一万の聖剣を持つ精霊
訪問者<信者編>
「暇だ...」
最近はスキルの鍛錬や洞窟内の散歩しかしていない。おかげで生活環境が整ったり魔力感知や創造などのスキルが上達しつつある。しかも、精霊は他の種族とは違い、何かを食べないと死んでしまうと言うことが無い。かれこれこの生活が三ヶ月をたとうとしていた。
そんな時、魔力感知に反応があった。時々洞窟のネズミやコウモリなどの小さな魔物に反応はしていたが今回は違う。人型なのだ。
人数は三人ほど、少しずつこっちに近ずいて来ている。
「よっしゃぁぁ!初めての人だ!誰か話相手になってくれる人は居るかな」
そんな想いに胸を膨らませていたら、俺のいる広場に着いたようだ。
だが、少しおかしい。その三人には、猫のような耳や尻尾が付いていたのだ。真ん中に老人、その両隣に若者が二人いる。
まあ、話しかけてみるか…
「おい、お前ら。ここに何をしに来た」
やっべー!言葉を交わすのが久しぶり過ぎて変な感じになってる!第一印象完璧に終わった...。ただ話し相手になって欲しいだけなのに...
「おぉ、精霊様!お会いできて光栄です」
と言って、いきなり頭を下げてきた。ちょっと待て、意味がわからん。
「頭をあげよ。それでなぜここに来た」
「はい、最近この空洞から、精霊様の気配を感じましたので、我々が探索をしに来ました次第です」
と、老人が言った。
そう言えば、あの神様が言っていたな。近くに獣人族の村があって俺を称えていると...ちくしょうあの駄神。ますます喋り方を変えれねーじゃねーか。
「んで、何用だ」
「はい、我々獣人族の猫族(ケットシー)は貴方様のような強力な精霊を崇めていますので聖教の私達が参った次第です」
と若者の一人が言った。
わぉ、結構偉そうな人じゃん。でも、話し相手にはならなさそう。一様、自分がなんの精霊か名乗っておくか。
「よく参った。我は聖剣創りの精霊、名をリョーマと言う」
「聖剣創り!?そ、それは本当でございますか?」
「そうだが、なにか問題でもあるのか?」
なんでみんなそんなに驚いているんだ?そんなに凄いのか?
「おぉ、我らが精霊様、どうか我らが一族に加護を」
...いきなり何を言い出す...
「まあいい、ここからお前達の村を見守っといてやろう」
正直言って俺にはこんな事しか出来ん。相手はどう思っているかな?
「ありがたき幸せ。我々猫族は貴方様に仕えさせていただきます」
なんか上手くいったようだな。三ヶ月もボッチだったからたまに来てくれるだけでも超嬉しい。あっ、そうだ、少しお願いしてみよう。
「お前達、少しお願いがある」
「ははっ、なんでしょう?」
「なんでもいいから沢山の書物を持ってきてくれないか」
最近はスキルの鍛錬や洞窟内の散歩しかしていない。おかげで生活環境が整ったり魔力感知や創造などのスキルが上達しつつある。しかも、精霊は他の種族とは違い、何かを食べないと死んでしまうと言うことが無い。かれこれこの生活が三ヶ月をたとうとしていた。
そんな時、魔力感知に反応があった。時々洞窟のネズミやコウモリなどの小さな魔物に反応はしていたが今回は違う。人型なのだ。
人数は三人ほど、少しずつこっちに近ずいて来ている。
「よっしゃぁぁ!初めての人だ!誰か話相手になってくれる人は居るかな」
そんな想いに胸を膨らませていたら、俺のいる広場に着いたようだ。
だが、少しおかしい。その三人には、猫のような耳や尻尾が付いていたのだ。真ん中に老人、その両隣に若者が二人いる。
まあ、話しかけてみるか…
「おい、お前ら。ここに何をしに来た」
やっべー!言葉を交わすのが久しぶり過ぎて変な感じになってる!第一印象完璧に終わった...。ただ話し相手になって欲しいだけなのに...
「おぉ、精霊様!お会いできて光栄です」
と言って、いきなり頭を下げてきた。ちょっと待て、意味がわからん。
「頭をあげよ。それでなぜここに来た」
「はい、最近この空洞から、精霊様の気配を感じましたので、我々が探索をしに来ました次第です」
と、老人が言った。
そう言えば、あの神様が言っていたな。近くに獣人族の村があって俺を称えていると...ちくしょうあの駄神。ますます喋り方を変えれねーじゃねーか。
「んで、何用だ」
「はい、我々獣人族の猫族(ケットシー)は貴方様のような強力な精霊を崇めていますので聖教の私達が参った次第です」
と若者の一人が言った。
わぉ、結構偉そうな人じゃん。でも、話し相手にはならなさそう。一様、自分がなんの精霊か名乗っておくか。
「よく参った。我は聖剣創りの精霊、名をリョーマと言う」
「聖剣創り!?そ、それは本当でございますか?」
「そうだが、なにか問題でもあるのか?」
なんでみんなそんなに驚いているんだ?そんなに凄いのか?
「おぉ、我らが精霊様、どうか我らが一族に加護を」
...いきなり何を言い出す...
「まあいい、ここからお前達の村を見守っといてやろう」
正直言って俺にはこんな事しか出来ん。相手はどう思っているかな?
「ありがたき幸せ。我々猫族は貴方様に仕えさせていただきます」
なんか上手くいったようだな。三ヶ月もボッチだったからたまに来てくれるだけでも超嬉しい。あっ、そうだ、少しお願いしてみよう。
「お前達、少しお願いがある」
「ははっ、なんでしょう?」
「なんでもいいから沢山の書物を持ってきてくれないか」
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