転生したら何故か行方不明の弟がいたんですが

四話

「どうしたんです?ヒロトさん」
「いや、ちょっと模擬戦の相手して欲しくてさ、ダメかな?」
「いいですよ?」
「ありがとな!」
そう言いながら俺ははアドウットに木剣を渡した
(オペレーター、サポート頼むよ!)
[了解]
そう言いながら、俺は全速力でアドウットに突っ込んだ
「早いですが、それだけじゃダメです」
と言いながらアドウットはヒロトの首元に剣を振り下ろす
「これで終わりですね」
「お願い!もう一戦だけ…」
「なら、この一戦で終わりですからね」
(オペレーター、分析終わったか?)
[えぇ、勿論です]
「じゃあ、行きますよ!」
1戦目と同じように全速力で突っ込む
そこで次の行動をオペレーターが指示をする
[次、体術行使]
言われたとうりに体術を使う
その突発的な行動に反応できなかったアドウットは、蹴りを食らってしまう
「これで2本目は、俺の勝ちですね」
「ところで、新谷だよな?」
「な、なんでそれを」
「やっぱりそうだったのかよ、なんで、隠してたんだよ」
話が始まった頃にちょうど休憩終了の鐘が鳴る
「じゃあ、訓練が終わったら俺の部屋に来てくれ!」
そんな、言葉を残してシンヤは駆け足で訓練場へ戻っていった
「俺も戻るか」
一通りの訓練を終え、自由にしていいと指示があった為、シンヤの部屋に行く
「で、なんで隠してたんだよ?」
「だって、知ったらどうせどこに居たって守りに行くだろ?、それが戦場では死に繋がるんだ、だから死んで欲しくなかったんだよ」
「成る程、だから黙ってたんだな?、なら、お前を守りながら俺も生きてやるそれで良いだろ」
「う、うん」
「で、でもなんで俺が長宮新谷だってわかったの?」
「それはな、オペレーター、俺のステータス見せれるか?」
[はい、わかりました、オペレータースキルから視覚共有を行使します]
シンヤの目に、俺のステータスが写し出された。
「な、なんだよこの馬鹿げたステータスは!」
シンヤは驚きのあまり声を上げる
「これの、鑑定ってスキルでお前のステータスを見た時称号に転移者って奴が有ったからもしかしたらと思ったんだ」
「そうゆうことか…」
「で、なんでシンヤは、ここにいるんだよ」
「それはね、5年前———」
「そんなことが有ったのか、ただまた会えたんだ俺を頼ってくれよ」
「わかったよ、だからもう今日は寝よう」
話が終わる頃には空は紅く染まっていた
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凛と申します
初めてバトルシーンを描いたのでとてもさっぱりとしたものとなってしまっています。
シンヤ・アドウットの物語はスピンオフとして間、間に描いていこうと考えています

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