-
あらすじ
妖怪と聞いて、世間一般の人々は何を想像するだろうか。
幽霊? 河童? 一本足で歩行する傘? やたらと上半身だけ描かれる骸骨?
人々はこれらを実際に見た事があるのだろうか?
おそらく『古くからの伝承』や、アニメや漫画などの作品から蓄えられた知識によって生み出されたイメージであって、実際に見た事によって生み出されたイメージではないはずだ。
では、妖怪と聞いて世間一般の人々はどのような感情を抱くだろうか。
信じられない? 胡散臭い? 怖い? くだらない?
それはそうだ。見た事がないのだから。
彼らにとって妖怪とは『空想上の存在』なのだから。
未知のモノに対して不信感や胡散臭さ、恐怖やくだらなさを抱くのは不思議な事ではないだろう。
ところで、俺が妖怪と聞いて思い浮かべるモノ、それはキツネである。
中には先程の問いに『化け狐』を思い浮かべる人々もいるのかもしれないが、まあ、このまま続けよう。
俺が妖怪と聞いて抱く感情、それは『面倒くさい』である。
妖怪……『物の怪』たちも『魔』たちも、かなり面倒くさいモノだと思う。
これは実際に彼等を見、彼等と話し、彼等の相談に乗る立場にある俺が抱く感情である。
(一話冒頭より)
謎の組織にスカウトされた大学二年生の主人公と、そのパートナーの金髪碧眼二尾狐娘が妖怪のお悩み相談をするお話。
※この小説はフィクションです。実在の人物・企業団体・地名とは関係ありません。
また、妖怪などの設定、解釈も実際のモノと多少異なる場合がございます。
「コメディー」の人気作品
-
-
9,896
-
1.4万
-
-
1,701
-
1,520
-
-
1,245
-
1,205
-
-
795
-
1,518
-
-
695
-
806
-
-
662
-
670
-
-
600
-
1,440
-
-
264
-
82
-
-
252
-
74