組長は、人生?をやり直し、魔王になるお話(短編)
(1ー5) ○○すぎる
(1ー5) ○○すぎる
俺は、オーガと対峙する
オーガにも少しは知識がある、殺した筈の俺が目の前にいる
顔が一緒、臭いが一緒
だが、動けない
蛇に睨まれたカエル状態
弱肉強食…実力の違い
オーガは、死を覚悟する、喰われる
さっき、俺を倒したことで、強くなったハイオーガを俺は食べた、俺を倒してレベルアップしていた、進化を遂げていた
弱い弱すぎる…
火の魔法で焼き肉だ
旨い旨すぎる…ハイオーガは、旨かった
その匂いで回りの魔物が騒ぐことは無かった、体を丸め縮こまっていた。
奴らも、また俺の強さを理解した
次は自分かも…
「ふぅ~ 少しは体力と魔力が回復したな」
神様の事を思い浮かべる
俺は言った
「人生をやり直せるのなら、どうせなら、死なない体をくれないか?」
「お主、人間辞める気か?」
「人間のままで、死なない体は、神でも無理なのか?」
「絶対死なない体は無理じゃが、ある程度の事では死なない体なら出来んことは無い」
そう言ったのに、これは人間じゃねぇだろ
見た目は子供だが、オーガを1体食べても満腹にならない子供がどこに居るか?グシャグシャにされて復活する子供がどこに居るか?
震える魔物の心が聞こえた
『オワラセテクレ』
カギを壊し、ドアを開けた
「さて、メインディッシュの時間だ」
俺は、研究所へ足を向け、歩き出した
ガチャリ
ドアを開ける
「誰だ!」
あの男が叫ぶ
俺の姿を見て驚く
「死んだんじゃなかったのか?」
「はははっ、凄いぞ! はははっ」
「今度は、剣を使って構わん、オーガを倒せ」
剣を俺に投げ寄越した
ガシャリ 剣が床に落ちる
拾って、鞘から抜く
「良い剣だな」
「解るか? ミスリルの剣だ、王の武器庫から拝借してきた。王には勿体無い代物だ。 さぁ、オーガを倒してこい!」
「もう、喰ってきた」
オーガの核を見せる
「何! す 素晴らしい、はははっ、素晴らしいぞ」
「自己再生に、物音も立てずにオーガを倒せる実力、素晴らしい」
「そうだな、次は貴族の首でも取ってきてもらうか」
バン 壁を叩く
「コイツらは、私をバカにした、無能だの、金食い虫だの言いたい放題…、コイツらを殺して来い!」
町の地図らしい物に、写真が張られていた。
そこに住んでいるのだろう
並んで張られている男女は夫婦か?
子供の写真まである
「その、子供も殺すのか?」
「そうだ、皆殺しだ! 誰も私をバカにすることは許さん!」
「女も子供も、私を笑った者には、死だ! はははっ」
「狂っているな」
「な! 何と言った」
「何度でも言ってやる、狂っているな! 人のやることじゃない」
「す 素晴らしい、自我にも目覚めたか。 はははっ、私は天才だ! はははっ」
コイツ、バカすぎる
フォロー、いいね ありがとうございます
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俺は、オーガと対峙する
オーガにも少しは知識がある、殺した筈の俺が目の前にいる
顔が一緒、臭いが一緒
だが、動けない
蛇に睨まれたカエル状態
弱肉強食…実力の違い
オーガは、死を覚悟する、喰われる
さっき、俺を倒したことで、強くなったハイオーガを俺は食べた、俺を倒してレベルアップしていた、進化を遂げていた
弱い弱すぎる…
火の魔法で焼き肉だ
旨い旨すぎる…ハイオーガは、旨かった
その匂いで回りの魔物が騒ぐことは無かった、体を丸め縮こまっていた。
奴らも、また俺の強さを理解した
次は自分かも…
「ふぅ~ 少しは体力と魔力が回復したな」
神様の事を思い浮かべる
俺は言った
「人生をやり直せるのなら、どうせなら、死なない体をくれないか?」
「お主、人間辞める気か?」
「人間のままで、死なない体は、神でも無理なのか?」
「絶対死なない体は無理じゃが、ある程度の事では死なない体なら出来んことは無い」
そう言ったのに、これは人間じゃねぇだろ
見た目は子供だが、オーガを1体食べても満腹にならない子供がどこに居るか?グシャグシャにされて復活する子供がどこに居るか?
震える魔物の心が聞こえた
『オワラセテクレ』
カギを壊し、ドアを開けた
「さて、メインディッシュの時間だ」
俺は、研究所へ足を向け、歩き出した
ガチャリ
ドアを開ける
「誰だ!」
あの男が叫ぶ
俺の姿を見て驚く
「死んだんじゃなかったのか?」
「はははっ、凄いぞ! はははっ」
「今度は、剣を使って構わん、オーガを倒せ」
剣を俺に投げ寄越した
ガシャリ 剣が床に落ちる
拾って、鞘から抜く
「良い剣だな」
「解るか? ミスリルの剣だ、王の武器庫から拝借してきた。王には勿体無い代物だ。 さぁ、オーガを倒してこい!」
「もう、喰ってきた」
オーガの核を見せる
「何! す 素晴らしい、はははっ、素晴らしいぞ」
「自己再生に、物音も立てずにオーガを倒せる実力、素晴らしい」
「そうだな、次は貴族の首でも取ってきてもらうか」
バン 壁を叩く
「コイツらは、私をバカにした、無能だの、金食い虫だの言いたい放題…、コイツらを殺して来い!」
町の地図らしい物に、写真が張られていた。
そこに住んでいるのだろう
並んで張られている男女は夫婦か?
子供の写真まである
「その、子供も殺すのか?」
「そうだ、皆殺しだ! 誰も私をバカにすることは許さん!」
「女も子供も、私を笑った者には、死だ! はははっ」
「狂っているな」
「な! 何と言った」
「何度でも言ってやる、狂っているな! 人のやることじゃない」
「す 素晴らしい、自我にも目覚めたか。 はははっ、私は天才だ! はははっ」
コイツ、バカすぎる
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