追憶

さくら

思わぬ展開


翌日から普段通り営業所へ出勤した。
3月あたりはバスガイドのシーズンオフだ。

乗務のない日は皆で研修ルームに籠り個々で勉強している。

新人ガイドや、中堅クラスの若手ばかりの日は携帯を触ったり、PCでYouTubeを観たりやりたい放題だ。
しかし、大御所が居る日は真面目にお勉強。。



特に乗務もない日が続き、休日を挟んで久しぶりに北川先輩に研修ルームで出会った。
その頃にはあの男性2人の事なんて忘れていた。





その日の午後
先輩『あ!桜そういえば、涼ちゃんから桜の連絡先教えてって言われててん!忘れてた!こないだのお食事会の人!クマさんじゃない方』

ドキリと心臓が動き、一瞬考えた。
「あ〜、、ひ、平塚さんの方でしたっけ?」

まさかの言葉に一瞬戸惑い、やっと苗字を思い出した。

先輩『食事会の次の日に聞かれてたのに、桜と顔合わさへんかったから忘れてたんよ〜。ごめんごめん!』との事だった

周りに居た同期や若手の先輩達も目をキラキラさせ
『いぃやん桜〜!教えるやろ?!男前なんちゃうの?!』『桜ちゃんにも春やね〜』と皆笑顔だ。

わたしは戸惑いながらも教えておいて下さいと伝えた。

先輩は『今送っとくわ!』とニコニコ嬉しそうに携帯の液晶を触った。

その話題になってから先日の食事会の話しを少し皆でお喋りし、お茶を飲みながら勉強して1日の研修が終わった。


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