同世界転生の最強貴族
第十九話 勇者と対面
◇ゼクロイド視点◇
「さてと!ようやくリムスニア王国に帰って来れたしな・・・・そうだ!ギルドに行って、魔族を倒したから、ランクアップさせてもらおうかな」
    そう思い立ったので、急いで準備をして冒険者ギルドへと向かう。
───それから三分後。ようやく冒険者ギルドに着いた。冒険者ギルドに入ると、すぐにフォルシアさんのカウンターへと並ぶ。
「あら?ロイ君お久しぶり。今日は何しに来たの?」
「実はここだけの話、魔王の幹部の一人を倒したので───」
    その後も、色々説明を交えながら、会話をしていた。
「なるほどね・・・・でも、そんなに強いのね・・・・ロイ君って。まあ、ギルドカードを渡してくれたら、討伐記録があるからね。まあ、それが本当ならランクはSSまであがりますよ」
「どうぞ。それでは待ってるので、よろしくお願いします」
    そして、待っている時だった。扉が急に開く。そこで、扉の方へと目を向けると、純白の装備などを着た者達が居た。
    しばらくの静寂を受け、リーダーと思われる男が口を開く。
「やあやあ冒険者の諸君!俺ら冒険者パーティーが来たからには安心したまえ!魔王なんぞ敵ではないぞ!!」
    その言葉に、半分程の冒険者が拍手をあげる。だが、もう半分の冒険者は、訝しげにその勇者達を見ている。
「はいどうぞ。SSランクのギルドカードです。そして、二つ名も手に入っていますので、確認してみて下さい」
    その言葉を聞いて、フォルシアさんの方へと向き直す。そして、その二つ名とやらを見て、言葉を失う。
「カッコイイですよね!"暗躍者ロイ"。流石ロイ君って言う感じだよね」
「いや・・・・暗躍者のどこがカッコイイのやら・・・・・」
    少し呆れたように溜息を吐くと「何か私しちゃいましたか!?」と言って、凄くオドオドしているが、それをそっとしておく。
◇治癒術師 アイリ視点◇
『あそこのカウンターにいる子カッコイイな・・・・・』
「・・・・・ま、まあ、あまり納得はして無いですがね。それでは、俺は自分の領に帰りますので」
「私も今度行くわ。ロイ君が領主をしているんだもの。確か、セルジア領だったわよね?」
「ええそうですよ。それでは・・・・・」
    こちらを向いたので、顔を見る。そして、完全に一目惚れした。
    そして、近くまで歩いて来た。そこで、少しだけ止まった。
「こんにちは。冒険者頑張って下さいね」
    そう挨拶をされた。それにより、顔がボッと熱くなるのが感じられる。
「私の王子様・・・・・(小声」
「早く行くぞお前ら!」
◇ゼクロイド視点◇
    一方鈍感男は・・・・。
「んー・・・・さっきの人、顔が赤かったけど、熱でもあるのかな?」
    そして、王都の門を出た。門番から見えなくなる程度の所に行くと、暴風魔法を使い、音速でセルジア領まで帰った。
◇皇帝 ??????◇
「おい。どういう事だダムス」
「さっき説明した通りでございます。エルスディア皇帝陛下。あの忌々しきリムスニア王国が、勇者を召喚しよったのです」
「まあ、良かろう・・・・それで?リムスニア王国の第一皇女のリリスの誘拐についてはどうなった?」
「はっ!それに着きましては、もう決行可能の段階まで行っております」
    不敵な笑みを浮かべる。そして、危ない危ないと思い、顔を引きしめる。
「なら良い。お前は準備させるように言ってこい!!」
「ははっ!!」
    ダムスが部屋から出ていったのを確認して、口を開く。
「さあ。お前らの国の領地を、今、俺の物にしてやるからな。覚悟しておく事だリムスニア王よ!!はっはっはっはっはっ!!!」
    また一つ、ゼクロイドの知らない場所で、悪行が決まっていくのだった。
「さてと!ようやくリムスニア王国に帰って来れたしな・・・・そうだ!ギルドに行って、魔族を倒したから、ランクアップさせてもらおうかな」
    そう思い立ったので、急いで準備をして冒険者ギルドへと向かう。
───それから三分後。ようやく冒険者ギルドに着いた。冒険者ギルドに入ると、すぐにフォルシアさんのカウンターへと並ぶ。
「あら?ロイ君お久しぶり。今日は何しに来たの?」
「実はここだけの話、魔王の幹部の一人を倒したので───」
    その後も、色々説明を交えながら、会話をしていた。
「なるほどね・・・・でも、そんなに強いのね・・・・ロイ君って。まあ、ギルドカードを渡してくれたら、討伐記録があるからね。まあ、それが本当ならランクはSSまであがりますよ」
「どうぞ。それでは待ってるので、よろしくお願いします」
    そして、待っている時だった。扉が急に開く。そこで、扉の方へと目を向けると、純白の装備などを着た者達が居た。
    しばらくの静寂を受け、リーダーと思われる男が口を開く。
「やあやあ冒険者の諸君!俺ら冒険者パーティーが来たからには安心したまえ!魔王なんぞ敵ではないぞ!!」
    その言葉に、半分程の冒険者が拍手をあげる。だが、もう半分の冒険者は、訝しげにその勇者達を見ている。
「はいどうぞ。SSランクのギルドカードです。そして、二つ名も手に入っていますので、確認してみて下さい」
    その言葉を聞いて、フォルシアさんの方へと向き直す。そして、その二つ名とやらを見て、言葉を失う。
「カッコイイですよね!"暗躍者ロイ"。流石ロイ君って言う感じだよね」
「いや・・・・暗躍者のどこがカッコイイのやら・・・・・」
    少し呆れたように溜息を吐くと「何か私しちゃいましたか!?」と言って、凄くオドオドしているが、それをそっとしておく。
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『あそこのカウンターにいる子カッコイイな・・・・・』
「・・・・・ま、まあ、あまり納得はして無いですがね。それでは、俺は自分の領に帰りますので」
「私も今度行くわ。ロイ君が領主をしているんだもの。確か、セルジア領だったわよね?」
「ええそうですよ。それでは・・・・・」
    こちらを向いたので、顔を見る。そして、完全に一目惚れした。
    そして、近くまで歩いて来た。そこで、少しだけ止まった。
「こんにちは。冒険者頑張って下さいね」
    そう挨拶をされた。それにより、顔がボッと熱くなるのが感じられる。
「私の王子様・・・・・(小声」
「早く行くぞお前ら!」
◇ゼクロイド視点◇
    一方鈍感男は・・・・。
「んー・・・・さっきの人、顔が赤かったけど、熱でもあるのかな?」
    そして、王都の門を出た。門番から見えなくなる程度の所に行くと、暴風魔法を使い、音速でセルジア領まで帰った。
◇皇帝 ??????◇
「おい。どういう事だダムス」
「さっき説明した通りでございます。エルスディア皇帝陛下。あの忌々しきリムスニア王国が、勇者を召喚しよったのです」
「まあ、良かろう・・・・それで?リムスニア王国の第一皇女のリリスの誘拐についてはどうなった?」
「はっ!それに着きましては、もう決行可能の段階まで行っております」
    不敵な笑みを浮かべる。そして、危ない危ないと思い、顔を引きしめる。
「なら良い。お前は準備させるように言ってこい!!」
「ははっ!!」
    ダムスが部屋から出ていったのを確認して、口を開く。
「さあ。お前らの国の領地を、今、俺の物にしてやるからな。覚悟しておく事だリムスニア王よ!!はっはっはっはっはっ!!!」
    また一つ、ゼクロイドの知らない場所で、悪行が決まっていくのだった。
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