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転生学園~転生する前に学園に通いましょう~

美浜

第14話 全国指名手配犯

「ふぁわぁぁ······」


全学生の敵、朝の悪魔、指定暴力団とも呼ばれる、あの忌々しき敵が攻撃するまで後一時間。
今日は早い時間に目を覚ました。

せっかく早起きしたのはいいのだが、やることが無さすぎて暇を持て余してしまう。
俺の辞書に勉強という文字はない。

軽く散歩がてらこの辺りをぶらつこうと思う。

顔を洗い服を着替えボロボロのアパートの部屋を出る。


「81! 82! 83!」


アパートの手前にある空き地、広さはだいたいちょうど教室と同じくらいのスペースで、ラフな格好の宮野さんが竹刀を振るっていた。
外に行くにはどうしてもこの空き地を通らなくてはいけないので邪魔にならないように、そっと息を潜めて宮野さんの練習を見学した。 


「98! 99! 100!」


ちょうど切りのいい数字まできて、ここで終わると思った俺は宮野さんに労いの言葉をかけようと近づこうとしたがその歩みを止めた。


「101! 102! 103!」

「······」


100回で終わりではないらしい......
俺は出るタイミングを失ってしばらく立ち尽くしていた。




「198! 199! 200!」

「終わった、のか?」


ちょうど動きを止めたところでつい声を出してしまった。
こそこそ視ていたのがバレると色々問題ありそうで怖い。


「それで覗き魔先輩はいつまでそこにいるつもりですか?」


しっかりばれていたらしい......


「ごめん。邪魔をしたくなくて」

「声をかけてくれるのを待ってたんですよ。お陰で100回で終わらすつもりが200回になっちゃっいました」

「なんで待ってたんだよ」

「それは······暇つぶしです。どうせ先輩も暇でしょう? なら、付き合ってください。ほら、男の子なら好きでしょ?」 


確かに俺は憧れはしていたものの、未経験のそれは俺の興味を引くには十分だった。

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