同世界転生の最強貴族

夜谷 ソラ

第二話 冒険者登録

    走ること5分。剣がクロスしている看板──つまり、冒険者ギルドの看板が見えた。

「やっぱり王都のギルドだけあって、大きいな・・・・」

    その大きさに圧倒されながらも、ギルドの扉を開けて入る。
    すると、一瞬だけ視線が集まる。だが、すぐに元に戻ったので、気にせず一番左のカウンターへと足を運ぶ。

「あら、こんにちは。私の名前は、フォルシア。その姿から見るにして、坊やは今日が初めてかしら?」

    フォルシアと言う女性そう言うと、俺は無言で頷く。すると、少しだけ笑ったような気がしたが、それは気の所為だったようだ。

「そう。ならまずは冒険者ギルドについて説明するわね?」

「よろしくお願いします」

「それじゃあ、説明を始めるわね。 まずは───」

    話が長かったので、簡単にまとめる。
    1つ、ここでは魔物の討伐依頼や盗賊等の捕縛、重要人物の護衛等の依頼をこなす事で、依頼者からギルドを通して、お金が支払われる。
    2つ、ここで発行できるギルドカードを持っていると、ギルドのある街なら見せるだけで入れてくれる。
    3つ、ランクによるが、高ランクの冒険者になると、様々な場所で特別な待遇を受けたり、指名依頼等で高額の報酬が支払われる事がある。等だそうだ。

「なるほど・・・・・分かりました。それでは、冒険者登録をしたいのですがいいですか?」

「ええ。勿論良いですよ?では、この紙に本名と年齢、使える武器種、魔法が使えるかどうか、パーティーに興味があるかを書いて、私に渡してください。渡して頂いたら裏の方へ行って、ギルドカードを作ってきます」

「分かりました」

    さっき言われた項目を全て埋める。そして、フォルシアさんに渡す。
    しばらく待つこと1分。木で作られたギルドカードを持ってきた。

「これがギルドカードになります。無くされると、銀貨2枚で再発行出来ます。そして、今のランクはHランクです。ランクの説明は───」

    ランクは一番下から H , G , F , E , D , C , B , A , S , S+ , SS ,  SS+ , SSS , EX , EC となるらしい。

    一般的には、H〜Eまでを駆け出し冒険者、D,Cを一般冒険者、Bを三流冒険者、Aを二流冒険者、Sを一流冒険者、S+,SSまでをドラゴン級冒険者、SS+,SSSを伝説級冒険者、EXを英雄級冒険者、ECは神級冒険者と言うらしい。
    ちなみに、H〜Eが低級冒険者、D〜B が中級冒険者、A〜SSが上級冒険者、SS+〜EXが超級冒険者、ECは神級冒険者と呼ばれるらしい。
    それと、クエストについては、自分のランクの一つ上までなら受けられるそうだ。だが、初心者等は上のランクのクエストを受けると死んでしまう可能性が高いので、あまりオススメはしないとの事だ。

「説明は以上です。それでは、検討を祈ります」

「ありがとうございます。フォルシアさん」

    しっかりと一礼をしてから、クエストボードを見に行く事にした。

    クエストボードを見てみると、Hランクの依頼では、常時依頼の小鬼ゴブリン討伐や、同じく常時依頼のネルジア草(薬草)採取等、簡単な物が多くてつまらなそうだった。なので、Gランクの方を見てみる。
    こちらは常時依頼の上位小鬼ハイゴブリン討伐や、常時依頼の微毒蛇ポイズンスネーク討伐など、面白そうな物が一杯合った。
    なので、Gランクの方から常時依頼の上位小鬼ハイゴブリン討伐の紙を取ってカウンターに出した。

「すいませんフォルシアさん。ステータス的にかなり余裕なのでGランクのこれに行かせてください」

「・・・・はい。・・・・・こちらは常時受注可能のおすすめの時間帯が夜間の上位小鬼ハイゴブリンを10体討伐ですが、いいのですか?この近くの上位小鬼ハイゴブリンは昼間が行動時間ですよ?まだ、最初なので夜の寝ている間に奇襲をかけた方がいいのでは?」

    心配をしてくれているようだ。だが、ステータス的にも、ランク上げ的にも、今の時間にやった方が早いので、そのまま依頼の紙を渡す。

「分かりました。依頼を受注する事を許可しましょう。・・・・・但し!まだ、子供なんだから無茶したらダメですよ?」

「はい。それでは行ってきます!」

    早速ギルドを出る。周りの冒険者は何やらザワザワとしていたが、上位小鬼ハイゴブリン達の住む、レノリアの森に向かって走る。

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