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組長は、人生?をやり直し、魔王になるお話(短編)

久留米天狗

(1ー1)プロローグ~死からの始まり~

第一章 死からの始まり

(1) プロローグ



ゴボッ 「…」

「…」 ゴボッ

俺は… 今… 水槽の中だな

ゴボッ ゴボッ

目は開けられない

水の中なのに息が苦しくない

ゴボッ ゴボゴボ

目を開けてないのに、回りが解る

人が居る

複数の生命体がある

生命体…犬や猫、人じゃ無い
大きさから、虎や熊っぽいヤツもある

『居る』じゃない、『有る』だ

死体じゃないが動かない、動けない?繋がれている訳では無いが動けない?薬か?

もう一度言うが、目は開けてない

サーモグラフィ?
温度差でもない何かが、違いが俺には解る


男の声は…話し声は、老人とまでは言わないが年取った男の声

その言葉は、今まで聞いたこともない言葉だ
日本語でも、英語でも、フランス語や中国語でもない

俺は中卒後、裏の世界に足を入れた、勉強なんて出来ない
 フランス語や中国語が解るような知識は無いが、その言葉がそうでないくらいは解る


言葉は、分からないが、男が何を言っている…正確には、何を思っているのかが解る

心が読める?

男は、喜んでいる
俺の誕生に、実験が成功したと喜んでいる


男の心の声は、俺にこの状況を説明してくれた


男は、研究者のようなヤツ
人、ドワーフ、エルフ、獣人のパーツや魔素を混ぜ合わせたと言う

魔物、オーク、オーガ、ドラゴンを混ぜ合わせたと言う

ゴボッ

そうか、俺はコイツに創られたのか

そうか、思い出した

俺は、死んだんだった

ゴボッ

生き返れたと、思ったら、作り物の体か…

ゴボッ

回りの生命体が、俺の兄姉だと理解した

俺を生み出す前の出来損ないだと


その出来損ないの結果が俺か


ゴボッ ゴボゴボ


その生命体の声も聞こえる

『コロシテクレ』
『カイホウシテクレ』と

ゴボッ

俺に言うのか? ゴボッ

殺してくれと

自分だけでなく、その男も

まだだ

俺は、まだ 完全体じゃ無い

もう少し待て…

殺してやる

出来損ないお前らも、その男も





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