神様にツカれています。
第二章 5
だったら誠司一人の力で頑張るよりも幸喜とかの力を借りられるのは嬉しい。
「そうかそうか。始めは嫌がっていたのに。さてはカミのアイテムが気に入ったのかもしれんのう……」
髪のアイテムが有ればもっと良いという感じで呟いている神様だったが、満面の笑みが眩しいくらいだった。
それに誠司ももっとこの植物を育てたかったし。
『大歓迎だってさ。一緒に育てようぜ』
『でも、こーきから教えて貰った空き地はもうこんなになってる』
スマホを撮影モードにしてカシャリ。
ハイテンションのままにインスタにも投稿しておこうっと。
全然インスタ映えはしない単なる葉っぱだけの植物なんだけど、誠司のインスタのフォロワーなんて11人しかいない。
絵日記と言うか観察記録みたいな感じでアップしておこう。
「友達には神様が見えないのですよね?」
一応、その辺りのことは聞いておかなければならない。いくらアホを連呼されているとはいえ、その程度のことは誠司にも分かった。
「神は、見込んだ人間と、契約した者にしか見えないようになっている。
ほらファミレスの駐輪場で近所の主婦はスルーしていただろう?それにこの坂道を上ってくる間にも学生があんなに居たのに、だれ独りとしてワシが見えていなかったのは誠司も気付いていただろう?
ああ、幸喜とか言ったか、その人間も手伝ってくれるなら大変嬉しいが、ワシは誠司の性格が気に入っておるのでな……。
アイテムなどは誠司が渡してくれても良いんじゃが、契約者は誠司一人に絞りたい」
サビエルハゲの神様は「本命はアナタよ はーと」みたいな眼差しで見詰めてくる。JDのお姉さんだったら大歓迎だったけれども……。
「お!!すげー!!こんなに茂ってるんだっ!!画像を見た時は加工か何かをしたとか思ったケド……」
普段は可愛いJDとかJKにしか愛想を振り撒かない幸喜が、何だか満面の笑みで誠司の肩まで組んでくるという――いや、男相手にそんなことをされても全く嬉しくはない――ハイテンション振りだった。
幸喜も農業に興味が有るのだろうか?
「それにさ、めっちゃ育ってる……。これ刈り取っても良いのか?」
「そうかそうか。始めは嫌がっていたのに。さてはカミのアイテムが気に入ったのかもしれんのう……」
髪のアイテムが有ればもっと良いという感じで呟いている神様だったが、満面の笑みが眩しいくらいだった。
それに誠司ももっとこの植物を育てたかったし。
『大歓迎だってさ。一緒に育てようぜ』
『でも、こーきから教えて貰った空き地はもうこんなになってる』
スマホを撮影モードにしてカシャリ。
ハイテンションのままにインスタにも投稿しておこうっと。
全然インスタ映えはしない単なる葉っぱだけの植物なんだけど、誠司のインスタのフォロワーなんて11人しかいない。
絵日記と言うか観察記録みたいな感じでアップしておこう。
「友達には神様が見えないのですよね?」
一応、その辺りのことは聞いておかなければならない。いくらアホを連呼されているとはいえ、その程度のことは誠司にも分かった。
「神は、見込んだ人間と、契約した者にしか見えないようになっている。
ほらファミレスの駐輪場で近所の主婦はスルーしていただろう?それにこの坂道を上ってくる間にも学生があんなに居たのに、だれ独りとしてワシが見えていなかったのは誠司も気付いていただろう?
ああ、幸喜とか言ったか、その人間も手伝ってくれるなら大変嬉しいが、ワシは誠司の性格が気に入っておるのでな……。
アイテムなどは誠司が渡してくれても良いんじゃが、契約者は誠司一人に絞りたい」
サビエルハゲの神様は「本命はアナタよ はーと」みたいな眼差しで見詰めてくる。JDのお姉さんだったら大歓迎だったけれども……。
「お!!すげー!!こんなに茂ってるんだっ!!画像を見た時は加工か何かをしたとか思ったケド……」
普段は可愛いJDとかJKにしか愛想を振り撒かない幸喜が、何だか満面の笑みで誠司の肩まで組んでくるという――いや、男相手にそんなことをされても全く嬉しくはない――ハイテンション振りだった。
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