スキル『日常動作』は最強です~ゴミスキルだと思ったら、実は超万能スキルでした~

Mei

ステータス上げと資金稼ぎ ー2

「レイン! そっちに行きましたよ!」

「グルウウゥゥ!」

 レインはわかったと言うように鳴くと、二匹のコボルトを相手取る。

「グルウゥゥゥ…………!」

 レインは二匹のコボルトを威嚇したーーー訳ではなく、レインの前方に魔力が収束していた。それはやがて水属性の刃となりーーー。

「グルウゥゥゥ!!」

 レインは『水刃《アクアブレイド》』を放った。それは、狙いを違うことなくコボルト達の首へ直撃。コボルト達の首が宙を舞い、血飛沫が上がる。胴体だけとなったコボルトは、そのまま地面に倒れ伏した。

「レインに負けてられませんね!」

 レクスは襲い来る三匹のコボルトを木の棒で軽くいなす。レクスにいなされたことで、体勢を崩すコボルト達。レクスはそこにチャンスとばかりに魔法を打ち込む。

「『風息《ウィンドブレス》』!」

 風属性、初級魔法ーー『風息《ウィンドブレス》』。レクスが今日風魔法を取得して、初めて使う魔法。どうなるかは本人もわからないーーー。

 レクスが『風息《ウィンドブレス》』を発動すると、レクスの前方に小規模の風が発生し、コボルトへ向かって吹き出す。ーーが。

「グルウウゥ?」

 何が起こったの? とでも言うような感じで首を傾げるコボルト達。

「……ダメージは無い……と」

 う~ん……。他のも試してみましょう。

「『風弾《ウィンドバレット》』!」

 『風弾《ウィンドバレット》』を発動すると、空中で風が収束し、球の形に。やがてそれが複数形成され、勢いよくコボルト達に向かっていく。

「グルウウゥゥ!?」

 今度はきちんと威力があったようで、コボルト達は『風弾《ウィンドバレット》』が直撃し、呻き声をあげながら吹っ飛んでいった。そのままコボルト達は背後にあった木に激突し、息絶えた。

「ふぅ……取り敢えずは倒せましたか……」

 レクスは額の汗を拭うような動作をしながら呟いた。




◇『取る』項目を二つ選んでください

HP    1210

MP    1497

攻撃力   804

防御力   1047

素早さ   2289


スキル

脚力強化(小) 威圧(小) 風魔法Lv.1




◇『取る』項目を二つ選んでください

HP    1836

MP    2011

攻撃力   1059

防御力   1572

素早さ   2793


スキル

脚力強化(小) 威圧(小) 風魔法Lv.2



ーーーーーーーーー《以下略》





「……風魔法と……後はーー」

 ……目ぼしいスキルも特に無いですし…………。魔力と……素早さを少し取って……。防御力も取っておきましょう。

 レクスは習得できる全ての風魔法を取り、魔力、防御力を中心にステータスを上げる。




◇条件を満たした為、『風魔法』に以下のアビリティが追加されました

『中級魔法』



「おお……! 中級魔法……! 後で試してみたいですね……!」

 レクスは興奮したようにそう言った。




レクス   Lv.27

HP   23642/23642

MP   4921/13374

攻撃力  25034

防御力  5572

素早さ  15924


スキル

『日常動作』『棒術・改(5/10)』『脚力強化(中)(0/10)』『威圧(中)(0/10)』『突撃(2/10)』『水魔法(4/5)』『風魔法(1/10)』『飛翔(1/10)』


アビリティ

『棒術・改』ー『強硬』『器用』『強打』『魔力纏』

『水魔法』ー『初級魔法』

『風魔法』ー『初級魔法』『中級魔法』

『飛翔』ー『安定』『速度上昇』




◇『取る』素材を選択してください

『コボルトの魔石』×5

『コボルトの毛皮』×5

『コボルトの牙』×5

『コボルトの尻尾』×5





 レクスは慣れた手つきで全ての素材を選択し、袋の中へ放り込んだ。

「さて……と」

 もうそろそろ帰りますかね……。

 時刻ももうそろそろ昼に差し掛かる頃。昼食の時間だ。コボルトの牙も7本以上集まったし、丁度いいだろう。

 レクスはユビネス大森林帯を出るべく、元来た道を引き返していった。








 

 

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