魔女が生き残った世界で生活する俺ら、当然魔法使えるよね?

Pman

第9話カレカノ

なんだかんだ言って俺はこいつのことを嫌いになれないんだな。みじめだなとか内心思って反省してたのになんだその顔は。腹が立つ。
このポジティブマンめ。しかし、人の好奇心とは怖いもので彼の裏の顔に隠された切り札(あるのかないのか分からないが)を見てみたいという思いも確かにあったのだ。


今日も百音は一人で待っていて、遅い、と一言。


この顔を見るために俺は生きているんだ、と何度も実感した。それは、百音の過去が原因で、俺はそのために生きているからだ。


俺は、進との縁も切れずに高校の入学式に参加することになった。それは、


「ぼくも魔族だよ!」
という進の急なカミングアウトによって俺たちの関係は続くことになった。

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