好きになったらいけない恋

ホットコーヒー

第8話祭り2

眼が覚めるとカズヤはぱんつ1枚で俺に抱きついて眠っていた。暑かったのだろうかと思いさすって起こした。


『暑いからって裸で寝てると風邪引くぞ』


パーカーだけ羽織りまだ眠そうに目をこすっている。
よく見るとカズヤのパンツの前方がもっこりとしている。


『勃ってるよ 元気だな』


と茶化すと俺の方に近づきふざけながら股間を顔に擦り付けてきて汗臭い匂いが漂う。


『きもいきもい』と言うとすぐにやめた。


『花火20時からだし18時頃出ればいいかな?
それまで何してる?』


『お腹すいた』


『ちょっと待ってろ』


台所へ行きチャーハンをパパッとつくり部屋に持っていった。


『うわぁ〜美味しそう 先輩の手づくり?
いただきます!!』


美味しそうにガツガツとたいらげた。


時間までテレビを見たりゲームをして時間を潰した。
そろそろ時間になってきたので2人で甚兵衛に着替えた。


『先輩に似合ってますよ!ぼくどーです?』


『カズヤも似合ってるよ カッコいい』


2人で甚兵衛姿で写真を撮った。


花火大会場に着くと屋台がたくさん並んで人も結構いた。
『うわぁ〜何買おうかな〜 先輩.射的!射的
やりましょ!』手を引かれる。


2人で500円ずつ払い景品を狙うが全く当たらない。


『っしゃ!やった!』


カズヤの方を見るとよく分からない猫の置物を落としていた。


『おまえ、上手いな』 ニコッと笑う。


お好み焼き、たこ焼き、綿菓子、水ヨーヨー
色々買って結構な額になった。


『先輩!くじ引きやりましょう!』


くじ引きの出店でくじを引くと光るメガネが当たった。俺がかけるとカズヤが笑っている。


いつも以上にカズヤの笑顔が多い不安も消えたからだと思う。


花火の時間も近くなり河川敷に座った。


たこ焼きやお好み焼きを半分ずつ分けて食べた。


途中箸を落としてしまいどーしようと悩んでいるとカズヤがあーんと食べさせようとしてきた。


ガブリと素直に食べるとカズヤが喜んだ。


『せんぱい話があります』


『なに?』


『ぼく、せんぱいの事が....』


ヒュー   バーン
カズヤが言い終わる前に花火が上がり声を打ち消した。
色鮮やかな花火がたくさん上がりカズヤが目を輝かせて見ている。


しばらくするとカズヤが俺の体に密着してきた。
流石にカップルの多い中周りの目が気になったのでさりげなく少しで離れた。


花火が打ち終わりみんながゾロゾロと帰り始める。


『カズヤ?さっきなんて言おうとしたの?』


『やっぱなんでもないです 先輩のたこ焼き食べていいですか?』


いいよと言うと美味しそうに残りを食べた。


『今日も泊まってく?明日日曜で部活ないし』


『はい!夜更かししましょ!映画一気見ですね!』


帰り道、レンタル店でSF物の映画を3本ほど借りた。


2人とも汗臭いので風呂に入る事にした。カズヤが、一緒に入ろうと言うので一緒に入り体を洗いあった。


家の湯船は狭いので高校生2人で入ると流石に狭い。


俺が先に入りカズヤが俺に背中を向け密着している。俺の股間がカズヤのお尻らへんに当たる。


カズヤの体が動くとちんこが一緒に動く。
カズヤの腹前に両手をまわし狭いながらもくつろぐ。 カズヤがなにやら慌てだしどーしたと聞くとなにも答えない。


『先上がります!』


先に脱衣所に向かうチラッと見るとカズヤのちんこが勃っていた。


朝擦り付けてきたのに、流石に全裸だと恥ずかしいのかなと思い俺もあがった。


あがるとカズヤがトイレにいっていてしばらくでてこない。


『カズヤ?大丈夫か?』


心配になり声をかける。


『大丈夫です!』


でてくるとスッキリした顔ででてきた。


『抜いたの?』


『え!違いますよ なにいってるんですか』


明らかにキョドっている。


その後は一緒に映画を見ていつも通り一緒に布団で寝た。


次の日昼前に目が覚めカズヤが帰っていった。


満足そうな顔をして部活に来ると約束もした。

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