同世界転生の最強貴族

夜谷 ソラ

第八話 入学式当日

「ん・・・・?いてて・・・・・もう朝か」

    筋肉痛になったらしい体を、無理やり起こす。そして、立とうとした時に何故か体が薄く光った。

「!?・・・・なんだったんだ?今の?『ステータス』」

    ステータスに変化があったかと思い、ステータスを開く。


《ステータス》

【名前】 ゼクロイド・ジルク・リムスニア

【称号】夢を見る者 穢れなき青年 殺し屋 限界を越えし者 神々に溺愛されし者 天才 ジルク公爵家次男

【レベル】3

『HP』2460/2460
『MP』1820/1820

「物攻」3460
「物防」2490
「魔攻」3020
「魔防」2830
「総合判定」 SSS

『状態異常』 肉体的疲労 眠気

【魔法】
火魔法 火炎魔法
水魔法 氷刃魔法
土魔法 岩石魔法
風魔法 風極魔法
光魔法 神聖魔法
闇魔法 暗黒魔法
六大魔法 六大上位魔法
治癒魔法 蘇生魔法
重力魔法
空間魔法 時間魔法
強化魔法 超強化魔法
ステータス魔法

【特殊魔法】
速成魔法

【スキル】
千里眼Lv.5 心眼 完全鑑定 気配察知Lv.10 気配隠蔽Lv.10 武術Lv.5 魔術Lv.5 アイテムボックスLv.10 全装可 遅熟 即熟 高速移動 契約 殺気Lv.10 魔法詠唱簡略化


「あれ?魔法詠唱簡略化なんてあったかな?」


魔法詠唱簡略化…世界の全員に与えられるスキル。全ての魔法の詠唱が簡略化される。及び、魔法の名前を叫ぶだけで、魔法が放てる。


「んー・・・・?強いスキルだとは思うけど、俺のこれまでの苦労は意味無しかな?いや。なんか特殊魔法の所にあるな」


速成魔法…一度使うと無くなる魔法レベルを10〜100上げる。(魔法詠唱簡略化を元々覚えていた者のみ与えられる)


「良かった・・・・苦労が水の泡になったかと思った・・・・。『速成魔法』」

《レベルが27上がります》

「うわ・・・・なんというか微妙・・・・。でも、ステータスはすごく変わってそうだな。『ステータス』」


《ステータス》

【名前】 ゼクロイド・ジルク・リムスニア

【称号】夢を見る者 穢れなき青年 殺し屋 霊と通じし者 破壊王 神に近ずきし者 人間卒業 限界を越えし者 神々に溺愛されし者 天才 ジルク公爵家次男

【レベル】30

『HP』116,430/116,430
『MP』79,620/79,620

「物攻」178690
「物防」139240
「魔攻」194350
「魔防」148930
「総合判定」 SSS


【魔法】
火魔法 火炎魔法 獄炎魔法
水魔法 氷刃魔法 氷災魔法
土魔法 岩石魔法 禁地魔法
風魔法 風極魔法 暴風魔法
光魔法 神聖魔法 聖越魔法
闇魔法 暗黒魔法 漆黒魔法
六大魔法 六大上位魔法
六大超位魔法
治癒魔法 蘇生魔法
重力魔法
空間魔法 時間魔法 次元魔法
強化魔法 超強化魔法
ステータス魔法
付与魔法 複数付与魔法


【精霊魔法】



【スキル】
千里眼Lv.5 心眼 完全鑑定 気配察知Lv.10 気配隠蔽Lv.10 武術Lv.5 魔術Lv.5 アイテムボックスLv.10 全装可 遅熟 即熟 高速移動 契約 殺気Lv.10 言霊 霊視 完全把握 威力操作 魔法詠唱簡略化


「いっぱい増えたなー....でも、こんなに強くなったら勝てない奴いないんじゃないのか?」

    ステータスを開き、鑑定を使用して確認してみる。


霊と通じし者…言霊か霊視を手に入れた者に与えられる称号。霊と会話する事が出来るようになる。

破壊王…強くなった者に与えられる称号。付与魔法を覚えられる。硬い物を壊しやすくなる。

神に近ずきし者…ステータスが神に近ずいている者に与えられる称号。ステータス上昇値と、獲得経験値量が3倍となる。

人間卒業…人間のステータスを越えたものに与えられる称号。ステータスの上限が無くなる。


「なるほどな・・・・。じゃあ、次にスキルでも見ようか・・・「ロイ坊ちゃん!早くしないと入学式に遅刻しますよ!」・・・・・」

『とてもバッドなタイミングで来るな。狙ってるのか?』

「・・・・・まあ、分かったよ。メティア。今行くから先に下りておいてくれ」

「かしこまりました」

 「はー・・・・。丁度良いタイミングで来ちゃったな。まあ、下の階に降りよう。」

    下の階に降りると、荷物がまとめられていて、お弁当も置いてあった。恐らくだが、完全に受かっていると思っているのだろう。これでもしも受かっていなかったら、それこそ恥ずかしさで死んでしまうだろう。

「あら。もう用意してあるから、早く持って行きなさい」

「・・・・ありがとうございます。シェラ母様」

    シェラ母様が順番に物を渡してくれたので、それを特殊な鞄の中に入れていく。そして、入れ終わってみると、時間がギリギリな事に気付いた。

「早く行かなきゃ・・・!」

「気をつけていくのよ!!」

『我が風の魔力に応じて、そなたの力を我に貸し与えよ!"舞風乱舞ダンシングウィング" 』

    風を切るような速さで走る。すると、一分もしない内に校舎が見えて来た。流石にこの距離だと通学中の生徒に気付かれかねないと思ったので、同じ風魔法で強制的にその場に停止させる。

『我が風の魔力に応じて、この場に留まらせよ!"強制停止リベレートストップ"』

「これはこれは公爵様。また、お会い致しましたね。どうぞお通り下さい」

「ふー・・・・ありがとうございます」

    門を潜り抜けて少しした所には、人が群がっていた。仕方ないので、近くに行って声を掛ける。

「少しだけ見せてもらってもいいかな?」

「良いわ!ここを通りなさい!」

    誰か分からないが、その女の子が言うと道を皆開けて行く。そこには、腕を組んで仁王立ちをしている女の子が居た。

「ありがとう・・・・えーっと?」

「私の名前はリーシャ。リーシャ・エッセル・リムスニアよ。リーシャで良いわ。あなたの名前は?」

「ありがとうリーシャ。俺の名前はゼクロイド。ロイって呼ばれてる。本名はゼクロイド・ジルク・リムスニア。同じく公爵家だ。よろしく」

「よ、よろしく・・・・ってそんな事よりも、これが見たかったんじゃないの?」

    リーシャは合格者発表の掲示とクラス分け表の掲示を指さす。そこで、本来の目的をようやく思い出す。

「そうだった。えーっと・・・・俺の名前が見当たらないな・・・。やっぱり落ちたか・・・・・」

「ちょっと待ちなさいよ!」

「何?リーシャ?」

「一番上よ!特待生で合格してる。しかも満点でね。クラスは私と同じSクラスよ」

「!!・・・・ありがとう。合格してたのか・・・。良かった。・・・・・取り敢えず、俺はクラスに行ってるよ」

「ちょっと待ってロイ!私も行くわ!」

「それなら、早くしないと置いていくよ」

    その言葉を聞いて焦ったのか、凄く頑張って走って来た。リーシャは体力がかなりあるらしく、かなり早い早歩きをしたはずなのに、息切れ一つしないで追い付いてきた。

「ロイって意外にSなのね・・・・」

「S?俺の名前にSは付かないぞ?」

「天然もだったか・・・・・(笑)」

「なぁー?それは酷くないか?(焦)」

「知ーらない」

    そんな会話をしながら、クラスへ行った。クラスでは特に何も無く(男子全員から睨まれたのは含まない)、入学式が始まった。
    一番最初は開式の言葉で、リゲルドと言う名前の学園長がステージに昇る。白髪に白髭を生やしたおじいちゃんの様な学園長だ。

「ではこれより、第129回、王立第七学園の入学式を始める」

    リゲルド学園長がステージから降りると、一人の先生がステージに昇る。
    そこで、拡声魔法と呼ばれる、声を大きくする魔法を使って話し始める。

「この入学式で行うのはたった二つ。特待生全員と宮廷魔導師長のルミナスさんと魔法対決。特待生全員とリムスニア王国聖騎士団副団長のガーベスさんと剣技対決です。どちらか片方に勝てれば、冒険者のランクを一つ上げて、ある程度の装備と武器を与えよう。二人共に勝てたら、二つランクを上げて、最高級の装備と武器を与える。最後の一撃を入れた奴にな。ちなみに、今まで勝てた者は1人も居ない。頑張りたまえ」

    これまで一人も勝てた者は居ないと言われると、勝ちたくなるのが男のさがだろう。

「今言った通りだ。では、特待生3名。出て来なさい!」

    大声で呼ばれたからか、リーシャの肩がビクッとなった。思わず笑いそうになったが、堪える。
    そして、言われた通り前に行く。すると、急に体育館内の全員が転移させられ、実技場になった。そして、いきなり目の前に宮廷魔導師長と思われる人が出てきた。

「それでは早速!宮廷魔導師長のルミナスさんとの対決だ。ちなみにだが、これでダウンしたら副団長との試合は出れなくなるからな。よーい・・・・初め!!」

    他の特待生の生徒を見る。すると、驚いた事に、特待生のもう一人はエリスだった。そこで、ようやく気付いたらしく、エリスもかなり驚いている。

「あれっ!?ロイ君!!?」

「良いから行くぞ!!エリス。リーシャ。『我が深淵の魔力に応じて、手の内に有りし物に奇跡と祝福を! "鋭利化 斬撃 連撃 剛強化 斬撃波 魔法耐性 物理耐性" 』」

    無理矢理ロングソードに聖剣エリータと、同じような付与をする。すると、剣が金色のオーラを纏っている。だが、それを安定させる事にとても手こずってしまっている。

「リーシャちゃん!ロイ君が何かをしているから、私達だけで先制攻撃を仕掛けよう!」

「分かってるわよ!二人で魔法を放ちましょう!『我が火の魔力に応じて、燃え盛る火球となりていでよ。"火球ファイアボール"』」

「うん!分かった!『我が風の魔力に応じて、空間をも切り裂け!! "風切かざぎり" 』」

「そんなのは効かないわ!!『我が土の力に応じて、我を守護する壁となれ!! "岩壁ロックウォール"』」

「嘘・・・・かなり魔力を込めたはずなのに・・・・・」

「これは無理ね・・・・・」

「もう終わりよ!『我が火の魔力に応じて、火の大精霊・イフリートの燃え盛る獄炎へと変われ!"獄炎地獄レフェリルヘルファイヤ" 』」

「「きゃぁぁー!!!」」

    二人とも、そのまま地面に倒れた。傷は無いようで、恐らく手加減して放ったのだろう。それにしても、だ。俺の方にだけは本気の魔力の物が来ていた。こちらを危険視しているのだろう。

『だけど、この魔力量は致死量だろうが・・・・』

   とも思わない事も無い。

「全員もうやっちゃったかな・・・・・残念。あの子は面白そうだったのに・・・・」

「面白そうですか・・・・それはどうも・・・ルミナス様?」

「嘘でしょ!?私のかなりの魔力を込めた魔法をそんな!無傷で!!?」

    かなり焦っているようだ。それもそのはずだ。宮廷魔導師長とは、他の追随を許さない程の魔法技術を持った者の事なのだ。それが、自分よりもかなり年下の、更に言えば子供に負けたとなれば、ここまで焦るのは当然だろう。

「(それより、流石にこの剣でやるのはめんどくさいからな・・・・適当に)『我が水の魔力に応じて、凍てつく冷気の吐息を! "凍てつく吐息ブリザードブレス" 』」

「なにこの魔法!?なんなの・・・・伝説の英雄にしか・・・」

    何か言っていたが、途中で氷漬けになってしまった。それを見て、周りはザワザワしている。そこで、司会の方へと目をやると、結果を告げ始めた。

「しょ、勝者・・・・・ゼクロイド君・・・・・・」

    微妙な歓声と、大きな拍手がその場を包んだ。歓声が微妙なのは、恐れているのか、魔族だと思われているかだ。
    それと、3人とも死んだ訳では無い。ルミナスの持つスキルで、神級魔法以外を通さないシールドで覆っているからだ。

「三人とも運んでやってくれ・・・・。ゴホン。次に!リムスニア王国聖騎士団副団長のガーベスさんとの戦いだ!」

「よろしく頼むぞ若造・・・・。久しぶりに楽しめる事を期待してる。そして、真剣勝負だ。切ったりしても、謝らなくたっていいさ。お前さんはどうせ回復魔法とか使えるだろうしよ」

「それでは・・・・初め!!」

「はぁー・・・せいやぁっ!!」

    間一髪で回避する。剣を振るう速度については、人間の領域を超えている。それでも、少しはまだ手加減しているようだった。

『化け物め・・・・』

「いきなり攻撃してくるとは・・・・まあ、回復魔法が使えるので怪我させても問題はありませんからね」

    今気付いたのだが、ガーベスさんが使っている剣には、魔法が込められているようだった。しかも、簡単には効果が見られないように、かなり高度な隠蔽魔法が刻まれている。

「魔剣・・・・ですか。しかも、吸血回復と聖越魔法、獄炎魔法とは・・・・。その武器、滅茶苦茶に強いですね」

「そうだな。それと、若造。鑑定持ちか・・・・将来有望じゃねぇーか。・・・おっと!」

    相手は大剣で横か縦、突き位しかして来ない。多分、体力を温存しているのだろう。俺が防御から攻撃に変えるタイミングでカウンターしようとしているのだろう。
    そして、逃げてばかりではジリ貧なので、こちらも攻撃態勢を取る。すると、目がギラりと光った。

「では、こちらからも攻撃をしましょうか!!」

「来いっ!!」

「・・・・はっ!」

「ぐはっ!!」

    攻撃したタイミングで、カウンターをしようとしていたようだが、五つの方向から来た斬撃にやられてしまったようだ。
    斬撃のせいで、あちこちから血が出ている。だが、大して可哀想とは思わなかった。それは、倒れているのに、口元は笑ったままだったからだ。

「勝者・・・・・ゼクロイド君です・・・・・・」

「「「わぁーー!!!」」」

    先程よりも、大きな歓声と拍手が巻き起こった。これは地味に嬉しい。

「褒美は後日渡そう....これで入学式を終わりとする。各自、家に帰りなさい」

    その言葉にガヤガヤとしながら、一人、二人と瞬く間に帰っていく。

「さて・・・・ガーベスさんに治癒魔法を掛けてあげよう。『我が深淵の魔力に応じて、目の前の者にしばしの安らぎを。"治癒"』」

    治癒を掛けた瞬間、ガーベスさんが飛び起きた。飛び起きてきたので、こちらも少しだけびっくりした。

「本当に死んじまったかと思ったよ・・・」

「まさか・・・・。殺す訳ないじゃないですか」

「そりゃそうだな。・・・はっはっはっ!にしても強いな・・・・。どうだ!酒でも飲まないか?」

「はい・・・・少しだけなら。それでは、後から酒椀亭で会いましょう」

「楽しみにしてるぜ!!」

    この後、エリスとリーシャに別れを告げ、酒椀亭に急いで行くのだった。




〜第一章  入学試験・式  ( 終 )〜

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