車椅子~障害者との恋はありえますか~第1章 出会い

うさp主ᕱ⑅ᕱ♥

第5章 守りたい

恋や愛は、簡単でとても楽しくて幸せなもの。
空想上ではみんなそう思ってるだろう。
でも、私は実際の恋は知らない。
普通の恋を知らない。
好きになった人が、健ちゃん(障害者)だから。
私の思う恋は、難しくて、でも楽しくて、
だが、嫌な目で見られたり、陰口を言われたりするのは当たり前のこと。それが私の恋。
冷静に考えれば、お母さん、お父さんが
反対するのはわからなくもない。
だって、普通それで幸せに感じないから。
みんなはうわっぺらの恋で別れを告げることが出来る。言い訳だってできる。
私の恋は相手が生きるか死ぬかの瀬戸際で、
一生守って行けるという覚悟が必要だ。
私はその覚悟は十分にある。
だって、すきの気持ちは止まらないから。
でも、お母さんお父さんに認めて貰えるまで
私たちは説得しなければならないと思った。
健ちゃんを守らないといけないと思った。
いや、守りたいと思った。

「健ちゃん今日お母さんお父さんにあってみない?もっかい話したいんだ。」
「うん。。不安だけど僕もちーちゃんと一緒にいたい。」
そう言って私たちは昨日、約束した。
父は昔からあまり体が良くなくて、
病院に通っていた。それの付き添いに母も
病院に行っていた。健ちゃんを先に家に入れて、
どうしても説得させたいと言う気持ちを伝えあった。
すると2人が帰ってきた。
そしたら、健ちゃんが
「おじゃましております。もう一度お話をさせてもらいに来ました。」
「はぁ。そう。諦めが悪い(小声」
そしてまた以前と同じように話していると
父がめんどくさくなったのか
「今日1日泊まって健太くんの事を知り納得できるような男なら認めてやる。でもその足じゃね(小声」
ひどい。
そんな事いちいち言わなくていいのに。
私は怒りはあったけど、何も言わなかった。
不安そうな健ちゃんに向かってニコッと笑って
不安を吹き飛ばそうとした。
すると健ちゃんが小声で
「頑張らなきゃ」
とこぼした。
そして私たちは1日過ごした。
私母と話した。だけど母は健ちゃんのことを認めてくれた。ただ父の頑固な気持ちが動くかどうかの問題だった。
健ちゃんとは寝室は別にされた。
健ちゃんは父の部屋で寝ることになった。
話がある。と一言言って父と健ちゃんは
部屋に入って3~4時間話し合っていた。
私はそのころ眠っていた。
だが、御手洗で目が覚めた頃。
父はベランダにいた。横顔を見ると目が赤く
涙目だった。
父の泣き顔は初めて見たかもしれない。
私は新鮮で何も言えなかった。
私は次の日健ちゃんに呼び出された。
「健ちゃん返事はどうだったの。?」
すると健ちゃんはニコニコしながら
手で丸を作った。
とっても嬉しかった。
でもあの頑固で意地悪な父をどのように説得
したのかはすごく気になっていた。
でも健ちゃんは教えてくれなかった。
でもそれよりも、認めてもらえてよかった。

第5章~完~

「次回予告」
次回は健ちゃん視点の番外編!
父との話し合いの時、どのような説得をしたのか。
どのような話をしたのか。
番外編も是非見てください(・∀・)

(追加)
こんにちは!うさp主ᕱ⑅ᕱ です!
今回も短くなってしまいましたw
多分今度から5~6ページが主流になるかもしれないので、ご了承ください。。

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