やはり、創造神の加護はチートでした
7話 王都と冒険者ランク
「レオン起きて!今日はお父さんが帰って来るって言ったでしょ?」
  そうだ、今日は父さんが帰ってくるんだった。それで、迎えるための準備のついでに王都を一緒に回ることになっていたっけ。
「おはよう。母さん。」
「えぇ。おはよう、レオン。」
「ごめん、すぐ着替えるよ。」
「わかったわ。朝食は作ってあるからしっかり食べてね。」
  それからすぐ服を取り出し着替え、下に降りてサンドウィッチを手に取る。
(相変わらず母さんの料理は美味しな。)
  食べ終わった後は最後の身支度を整え母さんに合図を出した。
「母さんもう行けるよー。」
「ごめんなさい。少し待ってて。」
  母さんは慌てて用意を済ませ
「よし、それじゃ行きましょうか!」
「はい!」
  それからレオンは初めて間近で見た王都に興奮していた。
(すごいな。まるで中世のヨーロッパのようなつくりだな。)
  その後は母さんの買い物ついでに教会を見たり、遠くからだが王城を見れるところに行ったりととても充実していた。
(百聞は一見にしかずってよく言うけどほんとその通りだったな。)
  そんなことを思いながら、ふと気になる建物を見つけた。
「母さん、あの建物ってなんですか?」
「あぁ、あれはね冒険者ギルドよ。冒険者達が依頼をこなすための受付みたいなものよ。」
「冒険者ってどういう人?」
「依頼をこなしながら世界を回ってる人のことかな?定住してその街に貢献しているひともいるわよ。その貢献度によってGからSSSまでのランクもあるのよ。」
「へぇ!冒険者って自由でかっこいいね!」
「そうかしら?因みに私もBランクの冒険者だったりするのよ?」
「えーっ!そうなの!?」
「うふふっ。そうよ。それとお父さんはAランクの冒険者よ。」
「父さんもっ!?なんでそんなに2人とも強いの?」
「珍しい物を売るために色んな場所で狩りをしてたのよ。そしたらいつの間にかこのランクになってたわ。」
  異世界人ということもあるのか、冒険者と言う職業に少なからず興味が湧いた。
「母さん!僕も冒険者になりたい!」
「それじゃぁ、大きくなったら冒険者登録をしましょう!10歳から登録できるからそれまで頑張って強くなるのよ。」
「うん!頑張る!」
「そう、その意気よ。」
  そんな話をしていたらもう昼だった。
「そろそろ帰りましょうか。」
「そうだね!」
  家に帰ってからは父さんを迎える準備で忙しくなった。とりあえず俺はできた料理を運んで手伝った。
「帰ったぞー」
「アレン!おかえりなさい。」
「父さんおかえりなさい!」
「おう!ただいま2人とも。元気にしてたか?」
「えぇもちろん。」
「はい!」
  父さんは心底嬉しそうに頷き、
「そうかそうか!それは良かった!」
「ところで父さんはどこに行ってたの?」
  ふと、疑問に思ったので聞いてみた。
「あぁ、近くのダンジョンに潜って依頼の素材と珍しい物を探しにな。」
「それで見つかったの?」
「もちろん見つけたぞ。ついでにお前達のためにレアな食材も手に入れたぞ!」
  そう言って出したのは捌かれた肉だった。
「これはな、ミノタウロスって言って倒すのが普通の冒険者じゃ辛い。けどその肉はなかなか美味くて希少なんだ。」
「おぉ!父さんすごいね!」
「そうだぞ!お前の父さんはAランクの冒険者だからな!」
  息子に褒められたことがそんなに嬉しいのか、声に出して笑ってる。正直うるさい。
「それじゃぁそろそろ夕飯を食べましょうか。ついでにその肉も夕飯に出すから持ってくるの手伝ってくれない?」
「わかった!」
  そう言って父さんからミノタウロスの肉を受け取り母さんの所へ持っていった。そこからは手際良く母さんが夕飯を作っていく。
  30分後全ての料理が揃った。そしてものの数分ですべての料理が空になっていた。もちろん全て美味しかった。ミノタウロスのステーキも言わずもがな美味しかった。
  そしていつも通り魔素操作をやった。
「うーん。ステータスをいちいち見てるとやる気が湧かないなぁ。」
  魔素操作をやった後は少なからず魔力が上がるのだが微々たるものでモチベーションがいまいち上がらなかった。もちろん微々たるものっていう目線は自分ね。
「見ないようにするか。」
  そう決めたあと、意識を手放した。
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コメント
キャベツ太郎
ドラゴン2 まぁ、成人が15だから必然的に権利義務所得は早まるんじゃね?
知らんけど
ドラゴン2
美味しいなが、美味しなになってる
正直うるさい、辛辣で笑った
冒険者、小学生4年でもなれるのか、ちょっと怖い。
ちとせ@誤字報告遅くて|ω・`)スミマセン
最初の方の「返って」は「帰って」では、無いでしょうか?
間違えていたらすみません(o_ _)o
あと、今日から読み始めました!!
すごく面白いです!!
投稿頑張ってください!!
ただの猫
帰って
海神龍激
目線が目戦になってますよ