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恋愛の女神に会ってから俺の日常が暴走している

丸石 つぶ

7… 通学路にて

    休日は終わり、憂鬱な月曜日がやってきた。
    気持ちを切り替えて頑張っていこう…と考えていたのが約15分前のこと。
    つまりはちょうど家から出る前だ。
    いつもならそろそろ学校に着くのだが、今日は違った。
    理由1つは目の前の出来事だろう。
    単刀直入に言うと《空から女の子が降ってきた》
    俺はそれをまたか・・・という目で見ていた。
    そう、またかだ。
    なぜこんな目なのか……、それは少し前に遡る。


    俺が家を出てすぐの曲がり角。そこで俺は女の子とぶつかった。
    女の子は「朝練に遅れそうで…、すみません」と言っていたが、俺が家をでた時刻にはほとんどの部活が朝練を始めていたはずだ。
    まあこんなこともあるかと適当に処理して歩き出したのだが、
「わー遅刻遅刻ー、遅れちゃうー。」
    次の角でありきたりなセリフをはきながら走ってきた女の子とぶつかった。
    運命の出会いっていうような顔をしてたけど、セリフといいぶつかり方といいどう見てもわざとだ。
    それに、うちの学校の制服なのだから、まだ遅刻するような時間じゃないはず。
    女の子はなにかを期待するような目でこちらを見てくる。
    ・・・よし、逃げるか。
「あぁ、待ってくださーい。」
     なにこの子怖いよ。物凄い速さで追いかけて来るよ。
    ちょっと横に回避したらそのまままっすぐ走っていった。
    猪かなにかかな。
    その後、3つ目の曲がり角にきた。
    いい加減学習した俺はぶつからないようにしっかりと確認したうえで進もうとし──後ろからきた自転車にぶつかった。
    これはさすがにダメだろ。
    ちなみにもちろん女の子だった。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃないです。」
「大丈夫そうですね。」
    おい、どうしてそうなった。
「お詫びしたいので連絡先教えてください。」
    ・・・・
「お詫びとかいいのでさっさといってください。」
「えっ!? さっさとイって? えっち。」
「さっさと学校に向かってくださいお願いします。」
「むー、まあ同じ学校みたいだしまた今度ね。」
    やっといってくれたか。
    だが、あの女神もいることだし、警戒はしておこう。
    それにもう曲がり角はない。後は学校に向かうだけだ。
    まだ時間に余裕はある。もう大丈夫だろう。
    そんなことを考えてしまったからだろうか。それは突然起きた。
     俺の頭上が暗くなり、どう考えても即死するような高さから女の子が降ってきた。
     こうして冒頭に戻る訳だ。

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