同世界転生の最強貴族
第二十話 勇者と迷宮
    冒険者登録を済ませて二週間が過ぎた。今は、テムスラ大洞窟に来ている。
「なぁー・・・・二十回層まで来たけど、何も強い敵現れないじゃん」
「確かに・・・・」
    これまでの階層では、スライムやゴブリン、兎の魔物や狼の魔物程度しか出てきてないのだ。
    そんな矢先、面白そうな物が見えた。
「おい!あの大扉ってもしかして・・・・・」
「ボス部屋よね!?」
「お、おいお前ら!そんな走っていくなって!ボスは逃げていかないんだぞ!!」
    そうは言われたが、もう皆が大扉の前に居た。
そこで、カイトが皆の了承を得て、大扉を開ける。すると、そこに居たのは・・・・・。
「あれは・・・・・ストーンゴーレムだ!!」
「侵入者ヲ発見シタ。今カラ抹殺モードニ入リマス」
「(喋るんだ・・・・)あっ、そうだ。ストーンゴーレムの倒し方って、何処かにあるゴーレムの文字を切るか、無くすかだったよね?でも、この世界のゴーレムはそうかどうか分からないよ?」
「いや。見てみろ。何故か5つもあるが、書いてあるのが見えるだろう?」
    自分は3つしか見つけられなかったが、どうやら四肢と額にあるらしい。
「我が火の魔力に応じて、目の前の者を焼け!"火球"」
「ソンナ物ハ、私ノコノ頑丈ナ体ノ前ニハゴミ同然」
    カレンの魔法が、確実に五箇所にあたるが、一向に倒れる気配はない。
「なら俺が聖剣で切る!!」
    助走をつけて、左腕、左足、右足、右手、そして最後に額を切る。
    すると、意図も容易く倒れてしまった。
「ガガガガ.....」
「やはり特訓しないと、カレンの魔法の威力じゃ通用しないな」
「ま、まあ・・・・倒せたしよかったじゃない!!」
「そうだよ。早く次の階層に行こう」
「う、うん・・・・そうね・・・・・・」
    少し雰囲気が暗いが、仕方ないと思い、次の階層への扉に手を掛ける。
    だが、次の階層への扉は、開いてくれそうには無かった。そこで、皆に嫌な汗が吹き出る。
「何で開かないんだ!?」
    そんな時だった。後ろで、機会のような音がする。勿論、こちらの世界にはそのようなものは無いので、何からなったのかは分かっている。
「命令を再確認します。命令の内容は、侵入者の抹殺である事を確認。更に、リミッターを解除してくれた模様。ただちに抹殺に移ります」
    さっき倒したはずのゴーレムが生き返っている。その事にまず驚きが隠せなかった。
「どうやら、こいつにも魔石があるらしいな!!」
    そう言って、ストーンゴーレムをどんどん切り刻んでいく。だが、一向に死ぬ気配が無い。と、ここで、ストーンゴーレムの反撃タイムだ。
「魔法攻撃ヲ開始シマス」
「固有魔法 "岩石飛来"」
「私が止める!!」
『我が光の魔力に応じて、攻撃を防げ!!"光輝聖盾"』
    岩石と光輝聖盾がぶつかると、火花を上げながら、両方が壊れた。
「今回復しますね!!」
『我が深淵の魔力に応じて、彼の者の傷を癒せ!"回復"』
「カレン良くやった!!カイト!!神聖魔法ならどうだ?」
「やってみるしかねぇな!!」
『我が光の魔力に応じて、我が光弾で目の前の者を貫け"陽光連弾"』
    凄く眩い光を放つ弾が、ストーンゴーレムの体を貫いていく。
「.....殺ったか!?」
『固有魔法 "爆岩連射"』
    その瞬間、ただの岩と思える物が俺達に降り注いだ。そうだ、俺らは岩ぐらいでは死なないと思っていたからだ。だが、今回の物は正確には、岩では無く、岩の中に爆発物が入っていたのだ。
    降り注いだ岩は、地面にぶつかると同時に爆発する。
「ぐ・・・・あぁ・・・・・」
「不覚・・・・」
「痛い・・・・助け・・・・・て・・・・」
「俺は・・・・まだっ!戦うんだ!!」
    剣を杖替わりにして、よろめきながらも立つ。だが、流石に大量の爆破を受け、体力も限界である。
「弱キ者ヨ。セメテモノ慈悲デ、苦痛無ク殺シテヤロウ。サラバダ」
『我ガ闇ノ魔力ニ応ジテ、音モナク消シサレ。"影殺"』
    俺はもう諦めて、目を瞑った。この世界に来てたった二週間。短い人生だったと。
『闇魔法 "影殺"』
    その声が聞こえた瞬間、ハッとして目を開けた。すると、次の瞬間、影殺は相殺された。
「ま、まさかお前は・・・・・!!」
「なぁー・・・・二十回層まで来たけど、何も強い敵現れないじゃん」
「確かに・・・・」
    これまでの階層では、スライムやゴブリン、兎の魔物や狼の魔物程度しか出てきてないのだ。
    そんな矢先、面白そうな物が見えた。
「おい!あの大扉ってもしかして・・・・・」
「ボス部屋よね!?」
「お、おいお前ら!そんな走っていくなって!ボスは逃げていかないんだぞ!!」
    そうは言われたが、もう皆が大扉の前に居た。
そこで、カイトが皆の了承を得て、大扉を開ける。すると、そこに居たのは・・・・・。
「あれは・・・・・ストーンゴーレムだ!!」
「侵入者ヲ発見シタ。今カラ抹殺モードニ入リマス」
「(喋るんだ・・・・)あっ、そうだ。ストーンゴーレムの倒し方って、何処かにあるゴーレムの文字を切るか、無くすかだったよね?でも、この世界のゴーレムはそうかどうか分からないよ?」
「いや。見てみろ。何故か5つもあるが、書いてあるのが見えるだろう?」
    自分は3つしか見つけられなかったが、どうやら四肢と額にあるらしい。
「我が火の魔力に応じて、目の前の者を焼け!"火球"」
「ソンナ物ハ、私ノコノ頑丈ナ体ノ前ニハゴミ同然」
    カレンの魔法が、確実に五箇所にあたるが、一向に倒れる気配はない。
「なら俺が聖剣で切る!!」
    助走をつけて、左腕、左足、右足、右手、そして最後に額を切る。
    すると、意図も容易く倒れてしまった。
「ガガガガ.....」
「やはり特訓しないと、カレンの魔法の威力じゃ通用しないな」
「ま、まあ・・・・倒せたしよかったじゃない!!」
「そうだよ。早く次の階層に行こう」
「う、うん・・・・そうね・・・・・・」
    少し雰囲気が暗いが、仕方ないと思い、次の階層への扉に手を掛ける。
    だが、次の階層への扉は、開いてくれそうには無かった。そこで、皆に嫌な汗が吹き出る。
「何で開かないんだ!?」
    そんな時だった。後ろで、機会のような音がする。勿論、こちらの世界にはそのようなものは無いので、何からなったのかは分かっている。
「命令を再確認します。命令の内容は、侵入者の抹殺である事を確認。更に、リミッターを解除してくれた模様。ただちに抹殺に移ります」
    さっき倒したはずのゴーレムが生き返っている。その事にまず驚きが隠せなかった。
「どうやら、こいつにも魔石があるらしいな!!」
    そう言って、ストーンゴーレムをどんどん切り刻んでいく。だが、一向に死ぬ気配が無い。と、ここで、ストーンゴーレムの反撃タイムだ。
「魔法攻撃ヲ開始シマス」
「固有魔法 "岩石飛来"」
「私が止める!!」
『我が光の魔力に応じて、攻撃を防げ!!"光輝聖盾"』
    岩石と光輝聖盾がぶつかると、火花を上げながら、両方が壊れた。
「今回復しますね!!」
『我が深淵の魔力に応じて、彼の者の傷を癒せ!"回復"』
「カレン良くやった!!カイト!!神聖魔法ならどうだ?」
「やってみるしかねぇな!!」
『我が光の魔力に応じて、我が光弾で目の前の者を貫け"陽光連弾"』
    凄く眩い光を放つ弾が、ストーンゴーレムの体を貫いていく。
「.....殺ったか!?」
『固有魔法 "爆岩連射"』
    その瞬間、ただの岩と思える物が俺達に降り注いだ。そうだ、俺らは岩ぐらいでは死なないと思っていたからだ。だが、今回の物は正確には、岩では無く、岩の中に爆発物が入っていたのだ。
    降り注いだ岩は、地面にぶつかると同時に爆発する。
「ぐ・・・・あぁ・・・・・」
「不覚・・・・」
「痛い・・・・助け・・・・・て・・・・」
「俺は・・・・まだっ!戦うんだ!!」
    剣を杖替わりにして、よろめきながらも立つ。だが、流石に大量の爆破を受け、体力も限界である。
「弱キ者ヨ。セメテモノ慈悲デ、苦痛無ク殺シテヤロウ。サラバダ」
『我ガ闇ノ魔力ニ応ジテ、音モナク消シサレ。"影殺"』
    俺はもう諦めて、目を瞑った。この世界に来てたった二週間。短い人生だったと。
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