好きになったらいけない恋
第12話夏の終わり
夏休み残り2日
弓道部の1.2年生みんなで遊ぶことになり、川辺でみんなと花火をする予定だ。
昼飯を食べてカズヤの家に向かった。
『早いですね、今ご飯食べてました。とりあえず中入ってください。』
カズヤの向かい側に座りカズヤがご飯食べてる姿をまじまじと見ていた。
『先輩、食べづらいんですけど そんなに見られると』
『あっごめん』
食べ終わりカズヤがおれの隣に座る。
『お前、そんなにおれの近くにいたいの?』
『せんぱいの隣落ち着くんですよ。 いい匂いするし』
カズヤのほっぺに米粒が付いていたのでとって自分の口に含む。
(こいつが俺にしてたからついやっちゃった)
カズヤがニヤリと笑い席を離れ飲み物を持ってきてくれた。
2人で飲みながらテレビを見てると俺の右手をつかみ自分の手のひらと合わせてきた。
『先輩、手大きいですね』
カズヤの手は俺に比べれば小さくて綺麗ですべすべしている。
カズヤが俺の手を握ったままテレビに目を戻す。
『夏休みも終わっちゃいますね。先輩はなにが1番楽しかった?』
『んー海行ったことかなぁ カズヤは?』
『先輩との思い出全部楽しかったので1番とか選べませんね』
『なんだそれ、嬉しいけどずるいな』
時間になり集合場所の川に向かうとすでにみんな集まっていた。
打ち上げ花火、手持ち花火、ロケット花火その他
たくさんの花火が用意されていた。
ロケット花火を投げたり手持ち花火を振り回したりみんな危険な遊びをし始め、カズヤも楽しそうに花火をつけ振り回している。
『先輩』 と聞こえた方を向くとカズヤがネズミ花火を投げてきた。
さっとかわし、おいっと軽くこづくとカズヤが楽しそうに笑う。
疲れて座りながらカズヤがジュンヤや他の先輩達と楽しそうに遊んでいるのを眺める。
(俺以外にも笑えるようになったんだな...)
少し嬉しくて少し寂しいそんな感情が芽生えてきた。
『せんぱーい!一緒に水切りしましょ!』
カズヤが笑顔で俺を呼ぶ。
『どっちが跳ねるか勝負です!』
カズヤが石をかまえて投げる... ポチャン
『...0回だな。 俺の見てろよ!』
パンっ ポチャン
『1回ですね』
『でも俺の勝ちだな』
カズヤが悔しがり、ひたすらに石を投げていた。
日も暮れてきて残る線香花火をみんな一斉に持ち、火をつけた。
カズヤが線香花火を見つめながら悲しそうな顔をしている。
『今年の夏ももう終わっちゃいますね...でもすごく楽しかった 先輩がいたから』
『来年の夏も一緒に過ごす 約束するよ
俺も今年はカズヤがいたから楽しかった』
線香花火の火がポツンと落ちた。
後片付けをし解散した帰り道
『先輩?話したい事があるんですけど... 』
『なに?』
カズヤが言いづらそうにしている。
『明日先輩の家泊まりに行っていいですか?
明日話します。』
『いいけど、どーしたの?』
『明日話します...』
カズヤはそれ以上なにも言わず
虫の鳴き声が響く中2人でゆっくり帰った
弓道部の1.2年生みんなで遊ぶことになり、川辺でみんなと花火をする予定だ。
昼飯を食べてカズヤの家に向かった。
『早いですね、今ご飯食べてました。とりあえず中入ってください。』
カズヤの向かい側に座りカズヤがご飯食べてる姿をまじまじと見ていた。
『先輩、食べづらいんですけど そんなに見られると』
『あっごめん』
食べ終わりカズヤがおれの隣に座る。
『お前、そんなにおれの近くにいたいの?』
『せんぱいの隣落ち着くんですよ。 いい匂いするし』
カズヤのほっぺに米粒が付いていたのでとって自分の口に含む。
(こいつが俺にしてたからついやっちゃった)
カズヤがニヤリと笑い席を離れ飲み物を持ってきてくれた。
2人で飲みながらテレビを見てると俺の右手をつかみ自分の手のひらと合わせてきた。
『先輩、手大きいですね』
カズヤの手は俺に比べれば小さくて綺麗ですべすべしている。
カズヤが俺の手を握ったままテレビに目を戻す。
『夏休みも終わっちゃいますね。先輩はなにが1番楽しかった?』
『んー海行ったことかなぁ カズヤは?』
『先輩との思い出全部楽しかったので1番とか選べませんね』
『なんだそれ、嬉しいけどずるいな』
時間になり集合場所の川に向かうとすでにみんな集まっていた。
打ち上げ花火、手持ち花火、ロケット花火その他
たくさんの花火が用意されていた。
ロケット花火を投げたり手持ち花火を振り回したりみんな危険な遊びをし始め、カズヤも楽しそうに花火をつけ振り回している。
『先輩』 と聞こえた方を向くとカズヤがネズミ花火を投げてきた。
さっとかわし、おいっと軽くこづくとカズヤが楽しそうに笑う。
疲れて座りながらカズヤがジュンヤや他の先輩達と楽しそうに遊んでいるのを眺める。
(俺以外にも笑えるようになったんだな...)
少し嬉しくて少し寂しいそんな感情が芽生えてきた。
『せんぱーい!一緒に水切りしましょ!』
カズヤが笑顔で俺を呼ぶ。
『どっちが跳ねるか勝負です!』
カズヤが石をかまえて投げる... ポチャン
『...0回だな。 俺の見てろよ!』
パンっ ポチャン
『1回ですね』
『でも俺の勝ちだな』
カズヤが悔しがり、ひたすらに石を投げていた。
日も暮れてきて残る線香花火をみんな一斉に持ち、火をつけた。
カズヤが線香花火を見つめながら悲しそうな顔をしている。
『今年の夏ももう終わっちゃいますね...でもすごく楽しかった 先輩がいたから』
『来年の夏も一緒に過ごす 約束するよ
俺も今年はカズヤがいたから楽しかった』
線香花火の火がポツンと落ちた。
後片付けをし解散した帰り道
『先輩?話したい事があるんですけど... 』
『なに?』
カズヤが言いづらそうにしている。
『明日先輩の家泊まりに行っていいですか?
明日話します。』
『いいけど、どーしたの?』
『明日話します...』
カズヤはそれ以上なにも言わず
虫の鳴き声が響く中2人でゆっくり帰った
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