やはり、創造神の加護はチートでした

弥音 雪

44話 チーム決め




  多少のハプニングがあったものの授業は再開された。

「さて今ので大体の向き不向きが分かった。まずは向いているものから取り掛かろうと思う。そしてその後に不向きのもの目を向ける。でないと時間がかかるからな。」

  そう言って先生はレオン以外の人達を武術組と魔法組に別れさせる。

「さてレオンお前はどっちに行きたい?」

  レオンはさっきの水晶を割ってしまったせいで向き不向きが分からない。だから個人の判断に任せるのだろう。

「では魔法組に行かせてください。」

「分かった。ではあっちにみんな集まっているから行ってこい。」

  そう言ってその場を離れていった。レオンもその後に魔法組の方へ駆けていく。
  因みにレオンが魔法組を選んだ理由だがフィリアがいたからである。

「すみません遅れました。」

「いえ、事情は分かっているので大丈夫ですよ。」

  そう言って話を始めた。

「今日は魔法組はチーム分けを行います。このチーム分けは来週の授業で団体戦を行うためのものです。組み分けは自由で構いません。もちろん上級生、下級生関係なくです。なにか質問ありますか?」

  レオンが手を挙げる。

「チームの人数は何人ですか?」

  先生は1番肝心なところを言っていなかった。そして返ってきた返事は意外なものだった。

「上限はありません。なので1対30の可能性もあります。考えて組んでくださいね。」

  確かにこれは普通の人からしたらしっかり選ばないといけないだろう。レオンには関係ないが。

「分かりました。」

  そう納得した後、先生がもう一度周りを見渡した。

「他に何かある人はいますか?ないようなら今からチーム分けを開始します。」

  そうして各自チーム作りに勤しむ。レオンはというと

(んー、別にチームとか作らなくていいかな。1人の方が楽だし。まぁ誘われたら考えるぐらいでいいか。)

  こんな感じであまり気が進んでいない。

  そして周りの人達も平民と進んでチームにはならないだろう。願ったり叶ったりな状況だ。

  因みにフィリアはというと

「フィリア様私と組んでくれませんか?」

「いえフィリア様、是非僕達と!」

「フィリア様私達も。」

  すごく人気だった。それもそのはずフィリアは王族である。貴族や大きな商会は王族とのパイプを欲しがるだろう。なおかつ、実力もずば抜けて強い。むしろ誘わない方がおかしい。

「いえ、すみません。私はあなた方と組むことは出来ません。」

  それもそのはず。王族だからと言って寄ってたかってくる者たちと一緒にフィリアが組みたいとは思っていない。けど、

「レオン一緒に組みませんか?」

  予想はしていたけど本当に自分のところに来るとは思ってみなかった。

「いいの?周りの貴族の人達と友好関係を築いておくことも大切だと思うけど?」

  この学園は才能を開花させることや魔法の実力を伸ばすことが主な目的だが、将来の貴族同士で友好関係を深めて硬いパイプを小さい頃から築くと言う面もある。

「確かにそうですが、それよりもここは実力主義ですよ?そんなことは1番強い人しか言えませんよ。」

  確かにその通りだったので何も言い返せない。でもまぁフィリアと組むなら全然OKだ。

「良いよ、組もうか。ただしだ、これ以上メンバーを増やすのは禁止。来週の団体戦で1対多数をやってもらうからよろしくね。」

「分かりました!頑張ります!」

  と、フィリアと組むことになった。その時に周りから何か目線を向けられたが大したことは無いだろう。

「それじゃみんなが終わるまで待とうか。」

   すると以外にもすぐに終わったらしい。

「それじゃ全員終わりましたね。そしたらチームリーダーを決めてください。そしてそのチームリーダーはチームの人数を報告しに来てください。」

  そう言われた後にどうするか聞いたら、レオンがやってください。と言われたのでそのまま報告しに行く。

「ルリィ先生決まりました。」

「はい。ではリーダーの名前と人数を教えてください。」

「名前はレオン。人数は2人です。」

「分かりました。戻っていいですよ。」

  2人と聞いた時に少し驚いていたが、それもそんなこともあるかと流されたようだ。

  そして別のチームも決まったらしく何人かの生徒が先生のところへ報告しに行った。

  そして最後のチームの報告を聞いて1番驚いていた。落ち着きを取り戻した先生はそれを了承したようだ。

「それでは報告しますね。チームの数は8つです。それぞれチーム人数は2人、6人、9人、9人、10人、13人、14人……。」

  レオンはここで異変に気づいた。

(少な過ぎないか?)

  そして先生が口を開いた。

「…50人。」

  先生もこの数になるとは予測していなかったのだろう。周りのチームも驚いている。

(50人か。負けることはないでしょ。)

  レオンはそんな人数でもどこ吹く風かいつも通りだ。

  フィリアもレオンほどではないがとても落ち着いている。

「50人でも負けないから。確実に。だから存分に頑張ろう。」

「はい!」

  そうしてその日を迎える。

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コメント

  • ちとせ@誤字報告遅くて|ω・`)スミマセン

    質問なのですが、最初あたりの
    「 因みにレオンが魔法組を選んだ理由だがふいがいたからである。」の
    「ふいがいたからである。」の
    「ふい」とはなんですか…?
    前の方で紹介してあるキャラとかでしたらすみません…
    教えてもらえると助かります(o_ _)o

    0
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