天馬行空、狂った戯曲。

泪鴉

隣で見る流星群

流星群が頭の上を通り過ぎた。

「お願い事、言わなきゃ!」

君は胸の前で手を組んで
目を閉じた。
流星群が端から端へと消えていく。

「そうか、願い...。願うならば...」

そう言って君の真似をする。

(願うならば、ずっと君といたい。)

星がひとつ頭の上を通り過ぎた。

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