


 「ジュートくん……」


 なぜかほっとけない……弟みたいな少年だった




 「ありがとう……ゴメンね」




 そして、最後の力を振り絞った








 「『第二神化セカンドエボル花神覚醒ヌーヴェマリーエ・アウェイクン』」








 桃色の輝きが周囲を温かく包み込む…そして




 「『花慈しむ如雨露フラワベル・アロゾワール刈り取る鋏フォルヘクスシザー』!!」




 右手には如雨露、左手には……巨大な鋏


 左手と一体化した巨大な桃色の鋏、それはレンカが初めて望んだ戦うための、守るための力。花を咲かせ愛を育んだ聖なる庭師としての究極のチカラ




 命を燃やした最初で最後の────『第二神化形態だいにしんかけいたい』だった




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 それは一瞬だった




 ドラゴンの身体にツタが絡みつき、一瞬で一体の〔ブライトドラゴン〕は細切れになる。強い瞳で鋏を構えたレンカは最後の一体を見据え叫ぶ


 「切り裂け『シザーバイト』!!」


 左手の鋏がシャキンと音を立てる…空間自体を裁ちドラゴンの身体を細切れにする。それで全てが終わっていた




 〔ブライトドラゴン〕は、自分たちの身に何があったかも分からぬまま絶命した




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 「ハァ……ハァ……」


 意識が朦朧とする……はやく、孤児院に、戻らなくては


 「みんな……えんちょ…う、せん…せ……」


 頭が働かない……そして




 「え?」




 背中に、鈍い痛みを感じ……ゆっくりと振り返った








 「お疲れサマでした、〔神の器〕さん」










 そこにいたのは、微笑を浮かべる【白の特級魔術師】だった


 レンカは、崩れ落ちた……何か聞こえる




 「アナタには驚かされましたよ、まさか〔ブライトドラゴン〕を3体とも倒すとは…」


 「ですが、アナタの存在は私にとって脅威になり兼ねません……申し訳ないですが、ここで死んで貰います」


 「安心して下さい。孤児院……とやらももうありません。どうやら不幸・・があったみたいで……まぁ、こんな事件があったんですもの、仕方ないですよね?」


 「あなたの起こした奇跡のモンスター退治は、私の仕事と言うことにしておきます。それでは……おやすみなさい」






 レンカの意識が……闇に落ちた




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 レンカの意識は……少しだけあった


 もう眠りたい、けど…心の中のヌーヴェマリーエがそれを許さなかった




 「せんせぇぇっ!! なんで、なんでぇぇぇっ!!!」




 くしゃくしゃに顔をゆがめ、溢れる涙を拭おうとしない少年…無月銃斗がいた




 「あ……じゅ、と…くん?」


 最後の力を振り絞る。のどを震わせ、唇を動かす事がやっと出来た


 「せんせ……どうして、こんな……」


 「こ…ども、えんちょ、せんせ…は?」


 そう答えた瞬間に、銃斗の顔が再び曇る……そういうことか


 「な、かな…いで。じゅーと、くん」


 「うっうううっ…あ、あああああっ!!!」


 銃斗の胸に抱きしめられる…殆ど感覚は無かったが、心地よい熱がレンカに伝わった


 この少年はこれからも戦うのだろう。こんな風に泣くことだってあるはずだ…だから、抱きしめてあげたかった。もっと側にいてあげたっかた……不思議とそんな気持ちが溢れた


 命が薄れていく…でも、心はここに。すると……手の中が熱を持つ


 レンカの手には何故か…種があった


 レンカではない、【花神ヌーヴェマリーエ】が生み出した花の種


 それを銃斗に渡す…が、腕が動かない


 「………あ」


 動いた……腕の近くに誰かいる。小さな半透明の少女がレンカの腕を持ち上げた


 「せん、せい?………これ?」


 銃斗には見えていない。少女は薄れて消えてしまった




 最後の最後まで……ありがとう




 「ありがとう。ジュートくん」




 あなたに幸せが訪れますように───────










 花海はなうみ連華れんかは、静かに微笑んだ





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