学園の王子に愛されて困っています。
私は弟が大好き。
琉『んっ!!…もう朝か。』
私は、布団をどかして体を起き上がらせる。
時刻は朝の四時。
なぜ、私がこんな朝早くに起きてるかって?それはだね。
莉兎『…ん、おねぇちゃん。…おはよう。』
琉『…莉兎!?…おはよう!…どうしたの、まだ寝てていいんだよ?』
私の自慢の弟の莉兎(りと)だ。
莉兎『…や、大丈夫だから。…ねぇちゃん、僕も手伝うよ。』
…ズッキュュューン!!!!!!??
琉『…はぁ、私の大好きな弟はイケメンだぁ♡…ん〜、じゃあ、お弁当におかず詰めてって?』
莉兎『うん、わかった。』
私の家族は、他とは違う、らしい。
父は朝早くに仕事に出かけて深夜遅くに家に帰ってくる。
母は、知らない。多分、男と遊びまわってるんだろう。
両親と顔を合わすことなく、弟と
二人暮らししてる感じ。
だから私は朝早くに起きて、弟と自分のお弁当を作っている。
莉兎『…てか、おねぇちゃん、なんでお弁当3つも作んの?』
…あれ?言ってなかったっけ。
琉『あ〜、昼休みと部活動の分だよ。動くとお腹すくから。』
そう説明すると、あぁ、なるほど。と納得してくれた。
莉兎のおかげでお弁当の準備もすぐに終わった。
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