経験値チーターによる異世界無双(時々神様のお使いします)
穏やかな一日 前編
アリスの荒治療も終えた俺たちは町で一日休日をとってから移動することにした。
「俺は鍛冶屋と本屋に行くつもりだがアリスはどうする?」
「私は服を買いにいこうと思う。いくら武芸を尊ぶ家だといっても一応貴族のはしくれだからな。」
「そうか、じゃあ俺も何か後で服を買いにいくわ。」
「別に気を使う必要はないと思うが」
「最低限の礼儀ってやつだな。所で俺は服のセンスだとかが皆無でな。良かったら見繕って貰いたいんだが。」
「あぁ。それは別に構わない、と言っても私もそんなに服には頓着しないから店員に任せると良いだろう。」
確かに鎧姿以外でアリスの私服を見たことがない。
「じゃあ、先に服を買いにいこうか。」
「了解した、この町で一番大きい服屋はアドトレード商会がやっているユニゾンクロースストアというところだそうだ私も行ったことは無いがそこでいいか?」
「あ、あぁ。」
ユニゾンクロースストアって略したらユニ●ロじゃん。
異世界にもあるんだなユニ●ロって。
町を歩くこと15分。
今思えばこのまちに来てから怒濤の日々の連続であまり町自体をゆっくりと見ることがなかった。
冒険者の町なので静かではないが。治安はそこそこよくて食べ物もおいしい。あれ?いいまちじゃね?
これでギルドマスターのホ●ギルドマスターさえいなければ完璧なのにと思っているとアドトレード商会の前まで着いた。
「そう言えばアドトレード商会って何でも扱ってるのか?」
「基本的にはなんでも揃えている。商会を牛耳っているナンボ・アドトレードが商人足るもの何でも金に変えるべしという志を掲げているから欲しいものがあれば何でも手にはいると思うぞ?」
「流石のプロ根性だな。」
「トウヤ殿、とりあえず入ろう」
「あぁ。」
商会の扉をあける。入ってすぐに受付がありその脇には廊下の端から端まで様々な店が出されている。
「いらっしゃいませ。アドトレード商会へようこそ。お客様は当商会を初めて御利用なさりますのでまず始めに簡単な説明をさせていただきます」
「あぁ。って、俺達が初めて訪れたって言ったか?」
「いえ、私共受付人はスキル完全記憶持ちですので一度いらしたお客様は全て記憶しています。」
すげー、普通に何千人という顧客すべてを覚えているのかよ。
「では、まず始めにお客様はどなたからかの紹介状をお持ちでしょうか?」
「いや、持ってない必要なのか?」
「いえ、必要ではないのですが紹介状をお持ちで無い方は二階と三階の店舗を利用できない仕組みになっています。」
「そうか、因みに貴族の家に着ていけるような服屋は一階にあるか?」
「すみません貴族の方等が御召しになる服は二階か三階にしかございません。」
「まいったな。あ、そう言えばメダル持ってるんだけど使える?」
そう言いカシアから貰ったメダルを受付の人に見せる。
「こちらは、、、少々お待ち下さい!!」
今まで顔色を変えず淡々と話していた受付の人が何故か慌ただしく階段を上っていった。
1分も経たない内に階段からさっきの人ともう一人いかにもやり手そうな人物が降りてくる。
「いやー、ホンマすんまへん。えらいお待たせしてもうた見たいで。」
関西弁だ。なぜ異世界で関西弁?そもそも関西弁とは何だ?その前に関西とはどこからどこまで
と考えていると
「あんさん、大丈夫でっか?」
「あ、あぁ。えっとあんたは」
「すんまへん。ワテはナンボ・アドトレード。この商会の商会長をやらせてもろてます。」
「なんで、その商会長がここに?」
「何でもなにも家の娘を助けてくれはった人達にお礼もして無いなんてそんなんあきまへんやろ?」
「はぁ、」
「今回は娘を助けてもろたお礼も含め精一杯お求めのものをお贈りさせてもらいます。」
「いや、そこまでしてもらわなくても」
「いやいや、お客さんを無下に扱ったらワテが娘に殺させれてしまいます。あなた方に助けられてから娘といえばトウヤ様の事ばかり、、、」
「お父様、そろそろ本題に入られてはいかがでしょうか」
階段から声がしたと思えば カシアが黒いオーラを纏って降りてきた。
「トウヤ様方は何か大事な用がある様子。お父様のたいして面白くもない時間の無駄としか言えないような話を続けるのはいかがなものかと」
「あ、えーと、、そうや、そう言えばミリーノの町から急いで送って欲しいって何か仕事の依頼来とったな。カシア、ワテの代わりにすまんけどトウヤ様方に家の商会を案内したってくれ」
そう言い残し商会長はそそくさと階段を上っていった。
「お久しぶりですトウヤ様、アリス様。その節は大変お世話になりました。本日は当商会へ何をお探しに来られたのでしょうか?」
「あ、あぁ。実は今度貴族の家に行くことになったんだけど生憎と正装と言えるような服の持ち合わせがなくてな。」
「成る程それでしたら三階のVIP専用の服屋をご紹介させていただきます。」
「あ、でもあんまり手持ちがだな」
「その点はご安心ください私のせめてものお礼としてトウヤ様方からは御代をいただきません。」
「それは助かるが、いや、流石に気が引けるわ。あ素材とかって引き取って貰える?」
「えぇ。勿論買い取らせていただきますが一体何をお売りになるので?」
「魔物の素材とかいらない武器とかかな。」
「わかりましたそれでしたら地下の大倉庫にいきましょう。」
~5分後~
「これは、、、」
「トウヤ殿、、、」
「「やりすぎだ(です)」」
「やっぱり?俺もそう思う」
目の前に置かれているのは首を真っ二つに切断されたドラゴンや凶悪そうな魔物の数々に
一級品ばかりの武具の数々。
「査定に少しかかりますが宜しいですか?」
「あぁ。」
~30分後~
「取り敢えずざっと査定しました所12億5000万ゴルドです。」
「「ええええええええぇーーーー」」
軽い気持ちで売ったが、いきなり大金持ちになってしまった。
読んでくださりありがとうございます。
作者初心者のため毎回どこかしらに誤字脱字がありますので気付かれた方は是非お教え下さい。
また、それ以外にもコメント感想等々お待ちしております!!
「俺は鍛冶屋と本屋に行くつもりだがアリスはどうする?」
「私は服を買いにいこうと思う。いくら武芸を尊ぶ家だといっても一応貴族のはしくれだからな。」
「そうか、じゃあ俺も何か後で服を買いにいくわ。」
「別に気を使う必要はないと思うが」
「最低限の礼儀ってやつだな。所で俺は服のセンスだとかが皆無でな。良かったら見繕って貰いたいんだが。」
「あぁ。それは別に構わない、と言っても私もそんなに服には頓着しないから店員に任せると良いだろう。」
確かに鎧姿以外でアリスの私服を見たことがない。
「じゃあ、先に服を買いにいこうか。」
「了解した、この町で一番大きい服屋はアドトレード商会がやっているユニゾンクロースストアというところだそうだ私も行ったことは無いがそこでいいか?」
「あ、あぁ。」
ユニゾンクロースストアって略したらユニ●ロじゃん。
異世界にもあるんだなユニ●ロって。
町を歩くこと15分。
今思えばこのまちに来てから怒濤の日々の連続であまり町自体をゆっくりと見ることがなかった。
冒険者の町なので静かではないが。治安はそこそこよくて食べ物もおいしい。あれ?いいまちじゃね?
これでギルドマスターのホ●ギルドマスターさえいなければ完璧なのにと思っているとアドトレード商会の前まで着いた。
「そう言えばアドトレード商会って何でも扱ってるのか?」
「基本的にはなんでも揃えている。商会を牛耳っているナンボ・アドトレードが商人足るもの何でも金に変えるべしという志を掲げているから欲しいものがあれば何でも手にはいると思うぞ?」
「流石のプロ根性だな。」
「トウヤ殿、とりあえず入ろう」
「あぁ。」
商会の扉をあける。入ってすぐに受付がありその脇には廊下の端から端まで様々な店が出されている。
「いらっしゃいませ。アドトレード商会へようこそ。お客様は当商会を初めて御利用なさりますのでまず始めに簡単な説明をさせていただきます」
「あぁ。って、俺達が初めて訪れたって言ったか?」
「いえ、私共受付人はスキル完全記憶持ちですので一度いらしたお客様は全て記憶しています。」
すげー、普通に何千人という顧客すべてを覚えているのかよ。
「では、まず始めにお客様はどなたからかの紹介状をお持ちでしょうか?」
「いや、持ってない必要なのか?」
「いえ、必要ではないのですが紹介状をお持ちで無い方は二階と三階の店舗を利用できない仕組みになっています。」
「そうか、因みに貴族の家に着ていけるような服屋は一階にあるか?」
「すみません貴族の方等が御召しになる服は二階か三階にしかございません。」
「まいったな。あ、そう言えばメダル持ってるんだけど使える?」
そう言いカシアから貰ったメダルを受付の人に見せる。
「こちらは、、、少々お待ち下さい!!」
今まで顔色を変えず淡々と話していた受付の人が何故か慌ただしく階段を上っていった。
1分も経たない内に階段からさっきの人ともう一人いかにもやり手そうな人物が降りてくる。
「いやー、ホンマすんまへん。えらいお待たせしてもうた見たいで。」
関西弁だ。なぜ異世界で関西弁?そもそも関西弁とは何だ?その前に関西とはどこからどこまで
と考えていると
「あんさん、大丈夫でっか?」
「あ、あぁ。えっとあんたは」
「すんまへん。ワテはナンボ・アドトレード。この商会の商会長をやらせてもろてます。」
「なんで、その商会長がここに?」
「何でもなにも家の娘を助けてくれはった人達にお礼もして無いなんてそんなんあきまへんやろ?」
「はぁ、」
「今回は娘を助けてもろたお礼も含め精一杯お求めのものをお贈りさせてもらいます。」
「いや、そこまでしてもらわなくても」
「いやいや、お客さんを無下に扱ったらワテが娘に殺させれてしまいます。あなた方に助けられてから娘といえばトウヤ様の事ばかり、、、」
「お父様、そろそろ本題に入られてはいかがでしょうか」
階段から声がしたと思えば カシアが黒いオーラを纏って降りてきた。
「トウヤ様方は何か大事な用がある様子。お父様のたいして面白くもない時間の無駄としか言えないような話を続けるのはいかがなものかと」
「あ、えーと、、そうや、そう言えばミリーノの町から急いで送って欲しいって何か仕事の依頼来とったな。カシア、ワテの代わりにすまんけどトウヤ様方に家の商会を案内したってくれ」
そう言い残し商会長はそそくさと階段を上っていった。
「お久しぶりですトウヤ様、アリス様。その節は大変お世話になりました。本日は当商会へ何をお探しに来られたのでしょうか?」
「あ、あぁ。実は今度貴族の家に行くことになったんだけど生憎と正装と言えるような服の持ち合わせがなくてな。」
「成る程それでしたら三階のVIP専用の服屋をご紹介させていただきます。」
「あ、でもあんまり手持ちがだな」
「その点はご安心ください私のせめてものお礼としてトウヤ様方からは御代をいただきません。」
「それは助かるが、いや、流石に気が引けるわ。あ素材とかって引き取って貰える?」
「えぇ。勿論買い取らせていただきますが一体何をお売りになるので?」
「魔物の素材とかいらない武器とかかな。」
「わかりましたそれでしたら地下の大倉庫にいきましょう。」
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「これは、、、」
「トウヤ殿、、、」
「「やりすぎだ(です)」」
「やっぱり?俺もそう思う」
目の前に置かれているのは首を真っ二つに切断されたドラゴンや凶悪そうな魔物の数々に
一級品ばかりの武具の数々。
「査定に少しかかりますが宜しいですか?」
「あぁ。」
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「取り敢えずざっと査定しました所12億5000万ゴルドです。」
「「ええええええええぇーーーー」」
軽い気持ちで売ったが、いきなり大金持ちになってしまった。
読んでくださりありがとうございます。
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